宮崎嶺雄のレビュー一覧

  • ペスト

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    人間ではどうしようもできない圧倒的恐怖、それでも闘おうとする人間特有の強さ、世の中の無常を思い知らされた。

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    2024年02月05日
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】

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    古典ミステリーが読みたくなり「ガストン・ルルー」の長篇ミステリー作品『黄色い部屋の謎』を読みました。

    密室殺人ものの古典的名作として高く評価されている作品なので、以前から読みたかった作品です。

    -----story-------------
    フランス有数の頭脳、「スタンガースン」博士の住まうグランディエ城の離れで、惨劇は起きた。
    内部から完全に密閉された“黄色い部屋”からの悲鳴に、ドアをこわしてはいった一同が目にしたのは、血の海の中に倒れた令嬢の姿だけ… 犯人はどこへ消えたのか?
    不可能犯罪に挑むは青年記者「ルールタビーユ」。
    密室ミステリーの金字塔にして、世界ベストテンの上位に選ばれる名

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    2024年01月04日
  • ペスト

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    名作と誉高い本作だけど、かなり難儀して読んだ。特に導入部が持って回った表現で辛かった。ドイツ占領下のパリの戦争体験から、という思い込みで読んでたけど、そこまで関連は感じず、アレアレっと思いながら読み終わってしまった。いつか再読しよう。

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    2023年10月13日
  • ペスト

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    ネタバレ

    すごく読みにくかった。アルジェリアのオラン市でペストが発生し町が閉鎖されたことにより人々が苦しむ様子が描かれている。医師リウーが予審判事の息子が苦しむ様子に耐えれない描写が印象的。タルーの過去は不条理に目覚めたことを示してるらしい。新聞記者のランベールが最初は街から抜け出そうと奔走するが自分だけ幸福になるのは正義ではないという考えになり街に残る場面が印象的

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    2024年11月19日
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】

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    犯人は少々目星がつくし、トリックも明かされてみればなーんだと言うもの、なのだがルールタビーユのキャラ、探偵2人の対決の構図含め流石グイグイ読ませる。

    刊行当時に与えた影響は計り知れないし、今読んでもやはり傑作である。

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    2019年03月20日
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】

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    最近、こういうレビューが多いけど…
    最初に期待したハードルを越えられなかった、それだけにとどまらず大残念作でした。

    事件の謎は魅力的やったんやけど、探偵のキャラも今ひとつ、後出しと思わせぶりが必要以上に多過ぎ(と個人的には思え)て興ざめする、最後に語られる真相(の一部)が強引すぎて納得いかない、等々。
    まあ、最後の部分はそれ自体はこの事件の本筋とは直接関係ないし、ただ作者としては最後のビックリを狙ったのかも知れんけど、「それはないやろ〜」って感じでした。

    作中で探偵役のルールタビーユがやたらと気にする「黒衣夫人の香り」
    「そんなタイトルの小説あったなぁ」と思ってたら、解説で戸川安宣さんが「

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    2017年11月26日
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】

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    ネタバレ

    久しぶりに小説を読んだ。
    ○一世紀も前の作品だと思えないほどの密室トリック・犯人の意外性・探偵対探偵の構図
    ×2つ目、3つ目の犯人の消失が微妙・犯人の正体のアンフェア感・文化が違うからかもしれないが、被害者があの理由で命を危険にさらしてまで頑なに口をつぐんだことが理解できない 歴史的価値はあると思うが、本格としては最初の密室以外は弱いと思う。

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    2013年09月23日
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】

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    フランス有数の頭脳、スタンガースン博士が住む
    グランディエ城の離れの一室で、惨劇は起きた。
    内部から完全に密閉された《黄色い部屋》から響く悲鳴。
    ドアを壊して駆けつけた一同が目にしたのは、
    荒らされた室内と、血の海の中に倒れた博士の令嬢の姿のみ。
    令嬢を襲った犯人はいったいどこへ消えたのか?
    この不可解な事件と、続いて起こる怪事件の謎に挑むのは、
    若干18歳の青年新聞記者ルールタビーユ。

    密室ミステリの金字塔にして、
    世界ベストテンの上位に選ばれる名作古典ミステリ。
    原題「Le Mystere De La Chambre Jaune」。
    「Mystere」のひとつめのe

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    2012年05月07日
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】

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    青年新聞記者探偵と大御所探偵の推理バトルのような展開?謎解き場面の言葉のやり取りは面白いです。
    古典的でありながら読みごたえがあります。ただフランスらしい言葉の言い回しになれるのに時間がかかったなぁ?
    引き合いにコナンドイルを何回か出して皮肉っているけれど、なんとなく相棒とのやり取りはホームズとワトソン君に似ていたような…

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    2011年01月06日
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】

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    密室犯罪。二人の探偵による謎解き競争。人里離れた古城の黄色い部屋で、令嬢が何度も襲われ、その都度犯人が脱出不可能な状況であることが示される。構成も語り口も良く、面白いが、謎ときの結末が貧弱?

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    2010年07月22日
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】

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    かなりの名作との話題だったので、楽しみにして読んだのですが・・。

    探偵はわずか18歳、ルールタビーユ君。彼はあまり助手の助けを必要としないタイプ。
    しかし彼は若いだけあって、というか、なかなかやんちゃ、破天荒、な感じで、かわいい。
    謎は<黄色い部屋>の密室をもっと不気味にやってくれるのかなぁ、と思いきや、そんなに黄色いことは重要じゃなかった(笑)
    まあ完璧な密室ではあるよ、でもさあ・・・ワクワクしねぇ。
    犯人もトリックも、割と最初のほうからこいつだろ、こうだろ、と思ってたわけで。
    寧ろスタンガースンお嬢さんとダルザックが必死で隠していた秘密が知りたくてたまらなかったわけで。で、いざ知ると、「

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    2009年10月04日
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】

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    とりあえず、たまには古典モノも、ということで読みました。
    ・・・つか、創元推理文庫50周年フェアで目に止まったもので。。
    密室殺人、怪しい関係者、清廉潔白そうな家族、探偵の対決、
    のろまな警察・司法関係者と、なんかもう、ザッツ!推理小説!してます♪
    いいですねぇ〜、こういうノリ♪
    続編もあるようなので、また読んでみたいです。

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    2009年10月07日
  • ペスト

    jun

    購入済み

    翻訳に難?

    カミュがノーベル文学賞作家というので、2017年のノーベル賞受賞後にまとめ読みしたカズオ・イシグロの著作やパール・バック(1938年受賞)ヘルマン・ヘッセ(1946年受賞)、アーネスト・ヘミングウェイ(1954年受賞)、アレクサドル・ソルジェニーツィン(1970年受賞)等々の著書を思い浮かべていました。しかしこの「ペスト」は期待外れでした。医者のリウー、判事のオトン、記者のランベール、パヌール神父、市役所吏員グラン等々多彩な人物設定はうまく組み立てていると思いましたが、登場人物それぞれの主観の記述を排して、なるべくリウーの観察とグランの記録による客観描写に心がけて読者の想像力に訴えたと思われる

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    2020年06月22日