森バジルのレビュー一覧

  • ノウイットオール あなただけが知っている

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    「探偵小石は恋しない」が面白そうだけど、
    作者の本を読んだことがなかったので、
    文庫化されている本書を購入

    想像以上に面白かった。

    登場人物は、ちょいちょい絡みながらも、
    全く別のジャンルの短編でありながら、
    全編を通して繋がっている。

    小説だからこその面白さ。
    ※映画でも出来そうだけど、
     やはり小説ならではのジャンル分け

    未読の人にはわからないと思いますが、
    QRコードもしっかり楽しめました

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    2025年10月03日
  • ノウイットオール あなただけが知っている

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     こんな素敵な物語の締めくくり方を〈私〉は知らない、と〈私〉は知っている。この物語に出会ってしまったから。本書は舞台を共有する五つの物語で構成されている連作短編集です。別にそれ自体はめずらしいことではないか、と思います。でもこの作品では、ひとつの短編が終わるたびに、作品のジャンルも変わっていきます。ミステリ→青春小説→SF→ファンタジー→恋愛小説、というふうに。

     じゃあノンジャンルでまったく別種の物語が展開されていくか、というと、そういうわけでもなく、物語同士は密接に繋がっています。帯には青崎有吾さんの〈「ひとつの街の中で極小のジャンル・リミックスに挑んだ『ノウイットオール』。分断も壁も幻

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    2025年09月24日
  • なんで死体がスタジオに!?

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    人の死ってポップに描けるものじゃないけど、この一冊には暗くなりすぎないで嫌な気持ちを抱かずに読めるという印象を強く持ちました!
    なのであっという間に読み終えることができ、読み終えた後もスッキリした気持ちになっています。

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    2025年05月01日
  • なんで死体がスタジオに!?

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    待ってました、森バジル。ちょうど読みたかったTVバラエティもの。疾走感ヤバい。タレントと芸人の人狼への向き合い方の違いとか、2024年のイマ感とかはもちろん、ミステリとしても読み応え抜群。7年前にリズムネタで1発当てたことある仁礼さま好き。

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    2025年04月29日
  • なんで死体がスタジオに!?

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    ありえないタイミングで、ありえないモノを見つけたら。そんな状況から展開するミステリである。

    生放送の人狼をテーマにした番組で、さらに出演者の大物俳優の殺人事件を推理する、というドッキリ番組で本当に大物俳優が死んでいたら?設定は面白く、読み口も軽く楽しめた。

    サラッと読めるので、軽く読めるモノが欲しい時に読んでみて欲しい。

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    2025年04月13日
  • なんで死体がスタジオに!?

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    森バジルさん2作目。「ノウイットオール」が面白かったので読んだがこちらも面白かった。各章のタイトルがユニークで、ややエンタメ感が強いのかと思ったが良い意味で裏切られ一気読み。次も期待してます。

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    2025年02月23日
  • なんで死体がスタジオに!?

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    生放送前の特番のスタジオで出演予定だった大物俳優の死体が見つかる。犯人の要求は自分の指示通りに番組を進行&止めないこと。 物語はチーフADと統括Pの軽口の掛け合い、出演者の視点と思考への切り替え、殺人犯と人狼が誰なのかごちゃごちゃになりそうなのを上手く読ませていると思う。人狼番組を視聴しているようで面白かった。 ゴシップなんて九割が誇張か情報不足。6人いたら5人は嘘つきな人狼。そのくらいの目をーーー 今ちょうど世間を騒がせている芸能界の問題と重なって物語に惹き付けられた。

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    2025年02月20日
  • なんで死体がスタジオに!?

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    バラエティプロデューサーとしてがけっぷち
    の状態にある主人公が自身の命運をかけ、人気トーク番組『ゴシップ人狼』の生放送特番に向けて奮闘するも、なぜか本番直前に出演者である大物俳優の「本物の」死体がスタジオに現れる。一緒に死体を発見したADと共にその存在を隠しつつ、犯人が用意したと思われる番組の台本に従って生放送の放映を決断するが。。

    『ゴシップ人狼』とは、出演者が持ち寄った芸能界ゴシップについて語りながら、そこに混じっている嘘つきを推理するという作中の架空の人気トーク番組。

    物語は何人かの主要な出演者と、ある視聴者、そして主人公のプロデューサーの視点で物語が進む。

    物語当初のポップな雰囲

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    2025年01月21日
  • なんで死体がスタジオに!?

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    ネタバレ

    タイトル通りのシチュエーション設定でつかみはバッチリ。生放送をどう乗り切るのか、この物語をどう決着させるのか。幸良さんのキャラが良いし、それに相対する相手方の視点があることで倒叙もの風になっている点も、物語を進める原動力になっていて面白い。探偵役はいつのまにかなってしまったパターンで、推理展開の初期段階では信用できるのかどうかが分からず、ちょっと肩透かしを食らったような印象。最終章で明かされる状況にスッキリ。

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    2025年01月12日
  • 探偵小石は恋しない

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    ネタバレ

    ところどころの違和感があとから回収されていったところはとてもいい。ただ、特殊な愛し方の人たちが多くて強烈。そりゃ小石さん恋できなくなるよね。
    最後の二人の変化が少し唐突で、もう少しゆっくりあっためてほしかった気もする。

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    2025年12月21日
  • 探偵小石は恋しない

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    特に深く考えずに蓮杖くん女性説という謎の説を抱いて読み進め無事玉砕。
    ホームズワトソン形式でどちらも推理できるのって意外とあまり見なくて新鮮でよかったです。
    締めの良さはライト寄りのミステリーのもはや様式美。やっぱこういうのすごい好きだなあ。

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    2025年12月15日
  • 探偵小石は恋しない

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    ネタバレ

    3章までは、少し風変わりな恋人の不貞疑惑に対する依頼(最後の傷害事件ぽいのは置いといて)で、どういう風に最後落とすのかなーと思ったらそうきたかという感じ。
    叙述トリック?にはすっかり騙された。けど、1章と2章別に気づくとこ特になかったしな…?
    「バニラは俺の嫁」てのは結構違和感あったけど…
    というか人形だとすると君塚結構だいぶ気持ち悪い。

    ちょっと詰め込みすぎというか、身近に関係者置き過ぎというか…
    めちゃくちゃ激重ストーカーたちに粘着されてるじゃん…

    小石ちゃんと、女子の雛未ちゃんが古泉雛未で響き似てるし、「こいちゃん」て呼んでるのどっちともとれるなと思って、え、実はわたしが小石だと思っ

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    2025年12月14日
  • 探偵小石は恋しない

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    探偵事務所を構える小石は、ミステリオタクで推理案件の依頼を待ち続けているが、来るのは不倫調査などの色恋案件ばかり。相談員の蓮杖とともに、不倫案件をこなしてゆくのだが、その裏で思いもよらない事件が進行していた・・・
    恋愛の矢印が見える小石の特殊能力、そこかしこにちりばめられた伏線(しかもかなりわかりやすい)など、エンタメミステリとして読みごたえがあります。でも。最終的には恋愛小説になっちゃってるんですね。

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    2025年12月13日
  • 探偵小石は恋しない

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    #探偵小石は恋しない
    #森バジル

    #ミステリの秋2025 12作品目。今季ミステリシーンのダークホース登場。
    私の地元福岡を舞台に展開するミステリ。探偵事務所は西新。姪浜、天神地下街に警固公園。依頼者の高校は修猷館か。物語の解像度がより高まってテンションが上がる。
    物事を思い込みで見てはいけない。劇中で繰り返す小石。一風変わった探偵と助手を使って、作者が仕掛けた叙述トリックの罠にはまる犯人は・・・

    #読書好きな人と繋がりたい
    #ミステリの秋2025

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    2025年12月13日
  • 探偵小石は恋しない

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    ネタバレ

     密室殺人事件の解決を夢見る小石にふりかかるのは、不倫調査ばかり。だが、実はそこには重大な秘密が隠れて?
     非常に面白い作品だと思いました。私自身ミステリーの小説を読んだ経験はなく、「ここに、こんなキーポイントが隠されていたなんて!」と、感じさせる。そこに醍醐味があるのだと思います。そしてこれは、この先別のミステリー小説を読んでいくうえでも感じられることでしょう。
     この作品のなかで一番謎を暴くうえで大切なのは、先入観や偏見にとらわれるてはいけないということだと思います。「この人は~でしょ?」と、話される言葉や書かれている文字だけで考えると作者の思うつぼにはまります(多分)。
     

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    2025年12月12日
  • 探偵小石は恋しない

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    小石&蓮杖コンビの息のあった掛け合いが好き!
    ネタバレになってしまうので、多くは語れないけれど、森バジルさんの書く作品ならではの、ビックリな仕掛けは本作でもしっかりと仕込まれていて、楽しい読書体験でした。
    もしドラマ化したら、絶対見る!

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    2025年12月10日
  • 探偵小石は恋しない

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    これ本格ミステリーなん^_^面白くはあったけど…
    ちょっと現実離れが強かったかなー
    まあなんでもありきだからミステリーか^_^

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    2025年12月08日
  • 探偵小石は恋しない

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    『探偵小石は恋しない』森バジル著

    ごめんなさい、完全にナメてた。
    よくあるバディもの×ミステリ仕立てのエンタメ小説かなって。
    ネタバレできないけど本当に本格ミステリだった!!

    途中、ははんわかったぞ、と思ってたら、それはほんの一部で見事に全部の伏線が回収されてた。

    前作も読まなきゃ。

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    2025年12月04日
  • 探偵小石は恋しない

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    小石探偵事務所の代表でミステリオタクの小石は、名探偵のように華麗に事件を解決する日を夢みている。推理案件は一向にこないが、ある理由から色恋調査が病的に得意なため、色恋案件を解決していたが、思わぬ事件が進行していて…。
    『偏見』や『先入観』をうまく取り入れた内容でした。
    前半の伏線であろう箇所のつっかかりが気になりましたが、後半の伏線回収パートはとても面白かったです。何となくそうかなーと思っていたところから、そこもそうだったのか!という驚きにも段階がありました。ラストの蓮杖くんと小石の結末にほっこり。
    2025年話題になったのも納得です。

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    2025年12月03日
  • 探偵小石は恋しない

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    読みやすかった。
    帯や事前に見かけたレビューなどから、最後のびっくりに期待しすぎてしまった感がある。そういう作品を読む時にはいつも騙されないぞ❗️という気持ちで読んでいるため全てとは言わないけど所々に感じる違和感などで汲み取れる部分は多くて、騙された‼️とまではいけなかった。何も見ず読んでいたら全然違う印象だったかなと。
    キャラクターなどもポップだし、近いうちに映像化しそうだな…

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    2025年11月26日