あらすじ
【内容紹介】
この一冊で、新時代のブランド戦略がわかる!
~「ブランド」シリーズ 累計42万部突破~
コロナ禍、環境問題、戦争、円安、資源・エネルギー不足、食料品高騰、……。
いま、時代が大きく変わってきている。
そして、この数年で、正しく、日常生活すべてが激変してきた。
これらの変化は、これからも続くが、それによって、「企業経営」を成功させる方程式も変わってきている。
だからこそ、トップの責任は重大である。
これまでと同じやり方を繰り返しているたけでは、会社は必ず誤った方向に進み、やがて立ちゆかなくなるだろう。
それを回避する武器こそが、「ブランディング」だといえる。
だからこそ、企業を率いる社長は、ブランディングの本質を理解した上で、会社が生き残っていくために、社会に対して、自社の価値を訴求していかなければならない。
しかしながら、それだけでは不十分である。
会社が存続し、そして、さらに成長していくためには、企業としての「付加価値」をつくり上げる必要があるのだ。
これは、社内に対しても、社外に対しても、「なぜ、この社会に必要なのか」ということを知らしめ、それを認知させるということでもある。
本書は、その意味を丁寧に説明しながら、企業を発展させる「付加価値」づくりのブランド戦略を提供する。
まさに、中堅、中小企業経営者にとって、必読の一書といえる。
【著者紹介】
[著]関野 吉記(せきの・よしき)
株式会社イマジナ代表取締役社長。
London International School of Acting卒業後、イマジネコミュニカツオネに入社し、サムソナイトなど多くのコマーシャル、映画製作を手がける。
その後、ビジネスの領域に転換、ステージを舞台や演出から企業へとシフトする。投資部門に出向し、アジア統括マネージャーなどを歴任。経営において企業ブランディングの必要性を痛感し、株式会社イマジナを設立。
映像制作で身に付けたクリエイティブ手法を活かし、アウターとインナーを結びつけたブランドコンサルティングで、すでに2,700社以上の実績を挙げている。
最近では活躍の場を地方自治体や伝統工芸にまで広げ、ジャパンブランドのグローバルブランド化を推し進めている。
【目次抜粋】
Chapter1 社長が変われば、会社も変わる
▼成長を阻害する要因は、社長自身かも?
▼過去の成功体験は、マイナス要因にも
▼従うべきは、新しい時代のやり方に尽きる
▼過去の成功事例に囚われず、先を見る
▼会社の大きさはハンデにならない
▼社長の仕事は、若手が活躍できるステージの用意
▼変化した働き方に合わせた対応を
▼自社の付加価値を見つけ、ブランディングを
Chapter2 “武器”構築で、永続企業へ
▼魅力の提示が、採用を左右する
▼社会貢献性の高い会社へ
▼形だけではない「企業理念」で、人を動かす
▼「企業理念」によって進むブランディング
▼DXの推進は“人”にかかっている!
▼“人”への投資で、企業を変える
▼コミュニケーションの“質”が将来を決める
▼実績ではなく未来像で人を惹きつける
▼新時代のステージで考えるべきことは?
▼カルチャーブックで、企業文化の理解を
Chapter3 インナーブランディングで、組織強化を!
▼デジタル化で、時代の最先端へ
▼仮説を立てて、意思決定力を上げる
▼新時代こそ、自社の付加価値を考える
▼未来への投資で、成長企業に進化する
▼人材像の明確化で、会社の付加価値を上げる
▼経営効率を上げる“ミドルマネジャー”育成
▼会社の未来像を描く、「ビジョンマップ」
Chapter4 付加価値づくりの“ブランド”とは?
▼差別化を図るブランディングの展開
▼「地域貢献」のSDGsで、求められる企業に!
▼勝ち残るためのブランディングとは?
▼変化への対応力が、今後を生き抜く鍵に
▼「ブランドパーパス」を見つめ直す
▼「未来の組織図」の設計で、筋道を立てる
▼ブランディングによる付加価値づくり
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
Branding――本質から学ぶ付加価値の意味
著:関野 吉記
コロナ禍を境に、ブランディングの本質が大きく進化した。これから会社が生き残っていくには、社会に対し価値を提供するだけでは十分ではない。この会社やこの事業が、なぜ社会に必要なのかということを、社内に対しても、社外に対しても常に知らしめ、さらにそれが認知されているという事実が必要であり、それこそが付加価値だと言える。
これからの時代に効果的なブランディングとは何か、また、なぜそれが本質的な経営の武器になるのか、そして、付加価値の意味とはどういうことかについて以下の4章から成る。
①社長が変われば、会社も変わる
②武器構築で、永続企業へ
③インナーブランディングで、組織強化を
④付加価値づくりのブランドとは
ブランディングは一部の優良企業だけに必要なものでもない。形のない捉えどころのないソレはある意味、見えず、捉えどころはないものの、顧客を惹きつけ、永続的な顧客になってもらうためにはなくてはならないものでもある。
目の前にあるニーズだけを満たすわけでもなく、顧客が気づいていないものを満たし、今だけではなく、未来、永続的に企業と顧客と社会の関係性を形作るものでもある。
そしてブランディングは戦略も何もなく、積み上げられるものではなく、戦略的に対顧客だけではなく、企業内に浸透してはじめて顧客と社会に向けて発信し、効果が表れてくるものでもある。
何がしたいか、顧客・社会が何を求めているか。どのようにそれが価値を生み出すのかを考えることは並大抵の努力では成し遂げられないものの、サステナブルな経営にはサステナブルな顧客との関係性は切っても切ることができない。
本質を学ぶだけではなく、基礎的な付加価値を捉えるための一冊でもある。
Posted by ブクログ
付加価値というタイトルですが、メインは企業のトップに向けて、企業理念、ビジョン、パーパスを固める重要性を説き、その理念を実現するための採用や人材育成の考え方をしめしています。その中で企業の付加価値を考える。といった流れです。
今は企業のトップではない人も、今、所属している職場を1つの会社とみなして読むと自分がなすべきことに学びが得られるとおもいます。
私の場合は、会社のトップやミドルマネージャはしっかりと理念を示してくれていますので、まずは職場の理念に落とし込むことを実践したいと思います。
Posted by ブクログ
付加価値というタイトルに惹かれて購入しましまた。自分自身のブランディングや強みを出していきたいという思いてましたがこの本は会社の社長など組織単位でのお話だったためもう少し見て買うべきでした。付加価値は内部的な部分と外部的な部分があるため社内でのインナーブランディングの重要性を再確認しました。逆に言えば会社選びの基準としていいかもしれません。
Posted by ブクログ
当たり前のことを、当たり前に書いてある本。
いまだ昭和を生きている経営者には有益かもしれない。
因果関係のこじつけには目をつぶらなければならないけれども。
Posted by ブクログ
ブランディングの本質を理解し、ブランド戦略を行うために必要なことを説いた本。
まずは自社の付加価値を知ることから。自社の価値がわかれば社内外に向けて明確なアピールができるようになります。