浜田敬子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ジェンダー平等」というとき、目指すべき理想が経済的な成功と読めてしまう点が気になった。
理系女子を増やして女性も「稼げる」ようにすること、女性管理職を増やすこと、大企業で男性と遜色なく働く女性を増やすこと、を著者は「成功」と捉えているふしが垣間見られるが、女性は本当にそこを目指すべきなのだろうか?男性たちによって作られた「成功」の定義を内面化させて、そのレースで戦っていくべきなのだろうか?
マミートラックという言葉があるが、これは産後に仕事で「重要」なポジションを任せてもらえないことを指す言葉だ。たしかに仕事を生活の中心に据えるとこれは由々しき事態だが、「マミートラック」に乗った女性は家庭 -
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Posted by ブクログ
書店で見つけ、タイトルが訴えかけてきたので購入。
子どもを産んだけど、子育てはしたいと思っていない。
親を自分のマンションに引っ越しさせて育児を任せ、自分は働く。
そういう考えには違和感を感じる。
そこまでして働かないといけないのか?と。
当時の働く女性は「働く」と決めて働いていた、今の女性たちは(もちろんそうではない人もいるだろうが、)辞める理由がないから「辞めない」、というのはとても納得できる。
それにしても、この本を読んで、違和感を感じるということは、私は、口では男女平等と言っているが、結局は根底に「男性は働け、女性は家事を」という考え方が根強くあるのだろうか?共働きなんだから男性 -
Posted by ブクログ
ネタバレAERAで編集長をされていた浜田敬子さんの著書。
タイトルにひかれて購入。
自分より上の世代で、男性に負けたくなくて、女性扱いで仕事が来るなんてもってのほか、と働いてきたけれど、そのルールがむしろ人生100年時代の自分の働き方への問になる。
ライフシフトほどの衝撃はなかったけれど、そうだよね、と納得したことをメモ
●「続けたい」均等法世代と「辞めない」アラサー
環境が整ったからこそ辞める理由がない。
だからこそ、迷いや揺らぎがある。
●いつものAERAを疑う
枠内の発想からは何も生まれない
●人生100年を考えて自分に足りない2つのことを始めた
自分の天職はメディア。そのために