森バジルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ地元福岡が舞台と聞いて購入。
正直、よくわからなかった。
軽くて読みやすい文体、主人公小石と蓮杖の凸凹コンピという設定は楽しめたし…なにより第1章から「探偵を頼ってきた依頼者が、実は探偵を試していた」という展開には引き込まれるものがあった。
その一方で、世界観が狭く感じた。閉じた世界でドロドロやっている感じ。
登場人物のほとんどが親の離婚で名字変更、この事件の登場人物も親の離婚で、あの事件も…のような。
また、ほとんどの登場人物のターニングポイントが中学高校というのも浅く感じてしまった。多感な時期の出来事、ましてやネガティブな出来事はその後の人生や人格形成に大きく影響する…というのはわかるが…結果として、「地元というサークル内の出来事」みたいなこじんまりとした印象を受けた。
内容も、軽妙な文体とは裏腹に特殊なものが多い。近親関係、未成年との肉体関係、二次元キャラクターとの恋愛関係などなど…この辺りに面食らった。
最終章の犯人、黒幕も意外性はあったと思う。
とはいえ、前述の件もあり、なぜか「してやられた!」という驚きや脱帽というものは感じなかった。
ただ、そういった閉じた世界観を感じたことは否めないが、展開自体は良かったと思う。
最終章で犯人に辿り着いたときのロジックは秀逸だったと思う。作中でyoutuberが触れていたトリックが伏線だったのかなとも。思い込みというのは怖いもので。
…しかし偏見については一言申し上げたく感じた。
エピローグで、凸凹コンビの更なる発展が仄めかされているので、次作にも期待したい。
以下余談。
黒幕のセリフ、悪役なのに妙にかっこよくて熱血だったのが個人的に気に入った。 -
Posted by ブクログ
森バジルさんのデビュー作。
ギミックメーカーと言われ、そこにホイホイされてしまいました。
『何で死体がスタジオに⁉︎』も面白かった。
確かに、全ての話が繋がるエピソードがいろんな所に散らばっている。それは読んでいて楽しかったし、登場人物もみんないい味出してるし、会話も好き。なんだけれど、ファンタジー色が強いものは望んでなかったなぁ、と思ってしまいました。
今回ばかりは読むタイミングも違ったのかもしれないな。
二重になっているカバーで、「読み終わるまで決して外さないで」にワクワクしてたのに、下のイラストを見ても、、、?となってしまった自分にめちゃくちゃショックを受けてしまった。
珍しく忠実に守ったのに…。
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Posted by ブクログ
カバー、映画化とかで特別バージョンになってるだけかと思って、なにも見ないでめくってみてしまった…笑
連作しっかり読んで、断片が少しずつハマっていくのを楽しめた! そうだなぁ、恋愛小説がいちばん面白かったかな。ああーって泣きそうになった。それと魂チャンの正体が分かった時。泣いた。
2章でのM-1編のおかげでそれを足がかりにできたからよかったけど、でてきた女子高生2人とも比較的明るくて顔整ってて家庭環境複雑だったので、ごちゃごちゃになりかけた。4章の魂チャンにも似た空気を感じてこれもしや親か?親戚か?と訝しみ。どっかで時系列が?とも訝しみ笑 エピローグ読む前に一回メモに書き出して確認した。こういう複雑なやつ大好き。
3章、4章はちょっと読むのに苦労した。SF好きだけど…どちらかというとファンタジー寄りに感じた。
1章の青影とそのアイテムに関しては、どこに接点あっただろう…私の理解漏れか。
いっちばん最後の仕掛け。凝ってて面白かったけど、最近これと同じ仕掛けの本を読んだ時と同じに感じてしまった。
そして私も「世界が裏返る。」の言葉はどうなんだろうと思った。「この世界のこと全部知るまでは〜」のぬいの言葉に掛かってるタイトルや「自分の行動や何かがどこかの誰かに作用してるのかもしれないが、それは我々には知る由もない」…みたいなのはすっごく良いんだけど。「裏返る」とは違うような。裏返る、は歌野晶午さんの「葉桜の季節に〜」だったよーホント。
この種の連作(私好み)は、まんま伊坂さんの得意技じゃないですか。死神の精度とか、ラッシュライフとか、アイネクライネ、首折男〜などなど。
探偵小石〜の評価が高いからそっちもぜひ読んでみたいなぁ。