安田佳生のレビュー一覧
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正直、文章の構成力はあまり上手ではないように感じた。「しかし、〜」と書かれた段落のすぐ後に、また「しかし、〜」と続いたり、そういった細かい箇所が個人的には気になる。が、読み進めていくともうあまり気にならなくなるぐらい、内容がとても惹きつけられる。
ためになるフレーズ(?)はたくさん出てきたが、中でも108ページは、このページ丸々全て刺さった。"ビジネス面" と "人生" の双方に問われる、人間としての本質。もっと言うと、"日本人" としての本質について書かれている1ページだ。
本のタイトルがすでに面白いが、各セクションの見出しも「何それ!?何の話!?」と興味をそそられる。かつ、それぞれのセクションも短く、本自体も分厚くないので、空いた時間にさっくり読めるのが良い。
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ネタバレ採用の超プロが教えるできる人できない人 (サンマーク文庫) 文庫 – 2006/3/2
単行本2003/1/31
「ほんの少しの才能」を持つことは、それほど難しいことなのだ
2018年7月31日記述
安田佳生氏による著作。
1965年1月19日、大阪府に生まれる。桃山学院高等学校卒業後、18歳でアメリカ合衆国に渡り、オレゴン州立大学で生物学を専攻。
帰国後、株式会社リクルート営業部に就職。
1990年11月21日、人材コンサルタント会社の株式会社ワイキューブを設立。
倒産前は人材コンサルタントにならび、中小企業向けのCI・企業ブランディング支援も行なっていた。
2011年3月30日、株式会社ワイキューブが民事再生法の適用申請した。
資本金8,775万円、負債約40億円、倒産時の従業員88名、売上のピークは2007年5月期の約46億1400万円。
2013年、ニート(若年失業者・無職者)による会社「NEET株式会社」の設立に参画。
以上のようにWikipediaで紹介される著者。
倒産などの憂き目にあってもなお、世の中への発信を続けているしTwitterの発言も勉強になる。
他の著作にも目を通してみたいと思っている。
本書は2003年1月サンマーク出版刊
2006年3月1日サンマーク文庫初版発行。
本書もいわゆる自己啓発書のような表現も目につくが・・・身も蓋もない話もある。
ただその冷徹な現実を踏まえ経営し行動し判断していくべきだろう。
印象に残った点を列挙していくと
会社が目指すべき大前提は、できる人間が辞めないことである
彼らの実力を正当に評価すること
地位の向上もあるが、端的には報酬のアップ
100の実力を持った社員には120の仕事を与える
(鍛える意味でも)
*ただ120、130というのが肝心な所だ。
東芝の不正会計問題では
100のちからのある社員に200以上の無理難題をチャレンジを称し無理やりさせた所から改ざんが相次いだ。
成功するには、人一倍の努力と少しの才能の両方が必要不可欠なのだ
バカではないこととほんの少しの才能とは全く別のものなのだ
たとえば商品開発なら、商品開発の源である「クリエイティブな力」が必要だし、営業ならば、顧客のニーズを察知できる「マーケティング力」や「コミュ二ケーション力」が要求される。
そしてたいていの経営者は、バカでないかぎり、その仕事に必要なスキルがゼロということはないと思っている。
しかし、これはとんだカン違いで、そうした力、つまり才能を、バカではないにもかかわらず、1%も持ち合わせていない人間は、意外と多いのである。
「ほんの少しの才能」を持つことは、それほど難しいことなのだ
力を入れて採りに行かないと、本当にいい人材は絶対に来ない
会社の成長を本気で望むのならば、入社後の研修や教育にお金をかけるより、採用にかけるほうがずっと効率がいい。
いい人材は簡単な研修で仕事ができるように
なるし、逆によくない人材はどれほどの研修費用をかけても、できる人材にはならないからである。
上司が育てたと自慢する部下は、自分で育ったのである。
採用時はイマイチだったが、できるようになった人材というのも、採用の段階では本当の能力を見抜けていなかったということなのである。
古田がカツノリになる可能性はある!
いい環境が無ければ、せっかくの才能も花開くことはないのだ。
仕事ができる経験者が人材マーケットに流れてくることは殆ど無い
仕事ができる経験者はよほどの事情がない限り、辞めようと思わない
仕事ができる経験者は待遇面でも恵まれている
仕事ができる経験者は、辞めるときにはたいてい次の職場がすでに決まっている
自分は仕事ができるという思い込みそのものが「できる人」になれない最大の理由ということにさえ気づかない。
もし、仕事ができないことを自覚できる能力があれば
自分のできない部分に気づき、仕事ができる人間になろうと努力もするだろう
職場に害をなす経験者は、即戦力ならぬ「即害力」で、最も敬遠すべき人材である
しつこいようだが、仕事のできない経験者だけは採用してはいけない。
元気がいい人というのを採用の基準にしてはいけません
指示通りにやれる人間以上に希少なのは「自分で仕事をつくり出せる人間」
営業職の分野においては、コアとなる人材はプロパーで育てるしかないという。
私が新卒者にこだわり、顧客企業にもそれを勧めているのは、中途採用で仕事ができる人間に来てもらうのは、これほど難しいことだからである。
残念ながら、日本の転職マーケットにやってくる人材の殆どが、ピラミッドで言えば、底辺に近い所にいると断言しても言い過ぎではないのである。
社会に出て2年の経験など何の役にも立たないということを、身をもって知ったからだ。
一般に、ほかに売れるキャリアを身につけるためには10年、早くても7、8年はかかると見ていい。
それだけ働いて実力をつけてから、そのキャリアを活かして転職をすると
いうのであれば、それは発想として正しい。
世の中で転職が多いというが、実はそれは3割程度に過ぎない。
ピラミッド底辺にいる同じ人が、色々な会社をぐるぐる回っているだけなのである。
伸びる素材を持って入ってきた新入社員の周囲に配すべき人間は「まだまだ足りない」という自覚を持って仕事に取り組んでいる人間である。
それを見れば、「あれほどやってもまだ頑張っているとは言えないのか」と考えるに違いない。
そして、自分の目標を高いレベルに置くだろう。
結果として、よい習慣が職場に伝染していくことになる。
人はそれほど環境に左右されやすい弱いものであるし、限りなく怠け者だということを、経営者は知っておいた方が良い。
経営者が社員を満足させられない以上、社員は客を満足させられないという当たり前の事実に、経営者は早く気づくべきだ。
新卒の場合、ゼロからの出発で大差はないと思ってしまいがちだが、それが間違いである。
違う親から生まれ、20数年間それぞれの環境で生きてきた人間が同じであるはずがない。
お互いが100%わかり合うのは不可能であるという前提に立って、コミュニケーションしようとしているかどうか
言った言わないの争いが生じて、あの時言ったじゃないかという言葉を連発する人は、コミュニケーション能力は低いと見ていいだろう
言ったことは伝わると思い込んでいて、相手に本当に伝わったかどうかを確認しようとしない。
つまり、伝えることの難しさを知らないのだ。
用意してきた話や的外れのことをひたすらしゃべり続ける学生はコミュニケーション能力が無いと判断していい。
ナンバーワンとは言わないが、少なくとも上位5%くらいに入る人でなければ部下を持つ資格は無い。
相手を信用しているからこそ、簡単に裏切れないような状況を用意しておくべきだ
主導権を握るためには、相手側により大きなメリットを与える必要がある -
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・「常識とは、十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」(アインシュタイン)
・何を「勤勉」と言い、どういうことを「努力」と言うのかという「言葉の定義」が昔と今では違っている
・自分の能力を本当に信じているなら、「オレはこの程度ではない」とおもっているはずである。
・成長とは「自分を捨てる勇気」と言ってもいい。
・どんな投資でも、一手先の戦略よりも、三手先で回収する戦略のほうが、勝率が上がって、リターンも大きくなる。
・自分の人生を納得できるものにするためには、常識や、他人や会社の基準に惑わされない自分自身の「軸」が必要なのである。
・人間は執着するのもが少なければ少ないほど、楽に生きることができる。
・どんな人生の、どんな状況においても、私たちはリスクと無縁ではいられないのである。
・人生において最も大きなリスク。それは、周囲の人の常識に流されて、本当のリスクを自覚しないまま生きていくことだ。
2021.4.30 -
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著者の会社はリーマンショックと社員の給料を上げたことにより倒産した。しかし、マーケティングや「チーズはどこ」「ダメな自分を救う本」等の自己啓発の要素が網羅されている面白い成功哲学であると思う。
なぜ千円札を拾ってはいけないのか?
千円札を拾うことで視野が狭くなる。
目先のことしか見えなくなり長期的・大局的な視野がなくなる。
その結果より良いものに気づかなくなる。
大切にすべき本質(目的・ゴール)を見極める。
成長とは変化すること。変化するとは何かを捨てること。怖いけど。
慣れたやり方や環境・安定を捨てる勇気が必要。
成長とは自分を捨てる勇気。
成長できる人は間違った階段を登らなかった人ではない。
間違いだと気付いた瞬間に躊躇せずに今いる階段から飛び降りることができた人。
降りられない人は 自分を正当化する言い訳をしているだけ。降りられるように事前に「ここまで」という基準をつくる。
仕事のやり方を劇的に変える方法は深く考えることであり、 考える時間が必要。
短期的にみると、得するようなことを捨てることでより大きな利益に目を向けることができる。
3手先を見据える。
お金は実際に使わないとうまく使えるようにはならない。 失敗して失敗から学ぶことで、上手なお金の使い方を学ぶ。
お金というのは 本来ただの共通概念、あるいはツール。
お金が持つエピソード ではなく、効果の高さで使い方を決める。
必要以上にお金が持つ歴史に思い入れしない。例(苦労したお金は大切に)
足りない時にする補充はマイナスの穴埋め。 プラスの戦略ではない。
「贅沢」「もったいない」「無駄」 といった基準 は人によって違う。自分の軸をもつ。自分が価値を感じられる使い方をする。
文化というものは 数や量ではなく質。( 数値化できない) 大切なのは世間の価値ではなく自分にとっての価値。
お金には上手な使い方があっても正しい使い方はない。人によって価値がちがうから。
どんなことにもリスクがある。変わらないということが 一番のリスク。
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ネタバレ手に取った理由
仕事を探すのに何を重視すればいいか採用のプロの目線から聞きたかった為。
心に残ったフレーズ
求人市場は過去の経験や地位ではなく入社後にどんな利益をもたらしてくれるかという能力。
仕事とプライベートを分ける人はプライベート=人生と言う構図。人生だと仕事の時間のが圧倒的に多い為耐えられなくなる。
生き方のセンスのいい人は何に命をかけるべきなのかを知っている人。
ソニーに入るよりソニーを創るほうがずっとカッコイイ。
一年後に自分の人生が終わるとしてもその会社を選びますか?
話すのが好き=接客業は間違い
接客業に向いているのは話し好きの人ではなく相手に喜んでもらえることに喜びを感じられる人
営業マンには誰とでも話せるという人よりは人の話をじっくり聞ける、臆病なだけに相手の気持ちが読めてしまうというような人のほうがむいていたりする
誰と働くかということは想像した以上に仕事の質に直結する。
顧客から電話がかかってこない営業マンができる営業マン。→顧客は用事があるから電話を掛けてくる。顧客から電話がかかってくるということはその営業マンに顧客の要求や考えを察する能力がない証拠。 -
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*頑張らないで成果をあげるやり方を見つける努力が必要
*人と同じ事を人より長時間やる所に解決策はない
*もっとも大切な能力は「新しいものを生み出す能力」
*あと0.01秒を縮める方法ではなく、車を使うかジェット機を使うかといった、「全く別の方法」を考える
*やるかやらないかというときは、それが新しいものであればやる。今やっていることを続けるか続けないかというときは、それが今までずっとやってきたことならやめる。
*今の自分に似合う服を着るのではなく、オシャレな服に自分を合わせる(今の会社の規模や事業に合った戦略を選ばない)
*自分が成長し、自分がその仕事のキーマンになったら、自分がいなくてもできる状態を作る事
【コメント・感想】
目の前の利益でなく、先の利益を考えなさい、という趣旨の本。
レバレッジリーディングで紹介されていた本の一つで、納得できる内容だった。
ベストフレーズは「やるかやらないかというときは、それが新しいものであればやる。今やっていることを続けるか続けないかというときは、それが今までずっとやってきたことならやめる。」優柔不断な私にとって、凄く勇気付けられた一文。 -
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・「自分がどんな人生をおくりたいか」、それがはっきりしていないのに、本当に自分に合った仕事なんて見つけることはできない。仕事を選ぶことは人生を選ぶこと。
・悔いとは、「できなかった」という結果に対して抱く感情ではない。悔いとは、「やらなかった」というプロセスに対して抱く感情だ。
・仕事をすることそのものが目的なのではない。仕事を通じて何を実現したいのかということ。
・成功する人としない人とに何らかの違いがあるとしたら、それは自分の夢や将来を信じているかどうかということだけだ。
・「何をするか」よりも、「誰と働くか」に注目して仕事を選んでみる。
・人間の成功・不成功は、その人にどういう習慣があるかで決まる。
・仕事も人生も、結局は「好きか嫌いか」で選べばいい。 -
Posted by ブクログ
・新しいものを生み出す「アイデア」は「ひらめき」だと思われているが、本当は「発見」である。アイデアとはゼロから生み出されるものではなく、そこにある誰もが気づいていないものをちゃんと見つけることだ。
・仕事ができるかできないかということは、「混沌とした多くの情報の中から、それが仕事の本質にかかわる情報かどうかを判別できる能力」を持っているかどうかである。
・スキルアップとは「ボツ案」のレベルを上げること
・趣味の目的は、プロセスを楽しむことにあるが、仕事の目的は、結果を出すことにある。
・人には、アクションに結びつく理解と、アクションに結びつかない理解がある。
内容を理解する→同感→共感
「共感」は、最初から自分の中にあったわけではないが、相手の感情にふれたことによって、自分の感情がそこに一致するということ。
・好きは損を超える、得は嫌いを超えられない。