砂川文次のレビュー一覧

  • ブレイクダウン

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    芥川賞作家の描くバイオレンス作品に期待したが・・・。
    どうも流れに乗れず読むのに苦労してしまった。
    シーンが過去に行ったり・・・と、余分なところもあったような感じ。

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    2025年11月24日
  • 小隊

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    実際に戦争状態になった際、戦場で自衛隊(陸自)がどのようになるのか、イメージを持つために購入。

    原作の小説はウクライナ戦争前に書かれていることを注意する必要がありますが、例えば、トランシーバーでやりとりしてても、戦闘状態になりネットワークが混線し役立たなくなると、人が各陣地に直接行って状況確認せざるをえなくなるとか、リアルに描かれてます。陣地・塹壕も「こういう感じなのか」とイメージがつきます。

    ウクライナ戦争において、各メディアで、Starlinkなど通信の重要性や私用スマホの危険性、ドローンの活躍などが報道されていることから、今後、戦闘の様子もマンガとは異なってくるかと思いますが、仮に「もし今、戦争が起こったらこんな状態になるのだろうか」と想像することができます。

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    2025年10月31日
  • ブレイクダウン

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    バイオレンス&アクション&復讐&ヤクザ&警察の闇──小説でした。
    砂川さんといえば芥川賞作家のイメージなので、こんなアクション小説も書かれるんだ…と驚きました。
    北海道のロシア(ソ連)領で行われる密漁…ベトナム戦争に極秘裏に参加させられる自衛隊員…等々、公にならない国家の犯罪が次々と明るみになる展開はスリリングでとても面白かったです。
    国家間の政治の犠牲になる漁業、警察の腐敗など…巨大な組織の腐敗や身勝手さが描かれていて、その組織に使い捨てにされる「兵士」の悲惨さ虚しさが伝わってきます。その中で「戦士」として生きようとする男の苦難。
    それにしても、ホントにここ日本?と思うほど、めちゃくちゃ主人公サイドが殺しまくるので、度肝を抜かれます。出版社の紹介文で『怪物級無敵男』と評される佐川という男がいるんですが、まさにその通りすぎる怪物ぶりで、めちゃくちゃ強いんですよね。最初はちょっと強すぎない?と戸惑いが大きかったのですが、次第に佐川の無双っぷりを楽しみながら読んでいました。

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    2025年10月26日
  • ブレイクダウン

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    ネタバレ

    少しずつ純文学から移行してきたが、前作、今作で明確に冒険小説の作家宣言をされたようだ。
    もちろん冒険小説は大好きで原りょう、シミタツ、ディック•フランシスなどを今でも読んでいるのだが、砂川文次のいじけた主人公の内面描写が好きな者からすると筋立てを追うがためにその部分があっさりと通り過ぎてしまって物足りない思いがする。また、私が嫌いなスーパーマンが登場してくるのも気に入らない。不死身なヒーローが登場すると主人公のイジイジした描写ができなくなるじゃないか…
    しかし芥川賞受賞作「ブラックボックス」で惚れこんだ砂川推しの私からは⭐️4を付けざるを得ない。

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    2025年09月20日
  • 小隊

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    元陸自幹部の著者がリアルな戦闘を描く。

    1作目は表題作。
    政治が混乱している合間を縫って、侵攻目的が不明なロシア軍旅団が北海道内に侵攻してくる。
    長い待機の末に、主人公が所属する中隊も他部隊と共に防衛の戦線を開く。
    主人公は自分の受け持つ小隊の小隊長として初めての戦闘指揮を執ることになるが。。

    2作目は人生に倦んだ元自衛官が刺激を求めてPMCに参加し、バグダッドで対テロ警護任務に就く話。

    3作目は幹部候補生時代の過酷な行軍中に白昼夢のように過去と現実が混じりあっていくある意味トランス状態のような話。

    2作目と3作目は正直、微妙な印象だったが、1作目はよくここまでリアルに戦闘経過を描けたなと感心する出来だった。
    まさにプライベートライアンを見ているよな気分になった。

    実際の戦闘が始まった時、イデオロギーや感情の入り込む余地は無くなり、ひたすら虐殺の場が出来上がるだけである。
    そこではすぐ隣にいた同僚が即死しても感情が動くことは無くなり、ただただ体が動くだけという世界。

    一度、戦闘が始まってしまえばそこには命の大切さも輝きもなくなり、他者がモノような価値になってしまうのが心底恐ろしいと思った。

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    2025年07月03日
  • 小隊

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    台湾有事の可能性が高まった今、戦争が起きたら、自衛隊の方々はどういう事をするのか、リアルに想像できる。さすが元自衛隊の方が作家さんなだけある。


    普段聞きなれない言葉がとても多いので、スマホで調べながら読んだ。掩体とか、交通壕とか。


    小隊とか大隊とか、分隊の定義は書いてほしかったな。


    中国じゃなくて、ロシアが北海道から攻めてくる、てとこが、またあり得るなー、と思う。ウクライナに侵攻した事を考えると、なおさら。北方領土の問題もあるしね。


    戦闘中であってもコーラが飲みたいとか、めんどくさいとか、感情の描写が人間くささを醸し出してる部分と、戦闘で人が死んだり、「肉片が〜」のような緊迫感のあるアンバランスな描写が、うまく書かれて次々とページを捲らせる。 


    また、相手の兵士がほとんど出てこないことが、結構怖い。敢えてそういう書き方してるんだね。砲弾や砲撃が、次々と連続してくるとこが、何ともしようがなく、絶望的で、主人公が生き残っていることが、たまたまであるとこが恐ろしい。


    相手の兵士が出てこれば、「ジョン・ウィックみたいにやっつけければいいじゃん」て思えるけど、そんな事一切お構いなしで、ドーン!てくるんやな、て思うと、ウクライナの戦争もこんな状態だったんだろうと思う。


    読み進めていくうちに、ふと疑問に思った。
    ここ日本なんだよね。
    ホームだよね。
    なんでここまで劣勢なの?
    装備も弾薬もたんまりあるんじゃないの?


    本当に自衛隊は日本を守れるのか。
    もし、守れないなら、それは自衛隊の人たちの
    せいではなく、ここまで侵攻を
    ゆるしてしまいかねない、
    政治的な判断が、最も重要な問題だ、
    という主張なんだろうか。

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    2025年05月04日
  • ブラックボックス

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    ネタバレ

    読楽コーナーに1冊表紙が真っ黒な本があり、吸い込まれるように本を手に取りました。本について検索してみたところ、第166回芥川賞受賞作でした。主人公は自転車配達の仕事をしており、毎日同じことの繰り返しに飽き飽きしていたがこの先どうすることも無い人生だと諦めていた。ある日、ちょっとした事で刑務所に入ることになるというお話です。タイトルにあるブラックボックスというのは「毎日同じことを繰り返す人生だとしても明日はどうか分からない。」また、人が心の内に秘めている善か悪かは分かりませんがそういったことを表しているのだと思いました。主人公の感情の変化や社会構造への苛立ちが感じ取れる作品でした。

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    2025年05月02日
  • 小隊

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    ネタバレ

    『小隊』
    文藝春秋の砂川さんと小泉悠さんの対談で兼ねてより読んでみたいと思っていた作品。
    2022年にウクライナで戦争が始まったことはひどくショッキングでありセンセーショナルであったので、日々戦況や惨状を割とニュース等で追っていたが、そこで戦っている人の様子はなかなか想像がつかなかった。この作品を読んで、戦場での個人の目線を一つ与えてもらえたように感じた。
    死が紙一重に隣接する戦闘の中で、頭中沸騰しながらも訓練で培われた戦闘所作はオートマティックに体を動かし、そして時々私生活のあれこれが思考に去来する。何日も風呂に入れず痒い全身、体を締め付ける重い装備、散らばった肉片のディティールや、集団内における個人の打算への怒りと葛藤。
    戦場には多数の確かな個がいながら一度向かい合えばこれもまたオートマティックに味方と敵に別れてしまう。外にいれば分からない、これが戦争が絶えない理由の一つかもしれないと感じた。

    『戦場のレビヤタン』
    傭兵としてセキュリティー会社からイラクの施設に派遣される元自衛官の話。「イラクの砂漠に伸びる果てしない一本道と、十勝の雪原の風景とがオーバーラップした」

    『市街戦』
    自衛官の幹部候補生の演習中の話。舞台は九州は佐賀から長崎にかけて、行軍・戦闘演習が行われる。Kはリーマン・ショック時代の就職氷河期世代のようだが、就職難から自衛官になったのではない様に思われる。正直Kにドン引きしてしまうシーン(回想または白昼夢?の内容)もあったが、自分が生きる場所がここではない感という点では理解が出来る気はした。そして、一種エマージェンシーな状況のほうが生を感じられているのではないかという体験はわずかながらにも自分にもあった。(今となってはPTSDに近いものもあるので二度とごめんだが)
    現在、高校世界史の勉強を今更ながらしている。(高校地理選択で歴史がさっぱりなのだが、歴史的文脈が分かれば日々目に留まる情報がもうちょっとは面白くなるかもと、今更ながら)安直だが、人間が幾多の戦いの末勝ち残ってきた生き物であるならば、緊急事態に生を見出すことは生物的にはあり得るのかもしれないとも感じた。

    3作品を通じて…
    専門用語が多いので都度検索しながら読み、大変勉強になった。2025年現在の世界の価値観は少し変化してきているように感じられる。力(軍事や経済)の論理を良しとする傾向を感じるが、戦争が良しとされる世の中にはなってほしくないと思う。

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    2025年03月02日
  • ブラックボックス

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    人生に対するぼやっとした不安 同じ氷河期世代なのだろうか、日頃感じている表現しにくい不安をうまく表現している。どんな仕事も長く続かず、メッセンジャーボーイをしている主人公。いつまでも続けられないと感じつつ、かといって正社員になる行動もとれない。それどころか、家に訪ねてきた税務署員を殴り、どんどん廃退するのだった。

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    2026年01月01日
  • ブラックボックス

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    制度があったりルール強くある方が楽に生きる事ができそうだ。今風の会社で勤めることのトレンドとして自分の意思が会社の意思よりも反映されやすく、パワーバランスが昔と逆転している気がする。
    (フレキシブルな働き方、週休3日、転職のハードルが低くなったり)
    自由を求め、何にも縛られない生活が良いのかなぁと信じているのはムショに入る前のサクヤ。冒頭の
    「信号なんかに足止めをくらいたくなかった。」
    が分かりやすい。
    自由であり、自分の意思で物事を決める事ができるようになった今の時代には、生活には溢れるように娯楽が転がっている(ネトフリ、YouTube、スマホゲーム等)。そのせいで、「このままじゃダメだ。」と思っていても、そんな思念を上書きするかのようにあらゆる娯楽が時間潰してくれる。そして、現実生活と向き合う事をおろそかにしてしまう。向き合わなくてもある程度満足出来てしまい、現実に起きた些細な事に対して無視できてしまう。だから、昨日と今日は全く違うのに今日を吸収しようとしなくなる。

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    2024年10月30日
  • ブラックボックス

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    芥川賞私小説読むシリーズ。なかなか好き。生きづらい人間が沈んでいくなかに何かを見出す話は古今東西ハズレがない。

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    2024年09月20日
  • ブラックボックス

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    主人公の「このままでいいのか」と焦りや不安がひしひしと伝わる作品でした。コロナがピークだった時は、給料が安定しない会社で働くことに不安を感じる人も多かったと思います。

    前半後半で大きく場面が変わり、後半に入ったときは『なぜ、刑務所にいるのか』と困惑したけど、徐々にその経緯がわかっていきました。

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    2024年07月03日
  • ブラックボックス

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    砂川文次『ブラックボックス』講談社文庫。

    初読み作家と思っていたが、どうやら2作目のようだ。この作家の先に読んだ第164回芥川賞候補作『小隊』が面白くなかったことを思い出す。

    元自衛官の作家による第166回芥川賞受賞作。

    バブル崩壊後の失われた30年と言われる長い不景気、新型コロナによる社会に漂う閉塞感。いつの間にか不安定な非正規雇用が当たり前という時代になってしまった。そんな嫌な雰囲気の中で物語は展開する。

    前半は読む限りでは、主人公のサクマが現代の非正規労働に苦しむ若者たちの姿と重なり、可哀想に思った。しかし、中盤過ぎの展開からサクマが何事にもだらしなく、直ぐにキレて暴力を振るうが故に仕事が長続きしなかったのだと知ると同情心は粉々に砕けてしまった。

    物語の構成は少し変わっていて面白い。唐突に主人公のサクマの現在の置かれた状況を描いてから、何故そういう状況に陥ったのかが描かれるのだ。

    特に唐突だなと思ったのが中盤過ぎの展開で、何故かサクマは刑務所に収監されているという場面だ。小さな山谷があるくらいで、眼を見張るような展開は無い。では、出所してからのサクマが描かれるのかと思えば、そうでもなく、結末が曖昧なままに小説は幕を閉じてしまう。


    自衛隊の辞め、次に勤めた不動産会社も辞め、その後もアルバイトを主とした職業を点々とし、今は都内で自転車メッセンジャーの仕事に就いているサクマは焦りと苛立ちを感じ始める。

    そんな中、同棲中の彼女が妊娠し、サクマはさらに焦りと苛立ちを募らせる。

    場面は変わり、サクマは刑務所に居る。一体何が……

    定価682円
    ★★★★

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    2024年02月28日
  • 小隊

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    北海道へロシアが軍事侵攻してきて自衛隊が食い止めなくてはならなくなった日本。戦争が始まるという実感がなく戦闘が始まる瞬間まで現実逃避をするリアリティとか、頭は上の空なのに訓練で作られた身体が勝手に動く緊迫感とか元自衛隊員の著者だから書けた話で圧倒された。

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    2023年04月18日
  • 小隊

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    何を見て、この小説にたどり着いたかは覚えていないのですが、
    近未来に、ロシアが日本に上陸。攻めてきた話。
    戦闘シーンの描写もすごいですが、著者ならではの自陣内でのやり取りの重きを置いた流れです。
    読み終わって、
    自分も、汗と泥を洗い流したいと思うような疲労感が得られます。

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    2022年12月24日
  • 臆病な都市

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    うわっ!すっげぇ。

    それが、この本を読み終わった時の印象ですね。中身を読みかえれば、いまの新型コロナウイルス感染症にまつわる騒動の事を書いていると思えなくも無いですが、本書の中では事態はより深刻になっていきます。

    いや、新型コロナウイルス感染症の話だけではないかもしれませんね。一部の行政手続きに関する、強烈な皮肉かもしれません。

    そのくらい既視感があるのは気のせいでしょうか?

    なんかめっちゃ考えさせられる作品でした。

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    2022年06月20日
  • 小隊

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    芥川賞を取った作家の戦争小説でした。

    元幹部自衛官という経験を活かし、味方と敵、日常と非日常、生と死、そしてそれらの狭間について、専門的な用語をとことんを使って物語を書いていました。

    読者に忖度せず、自衛官という主人公の視点で語ることで、今までの小説にない臨場感と緊張感が伝わってきました。

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    2022年06月04日
  • 小隊

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     表題作を含む短編集。主人公を極限状況に置きつつ、しかし平和な日常生活と地続きであることを自覚させつつ、人間の存在とは何か、生きるとは何かを問い続ける。文学的価値は非常に高い。内容が重くて娯楽性は低く、簡単には読み進められないけれど。

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    2025年12月07日
  • 臆病な都市

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    地方公務員(区役所の人とか)ってやっぱこんななんだ・・・
    市役所に勤めていた友人も、9時5時でお気楽な感じだったもんな・・・
    コロナ渦の今だと、下界(私のいる医療業界とか)はてんやわんやなのに、保身第一で働いているのか・・・
    お役所のへんな理屈で税金の無駄使いをジャブジャブしているのか・・・

    フィクションだけど、誇張されているんだろうけど、きっと都庁とか区役所勤務の公務員ってこんななんだろうな、って思ってしまうわねー。

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    2022年02月06日
  • 臆病な都市

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    『臆病な都市』は、新型感染症に対する集団ヒステリーと官僚組織の不条理を描いた小説だ。

    『臆病な都市』の中で描かれている新型感染症に対する集団ヒステリーや、大衆の行き過ぎた正義感は、現実世界のコロナ禍でも起こった出来事だ。コロナ禍をモデルにした小説かと思いきや、この小説はコロナ禍が深刻になる前に群像に掲載されている(2020年4月号)。中編小説なので、書かれた時期自体は新型コロナが話題になり始める時期よりも前のことだろう。『臆病な都市』はコロナ禍を予見した小説でもあるのだ。

    『臆病な都市』が描いたのは新型感染症に対する大衆のヒステリーだけではない。東京都庁を舞台に組織の不条理を描き、システムを無批判に受け入れることがどんな惨事をもたらすかについて警鐘を鳴らしている。

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    2021年04月14日