治部れんげのレビュー一覧
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ーー赤ちゃん好きの息子は早速近くに行き、あやしたり遊んだりしました。すると近くにいた同級生の女の子に言われたそうです。「赤ちゃんの世話は女の人がやることだよ」黙って引き下がる息子ではありません。「誰が決めたの?」即座に言い返すと、その子は下を向いて黙ってしまったそうです。(p.173〜174)
子どもへの刷り込みは、育てる親や周囲の大人の責任。
まずは、著者さんとその息子さんに拍手。
そして、相手の女の子が、その後も良い学びを得ていますように。
それから、娘が2人いるうちの夫の頑張りにも感謝。
家事の大半を夫がこなす姿を生まれた時から見ている娘に「ケアは母親の仕事」という意識は無い。
もちろん、最初から夫が全部できたわけではない。私の長期入院や長距離出勤、キャリアの変化など、さまざまな状況が重なった結果、今の形になっている。けれど、もし、途中でくじけて夫の実家に同居していたら、夫がこれほど家事・育児に力を発揮する状況にはならなかっただろうし、夫の親離れも進まなかっただろう。何せ、姑の子離れが完了していないのだから。そして、そういう夫の姿が娘たちにとって少なくはない悪影響を与えたはずだ。
夫の実家での同居を拒み通して、本当によかった。 -
Posted by ブクログ
ネトフリなどでヒットした韓国、日本、アメリカ・ヨーロッパのドラマに分けてジェンダーをどのように捉えているのかを分析した本。
韓国ドラマは愛の不時着やスカイキャッスル、よくおごってくれるきれいなお姉さんなど大ヒット作品ばかりでとても読みやすかった。警察官や軍に所属しているけど家ではケアしてくれる側にいる男性像を描いているということを作者は書いており、確かに良いギャップを作っていて多くの視聴者を惹きつけているのだろうとすごく納得した。
日本のドラマではきのう何食べた?は観ないと!という気持ちになったが、まだまだ作者の納得するレベルのドラマは無いのだろうと予想したが、ゆっくりちょっとずつ増えたら良いなと思った。
アメリカやヨーロッパのドラマで観たいなと思ったのはthe handmaids tale は本を読みたいなと思ったのとthe good fight とbig little lies も面白そうだなと感じた。
やはり文化の違いにより家族の形や姑が関与してきたりなど様々な形でどれも良し悪しはあるが、やはり日本はまだまだだということが実感した。 -
Posted by ブクログ
最近、ジェンダー界隈での発言で注文している治部れんげさん。以前、オンラインで講演のようなものを聞いたときも話に納得できるとともに、質疑応答の対応とかも含めて好感をもった。ところが、れんげさんの単著がまだ大してない。この本は数少ない単著……なんだけど、テーマといい光文社新書として出ていることもあって、書題でジェンダーを謳っているもののジェンダー直球とはいえないし、マイルドに作ってあるんだと思う。
とはいえ、数々のドラマをジェンダー視点で斬るというのは面白い企画。まあ、斬るというよりは外国モノに関してはほとんどお見事とほめている。それに比べると日本のドラマは旗色悪し。ま、身内(同国人)だから実社会の実状を知っていると表層をすくっただけのような感じを抱かずにはいられないだろうし、点が辛くなるのはしょうがないか。
ドラマを見るのってただ面白いけど、こういうふうに視点を定めて見るともっとおもしろかったり、好きだったはずのドラマのあらが見えてくるかも。れんげさんが書いていた、大変な状況にあるときなどにドラマが活力になったというのに同感。自分は最近、あまり感じてなかったけど、そういうものを求めてドラマを見るというのもありだと再認識。ドラマを見るとは、架空の世界にこもるのではなく、実世界の写し絵やデフォルメされたものに触れることであり、実世界を生き抜く知恵や心意気を与えてもくれるものなのだ。 -
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・日本にはまだまだ女性取締役が少なく、海外に遅れをとっている。これを解決するために、社会が、会社が意図的に増加させる取り組みが必要だと思った。
・ダイバーシティーを促進することで、社会は豊かになる。
・女性差別もあるが、男性差別もある。
物語の中の、「男性と女性が会議室に入ってきた時、男性が上司だと感じてしまう」とあったが、私もそうだと思う。自分自身も、知らず知らずのうちにジェンダーバイアスを持っていないか意識する必要がある。
・女性だから、と海外転勤を諦めたりする必要はない。男女平等は私たちが実現していく。
・ジョブ型雇用とマーケット型雇用
今のことは、ジョブ型雇用が自分に向いていると思う。なぜなら、地方支社への転勤は自分にとっては厳しいから。会社が雇用を守ってくれると、自由なキャリアを描きたくても描けないと思う。 -
Posted by ブクログ
Netflix, Prime Videoで海外ドラマ見まくりの私は、終始頷きが止まらなかった。改めてジェンダー視点で論じるのは面白いが、それにとどまらず、各国のドラマはその日常を映し、自然と日本との違いを知ることが出来る。(多分会社のおじさま方より各国のジェンダー・貧富等の格差、いじめ問題を知っているはず)
エンタメにおいても幾度となく、あー完全に日本負けてるな…と思い、ほとんどTVでドラマは見ていない。
コロナ禍で世界を旅することが出来ない今、改めて各国のドラマで沢山の知識を得ることができる魅力を再認識した。まだ観ていなかった欧州、カナダのドラマ紹介も嬉しい。