小花美穂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレマンガ喫茶って怖いねー。
なんか気になっちゃって全10巻読破っつう。
これ、94,5年から99年にかけて連載してたんだっけね。
タイムリーにわたし、この頃小学生だった。
当時学級崩壊とかそういうのが、ちらほら騒がれ始めてた時代だったけど、
りぼん読んでたときはさすがにこれはやりすぎ、とか思ってた。
今見ると、そーでもないねw教育現場にいる人間が言うかっつう話か。
だんだん、ひどくなってるんだと思う。
だから、この不穏さに対する免疫が、できてしまっているのかと思うと、
自分自身の愚鈍さに気付かされ、
読み終わったあとに、熱に浮かされたようになってしまった。
今の子は、「絆」を求めるって、よく言われる。
なんでかなぁって思う。
コミュニケーション能力が低下してるから、僅かなつながりを深めることに躍起になってるから?
なんか違うなぁって思う。
でも最近、思うのは、
テレビでよく
「バブルのあの頃は良かった」とか、
「もう一度バブルが来るって信じてる」とか
「バブル時代の生き残り(的アイドル)」とか
言われてる状況を目にする。
バブル時代は、私は物心付く前。もとい親が地方公務員なんで、バブルの恩恵なんて全く受けてなかった。
今の若い世代の子は、もっと実感のないことなのは当たり前で、
「豊かだった時代」を知らないで、幼少期を経てきた。
いや、言葉が足らんな。経済成長が停滞しだした頃しか知らず、育ってきた。
私が中学校に上がった時、地元のデパートが倒産した。
建物はそのまま残っていたけれど、あれだけ賑やかだったデパートが、中身の無い伽藍堂になっていくさまを悲しく見守っていた。
銀行もどんどん潰れていって、「銀行名、また変わったのか」というような日常。
どんどん右肩下がりになっていく経済状況の中、
それでも教育現場は「夢を追う」ような、「努力すれば報われる」思考をかえずに、我々に教育を施していった。
努力して入った会社や銀行が、どんどん倒産の憂き目に合っている中。それでも私たちは、明るい未来を疑わずに育てられた。
それが、間違ってるっていうんじゃない。
夢持って、現実と切り離された形で教育を受けたことは、プラスの面もある(と思う)
今の教育も、そんな感じな気がする。
期待できない経済状況の中、
「夢をみる」ことを強いられる。
夢を見るな、といっているのではない。
だから、今の若い世代は、なんとかその矛盾につじつまを合わせようとした時に、
働く意味を、伸びしろのないような未来に託すんじゃなくて、「人とのつながり」に意味を見出すことに変えてるんじゃないかと思う。
なんて健気な。
いや、合ってるのか知らんし、思い込みかもしれないけど。
こんな不条理さの中、何もかも納得がいかずいろんな課題が出てきて、その課題の犠牲者がたくさん生み出されてしまっている世の中に、
それでも希望を失わないように活路を見出そうとしている結果が、
今の子達の価値観ならば、
自らそれを大切に育てるすべを共に見つけ出していきたいと、願わずにはいられない。
ということを、この主人公たちの行動を見て思いました。 -
Posted by ブクログ
いやぁ、面白かった。
ずっと昔に従姉妹のお姉さんに貰って、夢中になって読んだ。
何年も昔の話だけど、今も漫画は大切にうちにあります。
紗南の無鉄砲さとどこまでも真っ直ぐなところは、やっぱり今でも眩しい。
無邪気な母親とイケメンなマネージャーと共に暮らす紗南が子供然としているのに大人びていておかしかった。
紗南の存在によって、変わっていく羽山の姿を見ているのが楽しかったなぁ。
本当にいい男になりますよ、彼は。
最後はちょっと暗いんだけどね。
私はやっぱり、小学生編が一番好きかもしれない。
紗南と羽山の取り巻きの人々もいちいち憎めなくて、いいキャラ揃い。
ちょっと古い漫画ですが、愉快な気持ちになれるいい作品です。 -
Posted by ブクログ
小森くんの回です。
この巻を読むのは辛かったけど、でも、羽山がだれかの心の傷と向き合う結末になるということはよかったです。
羽山も辛かったからという理由があったとしても、それでも誰かを傷つけたことは変わらないという現実と向き合うような話の進展が本当になんというか、この作品のよさだなあと思います。ヒーローをただのいい奴で終わらせないところ。
サナも完璧な女の子なんかじゃなくて、いろんな欠点を乗り越えながら笑っているという設定がすきです。
どんなに重たいテーマであっても最後に光を与えてくれる作品であるし、敵と味方ではない全ての人に対する救いを描く作品であると思います。
そういう意味で1巻から通して軸がぶれていないことを再確認できる1冊でした。