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「こどものおもちゃ」で大成功した著者が、「こどちゃ」以前に描いた作品です。
暗っ!くっらいですよ!小花カラーのギャグパートもあるんですが、なにせテーマが暗い。
「幸せになってほしい」から自分を捨ててほしい由香子と、自分の手で「幸せにしたい」から傍においておきたい恒。
ほぼラスト、幸せ慣れしていなくって不意に不安に襲われるふたりのシーンが、切なくて愛しくて大好きです。
こどちゃのテンション(とシリアス)も好きですが、鬱になりながらガン泣きできるこの作品のほうが、体質的に私に合っている気がします。