松成真理子のレビュー一覧

  • ぼくのねこ ポー

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    すごくシンプルに話が進んでいきますが、自分の弱さをぐっとつかまれるような、思わず主人公と一緒に謝りたくなるような、ちゃんと大切な芯が通っている話だと思います。読みやすいけれど考えさせられる。素敵ですごい話だと思いました。

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    2025年11月24日
  • ぼくのねこ ポー

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    2025年読書感想文コンクールの課題図書。低学年向けの本に多い楽しいや面白いお話ではなく国語の教科書にありそうな主人公の心の動きや気持ちの変化が読み取れるお話。
    他の方も感想に書かれていましたが、自分中心の世界から家族や友達、先生など他への興味、他者との関わりを通して相手の気持ちを考えるようになる年代。お話を通してぼくだったら、わたしだったらと自分事のように考えることができると思います。大人が読んでもとても良いお話でした。
    松成さんの描かれる猫ちゃんの愛らしさが表紙だけでなく、挿絵で何度も出てきます。

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    2025年10月27日
  • たなばたまつり

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    講談社「季節と行事のよみきかせ絵本」の一冊。
    読み聞かせ 低学年 3分程度

    もうすぐ町のたなばたまつり。
    広場に飾られた笹に、みんなが短冊を下げにきます。
    短冊は、みんなの願いを星に届けます。
    星がキラキラ光ったら、願いた届いた合図です。

    暑くて梅雨で行事などでも忙しいこの時期にちょうどよい、優しくゆったりした絵本でした。
    たなばたまつりの日や空のお星さまがキラキラです。

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    2025年06月24日
  • ぼくのねこ ポー

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    2025年度 読書感想文課題図書 低学年
    つうがくろのとちゅうにネコがいた。なんどもいた。あめがふってきたのにそこにいる。かえるところがないのかな。つれてかえって、おかあさんにはこにはいってすてられていたとうそをついた。かってもいいって!おなじころ、てんこうせいがきたんだよ。ひっこしのときにネコがにげたんだって。ぼくはドキリとした。
    ネコを飼ったことがなくても主人公に感情移入しながら読める良いお話でした。お母さんにも、転校生にも嘘をついてしまい、どうやらネコは彼の家のネコのようで、うそをついたことと、ネコを手放すこと両方に苦しみます。さあ、彼はどうするのでしょうか。
    総ルビ、79ページ。全見開

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    2025年06月23日
  • ぼくのねこ ポー

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    2025年低学年課題図書。ねこをめぐって、友達の気持ちを想像することを考えさせるお話。どの子も共感しやすいと思う。

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    2025年04月16日
  • たなばたまつり

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    季節と行事のよみきかせ絵本ということで、教育的要素が強いと思っていました。
    読んでみると、松成真理子さんの絵と寄り添うようなやさしい語りに魅了され、好きな絵本の一冊に。
    笹の葉、太陽、星と空。
    全てが生きているみたいです。

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    2024年07月03日
  • はるねこ

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    何度読んでも素敵な絵本◎
    春をとても感じられ、「春一番の風」の表し方にも驚嘆!
    春になると読みたくなる素晴らしい一冊です。

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    2023年02月18日
  • 山のトントン

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    くまの子どもトントンが、おやつのドーナツを取り合っておにいちゃんとけんかして、お父さんに外に出されて…

    もう1つのいもほりのお話も、子どもたちに親しみやすいテーマで共感できると思う。

    1、2年生に秋におすすめしたい。

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    2021年01月05日
  • どうぶつのかぞく ペンギン はらぺこペンギンのぼうけん

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    吉野万理子・作、松成真理子・絵、今泉忠明・監修「はらぺこペンギンのぼうけん」、2018.12発行。-60度にもなる南極大陸の氷の大地、皇帝ペンギンのお父さんは雪だけ食べながら2ヶ月ひたすら足の上で卵を温め続けます。体重は36kgから23kgに。子供が生まれるころ、お母さんが魚を取って帰ってきます。今度はお父さんが海へ。子供が生まれ、ひとり立ちするまでの様子を描いた物語です。皇帝ペンギンは世界で最も大変な子育てをする鳥と言われているそうです。

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    2020年07月29日
  • はるねこ

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    今の季節にぴったりの絵本です。
    カラフルな色使いで描かれた絵がとってもキレイで、本の中で春を感じることができました。
    また、登場人物のあやちゃん、はるねこもとってもかわいかったです。
    お気に入りは、はるねこが春が来なくて寒がって鼻水が垂れちゃってるページです。

    春が来るのが待ち遠しくなりました。

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    2014年03月13日
  • ぼくのねこ ポー

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    ネタバレ

    いきなりタイトルを裏切るけど、僕の猫ではないのです。

    連れ帰ってしまった猫への愛情。
    実はその猫を探している転校生との友情。
    “捨てられていた”と親に嘘をついてしまったことへの罪悪感。
    返さないといけない、返したくないの間で生まれる、後ろめたさ。
    転校生を拒絶した自分への嫌悪。
    友達が探しているのが、どうか違う猫でありますように!という、小さくも強い願い。

    まだ低学年であろう主人公の心の中が、色んな気持ちでいっぱいいっぱいになっているのが切ない。いやこれ大人でも心ぐちゃぐちゃになる体験。

    でも猫の気持ちを最優先に考えたら、やるべきことは1つだけだったことに、ちゃんと気づく。転校生の家に走

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    2025年09月28日
  • ぼくのねこ ポー

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    この本、とても良かったです。幼い頃に大切にできる動物に出会えること、その感性が生まれること、備わっていることは、他に代わりきかない幸せだと思います。
    見つけて自分の猫にしたポーは、転校してきたクラスメイトの猫のトムかもしれない。
    主人公の男の子の心の揺れ動きが伝わってきます。

    松成真理子さんのやわらかい絵が物語全体を包み込んでくれます。主人公の男の子にエールを送りつつ、大丈夫だよと語りかけるようでした。

    多くの子に読んで欲しい一冊ですし、可能な限りコンパニオンアニマルと接する、生活する経験を沢山の子にさせてあげられるといいなと思います。私も幼少期にそんな経験があったら、きっと性格も人生もも

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    2025年08月17日
  • ぼくのねこ ポー

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    漢字 小学校低学年レベル
    フリガナ あり(全ての漢字に)
    文字の大きさ 大
    長さ 中くらい(79ページ)文字大きめ
    出版年 2024年
    内容 近所で拾って買い始めた猫が、転校生の森君の「いなくなった」飼い猫ではないかと気づいた主人公が、葛藤しつつも、猫を返すまでの物語。2025年読書感想文コンクール課題図書。
    感想 幼い子どもの一人称視点(その比較的狭い視点と、近視眼的なものの考え方)が上手く描かれていて、まるで自分が子どもそのものになったように入り込める。主人公は「ポーの気持ち」を慮って猫を返す。できれば森君の気持ちも慮れるようになれたらよかった、と一読後には思ったが、幼い子どもらしいといえ

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    2025年07月06日
  • ぼくのねこ ポー

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    小学生低学年向け児童書
    教科書に載っていそうな物語
    小学生の正直な気持ちが表れていて切なくなる
    世の中の子どもたちには自分の気持ちではなく友達や猫の気持ちを考えられる人になってほしい

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    2025年06月06日
  • ぼくのねこ ポー

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    とおるが拾ったねこ。ポーと名付けたけど、もしかしたら転校生の森くんのねこかもしれない。でも返したくない…
    返さないといけないとわかっていても返したくない気持ちが、すごく伝わってきて、こっちも胸がキュッとなったよ。

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    2025年05月24日
  • おはなし日本文化 雅楽 ひなまつりの夜の秘密

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    4.5年から。突然学校に行けなくなった翔は、春休みおじいちゃんの家で過ごすことになる。そこに飾られた雛人形の切なく素敵なストーリーから、翔は雅楽に親しみを感じていく。
    叙情的で自然と雅楽や楽器に興味を惹かれる設定が素晴らしい。

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    2025年04月14日
  • ぼくのねこ ポー

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    「ぼくは どうして いままで、トムの 気もちを かんがえなかったんだろう。」
    自分の気持ち、お友だちの気持ち、猫の気持ち。
    自分の選択は正しいことなのか、そうじゃないことなのかわからなくなる時がある。
    どんな選択も100%良い、なんてことはないような気がする。
    でも迷った時は、「自分の大切な人にとって良いと思う方」を選びたい。

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    2025年04月13日
  • きんぎょすくいめいじん

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    金魚すくいネタの絵本。夏の友達との出会いや、大会での友人の成績を素直に称えるところなど、気持ちの良いストーリー。夏に読みたい絵本です。

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    2025年03月07日
  • はるねこ

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    はるをよぶ ねこの 絵本ですね。
    かんのゆうこさんの四季のねこシリーズのはるです。
    ぶんは かんのゆうこさん、東京生まれ。絵本作家。
    えは 松成真理子さん(1959ー)大分県生まれ大阪育ち。イラストレーター、絵本作家。

     あやちゃんのもとに いっつうの てがみと、わかくさいろの きんちゃくぶくろが とどきました。
    きょねんの はるさきに であった はるねことの
    ものがたりが はじまります。

    春にふさわしい、夢のあるファンタジーで、ワクワクする絵本です。
    絵も水彩画で、優しく春の薫りがわきたつような、ふわりとした爽やかな魅力的な作品です。
    今の季節にぴったりな絵本を楽しませていただきました。

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    2024年04月15日
  • はるねこ

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     かんのゆうこさんの「四季ねこ」シリーズの、春バージョンは、これまで読んできた、「あきねこ」や「ふゆねこ」とも共通するものとして、その季節でしか味わえない雰囲気を、五感で見事に体感させてくれた、絵本ならではの、色鮮やかに柔らかく匂い立つような、暖かい春を楽しめる作品です。

     また、これまでの、ねこが何かをしてあげる物語とは対照的に、ねこが子どもに助けてもらう物語には、春の到来と重ね合わせた、希望の到来を叶うことが出来るのが、まるで純粋無垢な子どもであるようにも思われた、そんな前向きで健気な明るさが、爽やかな春の到来と見事に呼応しているようで、心地好く感じられると共に、それを叶えるための鍵が子

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    2024年03月24日