金井真弓のレビュー一覧

  • ウォーキング・ディザスター(上)

    最高!

    男性視点でなおかつ、不良でやらかしがちなヒーローが好きな人には最高の1冊。本編より先にこちらを読んでも全然問題なし。ヒロインを好きになってから、もの凄い執着と情熱で恋愛する姿に悶ました。

    #カッコいい #ドキドキハラハラ

    0
    2022年03月05日
  • 欲望の錬金術―伝説の広告人が明かす不合理のマーケティング

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ロジカルではない解決案 サイコロジック
     ビッグデータは過去から出ている →意思決定の数学的モデルへの過度の依存
     人類は現代と異なった状態で進化してきた 行動に一貫性がない
     合理的だが間違っていることがある
     心理学では 良いアイデアの逆が とても良いアイデアということが可能

    現実よりも認識の発展 「真の理由」
     問題は 待ち時間そのものよりも待っている時間の不確実性
     平均のためではなく異常値に注目する

    水=何の味もしない=合理性の追求 →無味無臭なものばかりに

    人間の能力は漠然とした正しさの中に存在する
    脳は「広い状況」の問題を解決できるように進化した。
     問題が起こるのは「狭い」考えを用いて「広い」問題を解決するとき。

    実際にあるもの=物理法則 と
    我々が知覚しているもの=心理学的法則 とは非常に異なっている。

    価格と価値  低価格ではなく、節約感
     低脂肪=おいしくない 環境にやさしい=効果減  沈黙を続けた後に発表する
    イケア効果 ひと手間加えることによる知覚価値 行動を与えることで理由は自分で

    人は 明確な交換条件を好む
       選択肢があることを好む
       命令はない自分の行動を好む
       良識的なものを好む

    0
    2022年03月18日
  • 欲望の錬金術―伝説の広告人が明かす不合理のマーケティング

    Posted by ブクログ

    この本を読めば、なぜこの本が無駄に分厚い本なのか理解できるのではないか。

    行動経済学系の本を読んでいる人であれば、知っている内容も多いかもしれないが、著者の本業である広告ビジネスの事例が多くある事で納得感の強い本だと思う。

    0
    2021年12月10日
  • ボーイフレンド演じます

    Posted by ブクログ

    め、めちゃくちゃ面白かった〜!
    主人公のひねくれっぷりがハンパなくて、それが恋愛の障害にもなるけれど、そんなひねくれも読み進めるほどにキュートに思えてくる。お互いに恋心は高まってるのになかなか距離を縮められないのがギュンギュンにときめく!
    しかし後半は、主人公たちの抱える自尊感情の問題に突入し、LGBTQ+の受けるマイクロアグレッションの描写もリアルに刺さったりと、なかなかクリティカル。
    小ネタが多くて英語で読めたら&英国文化にもっと詳しかったら倍面白いんだろうな、と思ったけど、日本語訳でもハマる面白さです。

    0
    2021年09月28日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

    Posted by ブクログ

    読書中。
    本当に目からウロコだらけ。職業柄、支援する側に立つことが多いが、本当に参考にしかならない。この本に出会わなければ意識すらしなかったことがたくさんある。

    0
    2021年09月26日
  • 欲望の錬金術―伝説の広告人が明かす不合理のマーケティング

    Posted by ブクログ

    面白かった!人は1/4インチの穴が欲しいの"ではなく"、カッコいいドリルを買いたい。それから穴を空ける場所を探す。理だけでなく情でビジネスが動くことを経験則で皆知っているのに、なぜ意思決定においては理ばかりで判断されるのか。
    AIが(当分の間)人間を超えられないのはなぜか。ヒントが随所に散りばめられている。

    0
    2021年08月22日
  • 愛されすぎたぬいぐるみたち

    Posted by ブクログ

    書店でみつけて、なんとなく開いた瞬間みぞおちを掴まれた一冊。
    グロテスクなほどボロボロになったぬいぐるみたちの写真。持ち主とぬいぐるみのエピソードにまたぐっとくる。
    こんなになるまで愛されて、それでも(それ故)捨てられることなく大切にされ続ける。
    尋常じゃない量の思い出を抱えて、どうかずっと持ち主の人と一緒にいてほしいと思ったし、私もそんな存在を持ちたい、と思った。

    0
    2021年01月30日
  • ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ

    Posted by ブクログ

    デヴィッド・ボームは、アインシュタインと共に研究をしていた20世紀を代表する物理学者の一人ですが、そんな人が晩年に提唱したのが「On Dialogue」,「対話」でした。

    *

    彼のいう「対話」をまとめてみると、参加する人々の背景に小川のように存在する「意味」の流れを汲み取りながら、「想定」(バイアスのようなもの)にとらわれずに、新たな意味をつくりあげる営み、という感じでしょうか。

    *

    私は大学生の頃からファシリテーターのような役割を経験してきましたが、2013年頃にこの本を読んでから、姿勢が変わったように思います。なんというか、本当に、話し合いの場に参加するときには「小川」をイメージすることから始めています。

    *

    7年以上経ったいま、読み直してみましたが、うなずきが止まらないというか。熟練のファシリテーターにとっては当然のことが滔々と書かれている本だと思いますが、何度読んでも色褪せない、原点回帰できる本だと思いました。

    *

    人々の行動や発言の背景には必ず、ボームのいう「想定」があると思います。人々が個別にもつ「想定」をぶつけ合い、それを認めさせようとする話し合いはディスカッションであり、それは対話とは明確に異なるものである、とボームはいいます。

    *

    そうではなくて、対話にはそもそも、特定の目的や議題などは存在しない。お互いがもつ想定の意味(どうしてそう思うのか?)を導き出し、共有し、(小川の流れに意見を乗せていくように)その意味をつなぎ合わせながら、そのグループにおける新たな意味をつくりあげること。

    *

    いわゆる「ブレインストーミング」と呼ばれる場で、おしゃべりな人がバババーっと喋ったことがそのままグループの意見になることや、付箋に書かれた意見を見た目だけで機械的に並び替えて「グルーピング」して「グループの意見がまとまりました」ということがたまにあります。

    *

    というよりは、「どうしてそう思ったのか」「それについて、あなたはどう思うのか」を(もちろん、言葉による発言を強要するのではなく、その人に合う表現方法で)導き、つないでいく、という感じかなあ、と。

    *

    無目的、かつ言葉の意味を拾いながら雑談する場を大切にしたいものですね。

    0
    2021年01月26日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「支援」をテーマにした良書。支援とは道を教えるという簡単なことから、組織コンサルのような高度な支援も含まれる。

    今の自分の仕事という観点、マネージャーとして良いチームを築くという観点、プライベートでの人間関係の観点、あらゆる社会的関係に適応できる考えだった。

    専門家型・医者型・プロセスコンサルの3つの型を知ること。
    まずは控えめな質問から始めること。
    自分が支援者になる場合、クライアントが一つ低い位置にいると認識していることを常に意識し、対等な関係を築く努力をすること。

    定期的に読み返したい本。

    0
    2021年01月21日
  • バナの戦争

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリア政府軍からの空爆を浴びたアレッポに住む7歳の少女、バナの回想とツイッターで発信したSOS、それに呼応したかのように実現したアレッポからの脱出行までが記された本。序盤の数節は平和だったころの生活が描かれ、それ以降は徐々に悪化していく彼女の周辺の状況が記されていく。7歳の少女が文章の基本的な内容を書いていることもあり(それでもだいぶ大人びているが)、下手に難しい修飾表現を使っていない分、むしろ戦争と爆撃の生々しさが伝わってくる。

    途中、5回ほど母親から娘に宛てた文章が差し込まれており、母親の目線でこの戦争をどう捉えていたか、戦禍の中で生き抜く娘をどのように見守っていたのかを読み取ることができる。母親からのこのメッセージは、子どもを持つ親として共感できるとともに、よくこの惨状から娘(とバナの弟にあたる2人の男の子)を守り切ったものだ、という感嘆の念すら抱く。

    帯のうたい文句は「現代版『アンネの日記』と話題の感動手記」とあり、ハリーポッターの著者のJ.K.ローリングの推薦の一言も併記されている。アンネはナチスに飲み込まれて命を落としたが、バナと両親、弟2人、祖父母や親戚など、本に出てくる人物は全員、生き残っている。アレッポの悲惨な空爆を思えば奇跡とも言える生還であり、バナが活きていてくれて本当に良かったと感じる一方、これを「感動の手記」で留めてはならない、とも思う。

    0
    2020年12月29日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    p41 われわれの自尊心の基盤となるのは、礼を言われることにより、要求していたものが受け入れられ、肯定されたと、絶えず認識することだ。

    p46 他人を信頼するとは、われわれがどんな考えや感情、あるいは意図を示そうとも、相手はこちらをけなしたり、顔を潰したり、自信を持って言ったことを利用したりしないと思うことだ。

    p111 プロセスコンサルタントの役割の適用の前提

    p119 自殺志望の患者にこう尋ねた。「あなたのすべてが自殺を願っているのですか。それれとも、あなたの中には自殺を望まない部分がいくらかあるのでしょうか。ちょっとでいいですから、自殺を望んでいないあなたの部分と話させてください」

    p198 フィードバックが最良の状態で働く条件→強要されるのではなく、自ら求めたもので、具体的かつ明確であり、共通の目標に適合していて、評価的なものというよりは説明的なもの

    p230〜 支援関係における7つの原則とコツ

    p247 もし、クライエントがあなたからの助言を執拗に求めたら、少なくとも二つの選択肢を与えなさい。そうすれば、クライエントはまだ選択しなければならないことになります。

    0
    2020年06月05日
  • マリア・シャラポワ自伝

    Posted by ブクログ

    全編を通してシャラポアが勝気な性格であることが分かります。内容の割に長い本です、もう少し訳を工夫するべきかなと思いました。シャラポアが幼少の頃の話は興味深く読めます。活躍し始めたら、みなさんが知っている通りなので、そうだったかなぐらいで、他のテニス選手の自伝と同じようにプロの世界は非日常だと思わされます。ドーピングについて多く書かれています。辛い思いをしたことが分かります。最も盛り上がるところはディミトロフとの交際について語られているところです。但し、この箇所だけ読むのはもったいないです。最初から読んで、シャラポアの生い立ちやロシア人の気質を知ると、より楽しめます。誤字 224頁17行目 正:キヤノン 誤:キャノン 誤字とは言えないような感じです。

    0
    2020年01月07日
  • サーバントリーダーシップ

    Posted by ブクログ

    ”著者が使命感をもって広めようとした「サーバントリーダーシップ」の論文集(マズローの『完全なる経営』のようなテイスト)。この時期に出会えてよかった!
    ---
    T:
    P:
    O:
    ---
    ・リーダーがフォロワーに尽くすのがいちばん自然だとさらりと述べた。そして、「導くこと」と「奉仕すること」は両立する、と自信たっぷりに、これまたさらりと述べたのであった。(p.6 監訳者序文)
    ・ガンジー:われわれを破壊させる7つのもの→★*L
     ・労働なき富
     ・良心なき快楽
     ・人格なき学識
     ・道徳なきビジネス
     ・人間性なき科学
     ・献身なき信仰
     ・理念なき政治
     (p.26 前書きに代えて by スティーブン・R・コヴィー)
    ・J・H・ベッチャー「自尊心を持ち続けるためには、他人に不快な思いをさせてでも、正しいと知っていることをするのがいい。その場だけ、他人を喜ばせようとして、間違いだと分かっていることをするよりは」。(p.29 同上)
     #む、むむ?…
    ・人間は、自分を導く人が共感してくれ、あるがままに受け入れてくれると一回り大きくなる。たとえ、能力の点からはやり方を批判されても。この考えに基づいて、自分と歩む者を全面的に受け入れるリーダーは必ず信頼されるだろう。(p.66)
    ・「あなたたちの中で罪を犯したもののないものが、まず、この女に石を投げなさい」(p.76)
     キリスト。『新約聖書』「ヨハネによる福音書」8章7節
    ・INCとLTD(Limited)
     今日の商品やサービスのほとんどは、そのように責任が制限された組織によって供給され続けるだろう。しかし、奉仕される人が、その過程で愛を与えられるべき人的サービスには、コミュニティが必要である。(p.91)
    ★トラスティ??信託を受託するもの (trustee)
     組織には2種類のリーダーが必要だ。組織の内部にいて、実際に毎日の任務を遂行していくリーダー。そして、外部にありながらも密接に関わり、距離があることを利用して、実際に活動するリーダーたちを監督するリーダーである。後者は「トラスティ(受託者)」と呼ばれる。(p.94)
     #理事?、役員? 日本国内を例にとると、具体的にはどういう人だろ???
    ★サーバントを見分けるには(p.98-99)
     ヘルマン・ヘッセ『東方巡礼』のレーオ。
     →全集に収録(「東方への旅」と訳されている本もある)。読んでみよう!
     ケン・キージー『カッコーの巣の上で』のマクマーフィ
    ★サーバント向きの、二十代前半から半ばまでの男女が出現しつつある。(中略)彼らのほとんどは三十代になるまでに、社会を形成する大きな責任を負う準備ができているだろう。(中略)リーダーになる準備を最優先にさせるべきである。(p.104)
    ・トラスティにとって最も重要な資質は、組織を思いやる気持ちがあるということ、つまり、組織が関わるあらゆる人間に配慮するという天田。(p.117)
    ・われわれの社会にある大きな組織は、能力ある人間が育つ場所をもっと作るべきだ。(p.164)
    ・組織の管理におけるトラスティのおもな役割は以下のとおりである。(p.170-171)
     - 目標を定めること(長期的な計画も含めて)、組織の責務や一般的な前提、あるいはコンセプトを定義づけ、目標に到達するための計画を是認すること。
     - トップの経営陣を任命すること。
     - 適切な頃合いを見て、組織の業績を評価すること。
     - 上記の評価でわかったことをもとにして、適切な措置をとること。
    ・新しい企業倫理
     仕事のために人間が存在し、また、人間のために仕事が存在する。違う言い方をすれば、企業は製品やサービスを顧客に供給するために存在し、また、意義のある仕事を人に与えるために存在するのだ。(p.239)
    ・コンサルタントに頼って答えを見つけるのではなく、最も有能な部下にこの問題の解決を任せる一番の理由は、こうした分野ではそもそも正しい答えを見つけるよりも、その正しい答えを社内で実践するほうがよほど難しい場合が多いからです。(p.254)
    ★支払う者がサービスを受けられるのが当然なように、働き手の人生が実り豊かなものとなるために仕事が存在すると、企業の社長は考えるべきです。(中略)社員の人生の目的(金を稼ぐという意味ではなく)が労働によって達成されること、それが仕事の存在意義の少なくとも半分を占めているということです。(p.258)
    ・大学の掲げるべき運営目標
     「現代社会に奉仕し、奉仕を受けるための準備を学生にさせる」(中略)
     これまでの話から、大学の壁の外側には「現実の」会があって、今いるこの場所は何か別のもの、「現実の」社会に出て行くための練習場だという考えを私が却下する理由がわかるはずです。(p.312-315)
    ・人は経験から学ぶ生き物だ ??必ずしも、経験のしもべになる必要もなければ、経験に拘束される必要もない。終始一貫した生き方が形づくられるとき、ドナルド・カウリングがそうだったように、あらゆる貴重な経験が、その人の生き方に組み込まれていくのだ。(p.419)
    ★キリスト教の理念を掲げるこの大学が、出資者や、健全な経営判断をともに行う人々の心に常に訴えかけられるなら、将来は大学の存在理由と、確固とした社会的立場を提示できるに違いありません。カールトン大学は、現状の収益を少なくとも倍にする必要があります。収益の拡大は、近い将来の課題です。カールトン大学は、大規模な大学になることを望んではいません。学生数をただ増やすことが望みではないのです。カールトン大学の見据えるものは教育力です。人生への備えとなる訓練を大学が引き受け、アメリカのほかの組織に真似できない教育を施すのです。これこそがカールトン大学の夢であり、展望であります。(p.428)
     #ビジョン!
    ・ロバート・フロストの詩「指示」(p.495-499)
     われわれは何者なのか、われわれはどこへ向かって旅をしているのだろうか
    ・サーバント・リーダーは自分の信じた道を突き進むから、ほかの善人たちとは違う。結果的に、彼らは「経験から物事を学ぶ」のであり、投資したり、リスクを冒したりするときには確固とした精神が備わっている。世間的に見れば、サーバント・リーダーは無邪気な存在に思われるかもしれない。一般的な制度的構造に彼らが容易に身を任せることはないだろう。
     (中略)
     サーバント・リーダーは自分の生きる前提を常に考察しなければならない。ここまで見てきたように、彼らのリーダーシップは手本を示すことで信頼を保ち続けるのだ。(p.522-523)
    ★組織の変革戦略について by ピーター・M・センゲ
     グリーンリーフはこの問題をよく理解していた。「変革」と「学習」は基本的にまったく異なるものだ。学習には変化が伴う。歩行することやスキーを習っても、何も変わらなければ、学習したとは言わないだろう。しかし、変革に学習は必要ない。学習の核となるものは新たな能力の発達、つまり、ある確実な結果を得る能力が新たな段階に達することにある。(中略)これと同じ原理を集団学習や<組織>学習に適用し、集団の能力を新たに発展させるのだ。(p.530)
    ・リーダーシップを示す立場にある人は、なぜ複雑な問題を単純化するのだろうか。理由はふたつあるだろう。(p.534)
     #?答えを知っているかのように振る舞いたがる、?人は簡単な解決策しか扱えないとわれわれが思っている
    ・人は、誰かが自分を変えようとしていると感じると、たとえうわべでは支援を口にしても、心のどこかで変化を拒んでいる傾向があるのだ。(中略)
     「支持」とは大抵の場合、意味のない類のコミットメントだ。今日はある考えを「支持」する人々でも、明日は違う考えを「支持」するだろう。(中略)自らを変革しようというコミットメントがあってこそ、行動が起こせるのだ。(p.537)
    ・本当のコミットメントは、ほかの人々が選択できる扉を開いている。コミットメントをする本人の選択についてだけではない。真のコミットメントは、実際にほかの人のための選択を生み出すのだ。(p.544)
    ・人が「リーダーが腰を上げないかぎり、何も起こらないよ」というとき、その言葉には上層部への権力の集中が込められているのは明らかだ。(中略)上層部の人間しか変革を生み出すことはできないと断言されているのだ。これは組織の力が奪われるだけの話ではなく、あってはならないことだ。(p.547)
    ・「人を動かす」ことなど自分には向いていないと思う人が増えてきたように思われる。(中略)私がお会いした人の中に、サーバント・リーダーなら試してみたいと思う人がかなり多かった。(p.554)
    ・私は、情報システム部、法務部、財務部、資材部、人事部など本社スタッフ部門は、実際に現場で付加価値を生むラインで活躍する人たちに対して、サーバントでなければならないと主張した。(p.558)
    ★スピアーズによるサーバント・リーダーの属性(1998)
     1)傾聴(Listening)
     2)共感(Empathy)
     3)癒し(Healing)
     4)気づき(Awareness)
     5)説得(Persuasion)
     6)概念化(Conceptualization)
     7)先見力、予見力(Foresight)
     8)執事役(Stewardship)
     9)人々の成長に関わる(Commitment to the growth of people)
     10)コミュニティづくり(Building Community)
       #お!”

    0
    2019年08月15日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

    Posted by ブクログ

    「支援をする・される」という所に焦点を当てている本。訳本でもあり読み進めるのが少し大変ですが、支援を意識することがある人は読んでおいたほうが良いかも。
    私たちの職業は診断・治療をするという立場で仕事として支援をしているけども、日常に当てはめた場合はまず「プロセス・コンサルタント」という立場で純粋な質問をし続け、一段下になったクライアントを同じ立場に戻してあげることが大事なのですね(仕事の上でもそうかも)。そして、親切な押し売りはありがちだけど、効果を生まないということ。

    0
    2018年11月04日
  • マリア・シャラポワ自伝

    Posted by ブクログ

    シャラポワが書いた自伝。シャラポアが、すごい境遇に育ったすごい選手であることがよくわかった。
    「誰もがやめてしまったあとでさらに5分間動くプレーヤー、風がふきすさび、雨が降りしきる中で第3セットの後半まで辛抱し続けるプレーヤーが勝利する。それが私の才能だった。強さやスピードではない。スタミナだ。私は一度もテニスに飽きたことがなかった。何をやっていても、永遠にやり続けられる。そんなことが好きだった。ひとつひとつの課題に取り組み、きちんとできるようになるまでやめないのだ。子供のころですら、そんな課題や退屈な作業が勝利に役立つだろうとわたしはわかっていた。みんなを負かしてやりたいと思っていたのだ」p24
    「(大使館の役人)この男がわたしたちに発行してくれたのは有効期間が3年のビザだったが、まさに稀な、はかりしれないほど貴重なものだった。アメリカとロシアを自由に行き来できる黄金チケット。現在のロシア人にも、これがどれほど奇跡的だったか、とても想像がつかないだろう。我々(父と6歳の女の子)が獲得したようなビザはほとんど入手が不可能だった。この男性があらゆる出来事を起こすきっかけをくれたのだ」p34
    「アメリカに来たばかりのわたしたちは何度となく見知らぬ人に助けられた。まったく計画外のことだったけれど、わたしたちはためらわずに幸運にすがった」p40
    「あとでわかったのだけれど、問題が1つあった。父の話がとても信じられないと思われてしまったことだ。こんな女の子とふたりだけでロシアからやってきたことや、世界に通用するテニスができる子供を連れてふらりとアカデミーに立ち寄っただけということが。そんな話をアカデミーの人たちは真に受けなかった」p41
    「ニック(責任者)から、ある申し出がなされた。わたし(7歳)はアカデミーで生活するにはまだ幼すぎるが、そこでトレーニングしてもいいというのだ。1日中、毎日でも練習できる。しかも無料で。昼食と夕食はアカデミーのカフェテリアでとってもよかった。アカデミーは私たちが暮らす場所さえも見つけてくれるという。しばらくの間、未来は保証されたかに思われた(しばらくして他の親の指摘を受け追い出される)」p48
    「わたしは不平を言わない。ラケットを投げつけもしない。ラインジャッジを脅しもしない。途中でやめることもない。わたしは相手に何一つ与えるつもりはない。カントリークラブや美しく刈り込まれた芝生で育った人たちは、絶えず進み続ける女に慣れてはいないだろう」p57
    「(シャラポワは、6歳の時、麻酔なしで目の腫物の除去手術を受けたが、全く泣かなかった)」p57
    「わたしは感情を持たない、恐怖を感じない。氷のようになる。ほかの女の子とは友達にならなかった。そんなことをすれば、私は優しくなり、さらに負けやすくなるから」p59
    「きみはほかの女の子たちをビビらせた。とりわけ、エレナとタチアナを。彼女たちを震え上がらせたんだ」p59
    「(IMGとの交渉)父は5万ドルくらい必要だといった。それ以上のお金が必要だろうと、結局、1年あたり10万ドルほどになった」p96
    「わたしは11歳で、年5万ドルにプラスしてボーナスという、ナイキとの初めての契約にサインした。そのころそんな契約がどれほど異例かを理解していなかった。ナイキが11歳の子供に投資するなんてことが。IMGのように、ナイキもわたしの才能を信じたのだった。彼らはわたしに賭けたのだ」p97
    「生まれて初めて、この世界がどんなふうなのかをいくらか理解した。テニスはスポーツだが、単にスポーツというだけではない。そこに情熱はあるが、ただの情熱だけではない。これはビジネスだ。お金なのだ。自分がやっていることの理由をようやく理解した。その瞬間から、私の任務ははっきりした。ひたすらコートに出て勝つことだ」p97
    「(強い親の存在の必要性)来る日も来る日も外へ出て、眠りたいとかテレビゲームをやりたいとしか思っていない子どもに練習させられる人間が、親以外にいるだろうか。自分の意志で練習したがる7歳の子どもや、状況が悪くなった時に踏みとどまれる子どもは世の中にいない。でも、自分をずっと応援してくれる誰かがそばにいれば、話は別だ。テニス・ペアレントのような親たちがいなければ、ウィリアム姉妹やアンドレ・アガシやわたしが世に現れることはなかっただろう」p145
    「いつ終わるともわからないツアー。80日間で世界を1周する。世界中を旅しながらも、何一つ見ることはない。いつも同じ顔ぶれ、同じライバル、同じ争い。毎日が同じ日。繰り返し、繰り返し」p154
    「ウィンブルドンの地へ行くと、生まれ変わったような気がした。わたしはいつもウィンブルドンの華やかさに驚きを覚えた。ホテルを出て、申し分ない小さな町に入っていくと心からほっとした」p155
    「集中力とはただ何かに注意を向けることではなく、物事をシャットアウトすることでもある。ほかの世界を取り除いてしまうことだ。どんどん取り去っていき、最後にはこのコートと、向こう側に立って操り人形のようにあちこちへ動こうとしている女子プレーヤーだけになる」p188
    「(ウィンブルドン優勝後)ツアーで新たに私が対処しなければならなくなったのは、嫉妬心だった。ほかのプレーヤーが私を快く思わないのは、コート上で負かされるからでも、自分より優れた選手だからからでもない。いまいましい宣伝の仕事を私にすべて奪われたからだ。そのせいで気が狂わんばかりになった女子プレーヤーもいた。「エレナは日本で契約を取れないのよ。マリアが根こそぎさらっていくせいでね」」p225
    「大会の会場や記者会見の雰囲気も変化する。冷ややかで張りつめたものになる。急に世界が、これまで知ってきた唯一の世界が、自分に好意を持たない女子だらけになるのだ。彼女たちはお金や名声をうらやんでいる。優勝者が手にしているものを欲しがっていて、彼女たちがそれを獲得する唯一の方法は、相手をやっつけることなのだ」p228
    「(引退の時期を迎えたシャラポワのコーチ就任に気が進まないスベン)「今、きみは何のためにプレーしているんだね」と尋ねた。きみは答えた。「みんなを倒したいからよ」その瞬間、私は言ったんだ。「よし、やるぞ」とね」p298

    0
    2018年10月21日
  • マリア・シャラポワ自伝

    Posted by ブクログ

    女子テニス界有力選手のマリア・シャラポワが自らの幼少期からのテニスの関りから、プロデビューを経てトップ選手に至るまで、そしてドーピング疑惑の発覚の後にツアーに復帰するまでのまさに「波乱に満ちた人生」を語る自叙伝です。
    「本当にシャラポワ自身が書いたのか?」と思うほどに表現や描写が豊かで、シャラポワの負けん気の強さやテニスに対する情熱が伝わってきます。
    幼少期のテニストレーニングにおいて「退屈な課題や作業が勝利に役立つだろうということを理解していた。テニスに飽きたことがなかった」、プロデビュー直後のアカデミー時代、周囲の同年代の選手について「ほとんどが甘やかされたガキだった」、ツアーで活躍してからの他選手との関係では「他のプレーヤーから妬まれるのは私にコート上で負かされたからではなく、宣伝の仕事を奪われるからだ」、グランドスラム決勝後にロッカールームで倒した相手が「一人ですすり泣いている場に遭遇し、後にその選手が『あんなチビのアマチュアには二度と負けない』と言っていたと耳にした」などシャラポワの負けん気の強さを醸造した環境や、ツアーの裏側も描写されています。
    ウィンブルドンでの初優勝が掛かった決勝戦前夜の不安と緊張が抜けない心理状態とか、ドーピング疑惑を受けての心境とか、当事者でなければ書けない描写も満載です。
    ハードカバーで300ページ超、しかも写真は巻頭部分だけで、あとはひたすら文字がびっしりの読み応え十分なボリュームです。しかし、負けん気の強さ満開の一面と、一方でテニスに対する真摯な姿勢の両極端な表情が生き生きと描写されており、訳が読みやすいこともあって決して悠長な印象を受けずに読み通すことが出来ます。

    0
    2018年10月20日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

    Posted by ブクログ

    冒頭に「役に立つ支援と、役に立たない支援とがある。」という一文にドキッとし、一気に読んだ。示唆に富んだ内容が続き、「どうしたらあの人の役に立てるのだろう?」という本質に踏み込める一冊。

    0
    2018年05月10日
  • ウォーキング・ディザスター(下)

    購入済み

    ♡

    最高です♡

    0
    2018年01月17日
  • サーバントリーダーシップ

    Posted by ブクログ

    組織が人々を「力」で「操る」のではなく、「奉仕」によって「導く」ことを通じて、社会により大きな価値を生み出すべきであると提言した、リーダーシップ論の古典。

    組織が大規模化するにつれて官僚化・非人間化・凡庸化していくことに対し、著者は、傾聴や共感、直感を大切にしながら、謙虚に気づきや学びを求める「奉仕型」リーダーこそが、フォロワーの信頼を得て、有能な「トラスティ」(取締役会や理事会など)とも協調しつつ、よりフラットな組織を導くことにより、従来の「パワー型」リーダーが率いるピラミッド型組織よりも、社会にとって意義のある貢献ができると主張する。

    原文は著者による1970年代に書かれた論文や講演録であるが、驚くほど今日の社会環境でも有効な示唆に溢れており、聖書や詩からの引用もあって味わい深い。自己実現や成長の機会によって従業員に「奉仕」する組織こそが、サービス・商品提供を通じて社会に「奉仕」できる。「企業倫理」や「CSR」といった狭い文脈で片付けるのではなく、「真に高い成果を出すための実践的リーダーシップ論」として、座右に置きたい。

    0
    2015年06月08日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

    Posted by ブクログ

    4年振りに再読。
    医師やコンサルタントといった専門家による公式なものから、職場の同僚のちょっとした相談や手伝い、家庭での家事や介護など、人間関係のあらゆる場面で必要な「支援」を上手く行うことで、よりよい協力関係を築くための指南書。

    往往にして支援が失敗する理由として、著者は支援者・被支援者それぞれに陥りがちな罠があると指摘し、特に支援者には、適切なコミュニケーションによって被支援者との間の認知的・感情的ギャップを克服し、相互理解と信頼関係を土台に、被支援者と共に考え、解決策を探求する「プロセス・コンサルタント」の役割が重要であると説き、その手法は組織のマネジメントにおいても有効であると主張する。

    本書は社会人・家庭人の両面において、自分の人格形成、意識と行動に多大な影響を及ぼした一冊なのだが、読み返すとまだまだできていないことが多いことにも気づく。人を助けることにも、人に助けられることにも、もっと上手くならねばとの思いを新たにした。

    0
    2015年06月08日