森バジルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレおもしろかった!!!
すごく読みやすくてサクサク読めるのに、複数の登場人物の視点で描かれているのでお話に厚みがある。
特にメインとなる京極バンビ・仁礼左馬視点のパートは、それぞれのキャラクターがしっかり活きた描かれ方になっている。
また、小説の前半と後半でそれぞれのキャラクターに対する印象ががらりと変わるのも面白い。
我々読者にも100%の情報が与えられるわけではないので、登場人物たちと一緒にドキドキしながら読み進められるのが楽しかった。
お話の結末も、そうきたか!という感じ。
「イースターカクタス」の花言葉が「復活の喜び」「恋の年頃」というのが小説上では明らかに触れられていないのも、なんかオシャレ。
正直ツッコミどころは一定あるものの、全体を通じてとてもエンタメ性に富んだ面白い小説だった。 -
Posted by ブクログ
2026年20冊目
会社の後輩に短編小説読んだことなくて、手出してみたいけどなかなか進まないんだよね、、と話をしたら、この本をオススメしてくれました。
読んでみた結果、めちゃくちゃ面白いじゃん!!でもそれはこの小説が面白いのであって、「短編小説」にハマった訳では無いなという感じ。
確かにこの小説は5つの短編小説で構成されていますが、これらがもう何というか……ぜひ読んでこの小説について知ってもらいたいです。
ミステリ小説、青春小説までおもしろいなぁ!となりながら夢中で読んでいましたが、科学小説から、お?なんか小説の色が変わってきたぞ…とペースダウン。このギャップ具合に最初は躊躇っていましたが、気にせず読もうということで読み進めました。
科学小説を読み終わって、おーなるほど…こういう繋がりがあるのかぁとなりつつ、次が幻想小説…だめだ全然ついて行けないとまたもペースが落ちる。
幻想小説を頑張って読み終わって、ここでも繋がりが…
最後は恋愛小説。ここは面白くスラスラと夢中で読みました。
ここまで5つの短編小説を読み終わったわけですが、いや面白い!科学小説と幻想小説の読み辛さはあったにしても、それぞれの物語で登場人物が絶妙なバランスで繋がりあってて、よくこんな小説を書けたなと尊敬です。
エピローグや〇〇を読み、完全に各々の繋がりが明文化され、改めて圧倒されました。
間をあけて読んでしまうと、前に出てきた登場人物を忘れてしまうので、できる限り一気読みをした方がいいと勧めておきます。
青春小説良いなぁ…今までミステリばかり読んでいたので、たまにはこんな青春小説読むのも良いかなと感じました。(SFやファンタジーは自分には向いていないなと感じました。) -
Posted by ブクログ
アーモンドグリコ超えの一粒で5度美味しい。
推理小説や青春小説など、ジャンルが異なる5つの物語が収録されている連作短編集。こんなにもジャンルが違うのに、それぞれの繋がり方が上手くて、思わず唸るほど。
しかも、デビュー作?松本清張賞受賞??
すごっ。
SFやファンタジーなど普段あまり読まないジャンルも読めて新鮮だったし、一つ一つの物語が読み応えあり面白かった。伏線回収やらWカバーのデザイン、最後のQRコードの内容などなど、仕掛けや遊び心も満載で楽しめた。
捻りの効いたワードセンスなんかも好印象だし、また気になる作家さんが増えたなぁ。
本屋大賞ノミネートの『探偵小石は恋しない』も気になってたので、いつか読んでみよう。
っていうか、今年のノミネート作品って、大賞含めて全部気になる。。 -
Posted by ブクログ
森バジルさんが(お名前だけで女性だと思い込んでました)本屋大賞にノミネートと知り、読んでみるか、となりました。
見た目だけで言えば、興味の外側にあった本作ですが。
早々に起こる事件。でもその扱いが軽いなぁ。
芸能界のあれやこれやを聞く。
読みやすいし展開も気になるけれど、中盤で、あ〜その方向へ行ったか、、、
段々と都合良しにもなって来たぞ、どーなるんこれ⁉︎と思ったら。
最終章。
そこ繋がってた⁉︎とびっくりして、違和感の正体これか〜となり、構成お見事!で終わりました。
芸名のくだりに全部もっていかれてしまった。
(チョロすぎやろコノヤロー!と自分に腹立つ)
読みたくなる作家さんがまた増えてしまった。
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Posted by ブクログ
フォロワーさんのレビューを読んで凄く面白そうだったので手に取った作品。
一冊の本でミステリー、青春、SF、ファンタジー、恋愛と五味五色を楽しめる何とも贅沢な連作短編集。
単話でも充分楽しめるが、それぞれの話が予想外なところで点と点が線として繋がったときの驚きは、まさに鳥肌ものでぶるぶるっときた。いろいろな仕掛け(裏レイヤー)があるのも宝さがしをしているようで面白い。
特に青春小説『イチウケ』での葉由と千尋の熱い漫才と恋愛は、ザ青春そのものでおじさんになるほど純粋さが眩しく羨ましく思える。
恋愛小説『恋と病』では衿架橋での切ない告白シーンが心に残った。
探偵の青影さんが裏で見せていた「本当の顔」を知ったとき、「あの時、実は裏でこんなことが起きていたのか」とタイトルの『know-it-all
(知っているつもり)』の真の意味を思い知らされされた。
巻末のQRコードやカバー裏の仕掛けも遊び心満載で、他にも「新たな発見がないか」もう一度読み直したくなるような魅力ある一冊。