金井真弓のレビュー一覧

  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

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    支援はする側だけでなく、される側にも助言を受け入れる準備が必要。
    支援のときに私が気を付けるべき罠は自分の正解がすべての人の正解だと思い込み、感謝されるべきだと感じること。なかなか難しい。

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    2024年08月07日
  • 新装版 幸せがずっと続く12の行動習慣 「人はどうしたら幸せになるか」を科学的に研究してわかったこと

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    幸せな人生をおくるには
    極めて真っ当な内容になっている。

    メモ
    ・12の行動習慣
      感謝の気持ちを表す 感謝日記
      楽観的になる 最高の自分像を書き出す
      考えすぎない、人と比較しない
      親切にする
      人間関係を育む
      ストレスや悩みに対処する
      人を許す
      熱中できる活動を増やす
      人生の喜びを深く味わう
      目標達成に全力を尽くす
      内面的なものを大切にする
      身体を大切にする 瞑想と運動

    ・意図的な行動が習慣として続くために
      ポジティブ感情をより多く体験する
      タイミングを測り、行動に変化を起こす
      社会的なつながりを大切にする
      動機努力コミットメン

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    2024年08月10日
  • 欲望の錬金術―伝説の広告人が明かす不合理のマーケティング

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    この本のここがお気に入り

    「「犬が人を噛む」のはニュースではないが、「人が犬を噛む」のはニュースだというものである。意外だとか非論理的なものによって、意味は不釣り合いなほど多く伝えられる。一方、ロジカルで狭義の物事は何の情報も伝えない」

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    2024年06月08日
  • バナの戦争

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    田尻久子さん「橙書店にて」で紹介されていた本。書店員さんがお薦めしてくださる本が、いつも自分の世界を広げてくれます。ありがとうございます。

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    2023年12月27日
  • セルリアンブルー 海が見える家 上

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    ライナスが仕事で調査に訪れたマーシャス児童保護施設。
    そこでは彼が今まで目にしたことのない子どもたちがいて、驚きの連続だった。

    ケースワーカーとして子どもたちと一定の距離を保とうとしていたライナスだが、徐々に子どもたちと打ち解け彼が変わっていく様子が良い。

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    2023年07月09日
  • ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ

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    なぜ人は対立するのか。対話とは共通理解を探し出す行為だと理解できれば、議論とは違うということを認識できれば、分かるのだろう。
    サステナブルという言葉を目にすることが多い現代において、対話の重要性は増している。

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    2023年04月15日
  • 欲望の錬金術―伝説の広告人が明かす不合理のマーケティング

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    世界的広告会社オグルヴィUKの副会長を務め、マーケティングとP&Rの最前線で人気を博してきた著者による本。「なぜ人は不合理な選択をしてしまうのか」を説明することが主題となっている。

    本書は「心理学」「行動経済学」「心理物理学」をミックスさせたジャンルレスな本だと言える。それによって消費者がとる、アンロジカルな(サイコロジカルな)行動の原因を追求する。

    この分野の本はこれまでに割と読んできたのでかなり知識はある方だと思っているが、知らない概念や用語も幾つかあった。
    とはいえ、アカデミックに振り切っているというわけではなく、実際のケースや著者自身の経験に基づくエピソードも多く紹介される

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    2023年04月09日
  • 愛されすぎたぬいぐるみたち

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    年月を経てぼろぼろになったけれど愛着のあるぬいぐるみを募集し、ポートレートと共にエピソードを紹介する写真集。


    だいぶ前に原書を読んでいて、懐かしくなったので購入。他人の目にはちょっと可愛いと言えないレベルに形が崩れてしまっている子もいるのだが、添えられた思い出話を読むとそのクタクタな姿こそが特別なのだとわかる。原義のフェティッシュ=呪物崇拝の世界だ。
    いくつか手作りのぬいもいるけれど、ほとんどは工業製品。だが、パーツを付け直し、布をツギハギされていくうちに、とても元はデパートに並んでいたとは信じられない風貌になっている。この唯一無二の佇まい。"表情"としか呼びようのない

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    2023年01月10日
  • 愛されすぎたぬいぐるみたち

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    個性溢れるぬいぐるみたちに沢山の心温まるエピソードが詰め込まれていて楽しかった!

    よく私はぬいぐるみを連れて行って写真を撮るぬい活をしているが、この本を読んでぬいぐるみと付き合う長さはただモノではないなと実感した…
    今のお気に入りの子も生涯の相棒と呼べるくらい大切にしていきたい。

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    2023年01月05日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

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    1.自分の行っていることがしっかりと人の役に立っているのかを科学的視点から分析したくなったので読みました。

    2.本書は組織心理学の祖として活躍している著者が「人を助けること」についてどのような考えなのかを述べています。
    人を助ける=支援というキーワードを紐解きながら、日常でのシーンを事例にして役に立っているケースと経っていないケースを比較しています。
    役に立っている状態には必ず7つの原則が守られており、それを保つために4つの問いかけの順番を守っています。本書ではその原理原則とともになぜ役に立たない支援が出てしまうのかも述べています。

    3.日常を振り返ると「問いかけの数」が少ないことに気づき

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    2022年10月08日
  • 愛されすぎたぬいぐるみたち

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    長年愛されてきたぬいぐるみのポートレートと、彼らにまつわるエピソードを収めた写真集。原題は『Much Loved』。
    U2ボノが持ち主であるテディベアや、ミスター・ビーンのテディベアも収録されている。いちばん印象に残ったのは『ミスター・テッド/ジョニーのクマ』。ダウン症で生まれたジョニーの元にやってきて、彼が6歳になる数ヶ月前までを共に過ごし、その後も妹たちと遊んだ。自信に満ちた優しい表情に見えた。
    写真・文:マーク・ニクソン、訳:金井真弓

    著者による前書きの部分の、「ぬいぐるみを募集した際にほとんどが子どもであることを想定していたが、大人にも大いに受け、多くの大人もぬいぐるみを大事にしてい

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    2022年10月03日
  • ボーイフレンド演じます

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    間違いなく恋愛小説だが、友情や家族愛についてかなり深く切り込んでいる。
    お互いの利益のためのフェイクの恋人が本当の恋人になるまでの出来事がユーモアたっぷりに描かれていて非常に面白かった。

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    2022年05月21日
  • 欲望の錬金術―伝説の広告人が明かす不合理のマーケティング

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    日本のインターネット広告費がテレビの広告費を抜いたのが2019年。アメリカでは2017年に抜き去っています。デジタル、デジタルと草木もなびく流れの中での本書です。著者はオグルヴィUKの副会長、出版されたのが2019年なので、最初はなんとなくレガシー系広告会社の「あがきの叫び」かな?と思ったのですが、一貫してクリエイティビティについての主張でした。それは「非合理のススメ」。もちろん,その中でデジタルマーケティングにも英国っぽい皮肉をカマしてしますが。たとえばP480「テレビコマーシャルをバナー広告と異なるものにしているものは何か?私には次の3点が考えられる。1.テレビコマーシャルの製作は高額で、

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    2022年05月08日
  • 愛されすぎたぬいぐるみたち

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    愛されすぎたぬいぐるみたちの写真とエピソードをまとめた本です。
    欠損の美、滅びの美に近い何かを感じました。ボロボロになるくらい持ち主に愛されたぬいぐるみたちは幸せなのかもしれません。

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    2022年05月05日
  • ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ

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    例え話が極端に少ない、もしくは分かりづらいものが多く、抽象度の高い難解な本であろうと思います。

    今回、私はペア読書という3,4人で1ヶ月かけ、1日10ページ程度に区切って、読んで、その箇所の感想や質問をしながら、少しずつ読み進めるという方法で読みました。まさにその場は、ダイアローグという形で、難読書ながらも共通理解を得ようとした試みでした。その記録を少し残したいと思います。

    コミュニケーションの語源は何かを共通のものにすること。対話は言語を通じて、共通認識を作り上げる行為。

    現在の社会では、あらゆる対立、議論、説得に基づくコミュニケーションがなされ、共通のものが作られずインコヒーレントな

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    2022年03月27日
  • ボーイフレンド演じます

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    ネタバレ

    ロックスターの息子・ルークと弁護士のオリヴァーは、それぞれの事情からフェイクの恋人同士になる。
    ルークの一人称視点で展開する、中々心を開けないラブコメ。扉が開かれる時間は、いつも非常識な時間だけど、非常事態だから仕方ないね。

    タイトルとあらすじから、結局両想いになるやつでしょ~なんて見守ってたんですが、二人とも厄介な思考すぎて両片思い状態が長かった。
    二人を取り巻く友人やルークの同僚たちのアクが強い。ブリッジは最高。
    ラストシーン、夜明けを玄関で迎える二人が互いの気持ちを語り合う様子に微笑ましさを感じるんですけど、家の中にプリヤがいるのを想像するとめちゃくちゃおもしろいんですよね。絶対ドアの

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    2021年09月04日
  • 欲望の錬金術―伝説の広告人が明かす不合理のマーケティング

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    合理的である事は周りからの納得感は得られるが必ずしも正解とは限らない。一見不合理である事の中に金の延棒は隠されているかも知れない

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    2021年08月02日
  • 愛されすぎたぬいぐるみたち

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     愛されすぎてボロボロになったぬいぐるみたちの写真集。
     ぬいぐるみの写真とともに書かれているぬいぐるみの名前や年齢、持ち主から語られるエピソードも読み応えがある。
     載っているぬいぐるみの写真は、愛され「すぎ」たと言われるだけあって、正直かなりひどい見た目のものも多い。
     ふわふわだったはずの毛は擦り切れて下地の布だけになっていたり、カラフルだったはずの色は黒ずみ色あせていたり、目や腕は取れかけていたり取れていたり、糸や布で直された跡が丸見えだったり。
     車で数十キロ引きずられたのか?と思うようなものや、ホラーゲームのクリーチャー―と見紛う見た目のものもある。
     しかし、擦り切れたり黒ずんだ

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    2021年07月04日
  • マリア・シャラポワ自伝

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    内容とは離れて、例えばロシアの人がアメリカに移住して、その人に見えるアメリカがある。こういう視界の方が、いくらか素に近いアメリカを知ることができると感じる。ひいき目や近視眼的な濁りやピンボケがしにくいと。
    内容からは、能力、決断、構造、そういったものの中で生きることを教わった。自由の概念よりは解放に近いものの方が文明的ではないかと。

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    2021年06月28日
  • 欲望の錬金術―伝説の広告人が明かす不合理のマーケティング

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    欧米企業の課題解決マーケティング事例を知りたい若者向けの書。昔だったらノードストロームとかサウスウエスト航空とか。欧米のベストプラクティスを読みながら、「流石だなぁ」なんて思ったものです。本書はその2020年版でしょうか。

    行動経済学が、人間は合理的行動を取らないってことを証明し始めました。そのことを、広告、マーケティングに長年携わり多くの事例を見てきた著者は、「錬金術」と呼び、ロジカルな思考からの解放を問うてます。

    ちょっと前に読んだ編集工学のアフォーダンスや、アナロジカルな考えと似てます。一緒に読むと自分ごととして、実践できる気がします。

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    2021年06月22日