砂川文次のレビュー一覧

  • 小隊

    Posted by ブクログ

    リアルな戦場を描いておりますが描いただけで終わりだったのかなと感じました。ブラックボックスもそうだったのですが結局読み終えて「で?」としか思いませんでした。(わたしの感受性の問題だと思います)

    0
    2022年12月08日
  • 小隊

    Posted by ブクログ

    戦争って綺麗事じゃないよなということを、まざまざと感じた。軍備に詳しい人なら、読後感が違ったものになるかもしれない。

    0
    2022年11月05日
  • 小隊

    Posted by ブクログ

     北海道に展開する自衛隊が、いかに作戦を展開するのか。ロシアのウクライナ侵攻でがぜんリアリティが出てきた舞台設定だ。給料と引き換えに戦闘行為に身を投じる覚悟があるか。国を守るために銃をとる覚悟があるのか。銃を手に取るということは、すなわち標的になるということだ。私は、殺す側にも、殺される側にも立ちたくない。

     タイトルになっている短編のほか、現代の自由主義世界に住み、かつ兵士になることを選ぶ価値観について様々な解釈をしている。生きている実感と言われれば、そうかもしれないが、本質は殺すか、殺されるかだ。

    0
    2022年08月16日
  • 小隊

    Posted by ブクログ

    実家が道東なので、地元が戦場となったらどうなるのか、被害シミュレーションも兼ねて読みました
    戦争も仕事と同じ事前の準備、段取りが大事なんだと思いました
    実際準備している時間は相手の動きで封殺されたりするので、色々な事態を想定した準備や訓練って大事だなと痛感しました

    0
    2022年06月06日
  • 小隊

    Posted by ブクログ

    戦争物「小隊」「戦場のレビヤタン」「市街戦」3編
    【小隊】
    ロシアが北海道に侵攻し、陸自が防衛する戦闘を描いている。元自衛官の筆者が描く戦闘シーンは超リアル。息つく暇もない筆致で自分も戦場にいるような感覚でした。
    ロシアのウクライナ侵攻と重なり、圧倒的火力の脅威がどれほどのものかを具体的に感じ取れました。ジャベリンは安いから戦車からジャベリンにきるかえるべきとか言うワイドショーレベルの財務省に読んでほしい。
    【戦場のレビヤタン】
    息苦しい主人公と生き苦しい自分と重ねる
    なるべく遠ざけている「死ぬまで何をしていればいいのか」がぶり返す。
    不快感にどっぷりつかってこのまま生き続けるのかと思うと憂鬱

    0
    2022年06月04日
  • 小隊

    Posted by ブクログ

    ふつうの感性の人間が、自分ではどうにもならない極限状態に置かれたときに、瞬時瞬時の経験をどのように感じ、どう行動するのかを小説として表現したのだと思う。戦闘する自衛隊が舞台となっていることは、著者が説得力に満ちたリアリティを与えやすいということで選ばれているに過ぎないのではないか。この小説をもって国防や外交を考えるというものでもない。

    0
    2022年06月01日
  • 小隊

    Posted by ブクログ

    実に生々しくて、読んでると鬱屈した感情になってしまう場面もありましたが、この作品こそが、著者の思ったままの生身の表現なんだと感じました。
    元自衛官の著者だからこそ描ける、訓練の過酷な
    部分など、戦地のリアルさを伝えていると思います。

    0
    2022年05月25日
  • 臆病な都市

    Posted by ブクログ

    コロナ騒ぎを想起させる“けり病”、検査済み証のワッペン、恐ろしい無邪気な善意の拡大。義務を権利と言い換えて、静かに進行する狂気が行き着く先は収容施設…「これからもふざけた態度をとったり悪態をついたりはするだろうが、よもや仕組みにも最大公約数にも逆らいなどしない。ぼくの安全と安心が保障されるのなら、他に何もいらない」主人公の最後の呟き。だめでしょう。長期化するコロナ対応に関心持っていないと社会はどんどん変質していってる。みんなの意思で…

    0
    2022年05月18日
  • 小隊

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ロシア軍が日本に突然攻めてきて北海道で自衛隊と衝突 その最前線の小隊長視点でのお話

    まず専門用語が多すぎて何言ってるのかわからない なのでリアルなのかもどうかも判断できない なんか大変だなー で最後まで終わった

    最後の見せ場はまさかの小熊さんバックれてたのかよくらいでなんだかなぁと

    多分作者の言いたいことは「自衛隊は実際の戦闘したら弱いですよ あの連中形だけですわwww」なのかなぁと

    0
    2022年04月23日
  • 臆病な都市

    Posted by ブクログ

    新たな感染症というタイムリーな題材なので、どうも現実の暗喩を探してしまうが、主題はどちらかというとありもしないものに惑わされる集団心理というほうが適切かも。また、公務員の仕事がかなり具体的にイメージできるシーンが多く、実際こんな仕事ばかりだったら、ホントに公務員にはなりたくないな、と思わせる描写。

    0
    2021年03月03日