関野吉記のレビュー一覧
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> 変化の時代、決断することは確かに重要だ。だが、決断に「実行」が伴わなければ、何の意味もない─この至極当然のことを理解している人は、驚くほど少ない。(監修者による序文)
> 極端に干渉や指示を避けたリーダーや経営者は、あろうことか、現場との関係性を断絶してしまった。「マイクロマネジメントをせず、現場に任せる」という意味を拡大解釈して、ほとんど丸投げ状態としてしまったのである。(監修者による序文)
本書はアップデート版『経営は実行』であり、経営と実行の乖離に対して前書よりも鋭く切り込んでいる。
> 「実行が大切だ」とわかっていながら実行に移せないのは、「勉強が必要だ」と -
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イマジナというブランド支援会社のブランド=「好き」を言葉にしたもの
ブランディングの究極の目的は、相手に「好き」になってもらうことである
気になったことばは次です。
・日本企業は、せっかく実力がありながら、それをどうもきちんと伝えきれていない
・何もせずに相手が自分のことを理解してくれるということはない。誰かに「これを知らしめたい」「このことだけはわかってほしい」と思うなら、どうやったそれが伝わるか必死で考えることだ。
・中身がいいのはもはや前提で、それをどうやって伝えるかが、この時代においてより大事なことなのである。
・胸を張って自慢できるような、会社や社長に関する情報を網羅した -
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Branding――本質から学ぶ付加価値の意味
著:関野 吉記
コロナ禍を境に、ブランディングの本質が大きく進化した。これから会社が生き残っていくには、社会に対し価値を提供するだけでは十分ではない。この会社やこの事業が、なぜ社会に必要なのかということを、社内に対しても、社外に対しても常に知らしめ、さらにそれが認知されているという事実が必要であり、それこそが付加価値だと言える。
これからの時代に効果的なブランディングとは何か、また、なぜそれが本質的な経営の武器になるのか、そして、付加価値の意味とはどういうことかについて以下の4章から成る。
①社長が変われば、会社も変わる
②武器構築で、永続企 -
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特定の商品に限定された結びつきを超え、時間を超えた強い感情にブランドを結びつけること―「情緒的ブランディング」の重要性は、新ブランド社会においても変わらないが、それは意味のある商品開発に取って代わるものではありえない。情緒的ブランディングとは、商品に物質的価値以上に重要な情緒的価値があることを認識させ、それによってもともと力のある商品やサービスの訴求効果を高めるだけのものなのだ。これからは、情緒的ブランディングに加えて、商品開発やマーケティングのイノベーションを一層進める努力が大切になる。どんなブランドも、ひとところに立っているだけでは生き残れない時代なのだ。
「まず最初に、ナイキには消 -
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本来なら国のリーダーは、「私はこれが正解だと思うからこれを実行する。その代わり、間違えたら責任をとる」と国民に宣言するべきなのです。
(引用)社長がブランディングを知れば、会社が変わる! 付加価値の法則、著者:関野吉記、発行所:株式会社プレジデント社、2021年、59
新型コロナ感染症の最初の患者が中国の武漢で原因不明の肺炎を発症した2019年12月から、早2年半という月日が経過した。未だ終息が見えない新型コロナウイルス感染拡大は、世界を一変させた。新型コロナウイルスの蔓延とともに、50歳を過ぎた私は、自分の新人時代と比較し、働き方やトップの考え方、そして企業のあり方を変えていかないと肌で感