金井真弓のレビュー一覧

  • 愛されすぎたぬいぐるみたち
    書店でみつけて、なんとなく開いた瞬間みぞおちを掴まれた一冊。
    グロテスクなほどボロボロになったぬいぐるみたちの写真。持ち主とぬいぐるみのエピソードにまたぐっとくる。
    こんなになるまで愛されて、それでも(それ故)捨てられることなく大切にされ続ける。
    尋常じゃない量の思い出を抱えて、どうかずっと持ち主の...続きを読む
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則
    「支援」をテーマにした良書。支援とは道を教えるという簡単なことから、組織コンサルのような高度な支援も含まれる。

    今の自分の仕事という観点、マネージャーとして良いチームを築くという観点、プライベートでの人間関係の観点、あらゆる社会的関係に適応できる考えだった。

    専門家型・医者型・プロセスコンサルの...続きを読む
  • バナの戦争
    シリア政府軍からの空爆を浴びたアレッポに住む7歳の少女、バナの回想とツイッターで発信したSOS、それに呼応したかのように実現したアレッポからの脱出行までが記された本。序盤の数節は平和だったころの生活が描かれ、それ以降は徐々に悪化していく彼女の周辺の状況が記されていく。7歳の少女が文章の基本的な内容を...続きを読む
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則
    p41 われわれの自尊心の基盤となるのは、礼を言われることにより、要求していたものが受け入れられ、肯定されたと、絶えず認識することだ。

    p46 他人を信頼するとは、われわれがどんな考えや感情、あるいは意図を示そうとも、相手はこちらをけなしたり、顔を潰したり、自信を持って言ったことを利用したりしない...続きを読む
  • マリア・シャラポワ自伝
    全編を通してシャラポアが勝気な性格であることが分かります。内容の割に長い本です、もう少し訳を工夫するべきかなと思いました。シャラポアが幼少の頃の話は興味深く読めます。活躍し始めたら、みなさんが知っている通りなので、そうだったかなぐらいで、他のテニス選手の自伝と同じようにプロの世界は非日常だと思わされ...続きを読む
  • サーバントリーダーシップ
    ”著者が使命感をもって広めようとした「サーバントリーダーシップ」の論文集(マズローの『完全なる経営』のようなテイスト)。この時期に出会えてよかった!
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    O:
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    ・リーダーがフォロワーに尽くすのがいちばん自然だとさらりと述べた。そして、「導くこと」と「奉仕すること」は両立する、...続きを読む
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則
    「支援をする・される」という所に焦点を当てている本。訳本でもあり読み進めるのが少し大変ですが、支援を意識することがある人は読んでおいたほうが良いかも。
    私たちの職業は診断・治療をするという立場で仕事として支援をしているけども、日常に当てはめた場合はまず「プロセス・コンサルタント」という立場で純粋な質...続きを読む
  • マリア・シャラポワ自伝
    シャラポワが書いた自伝。シャラポアが、すごい境遇に育ったすごい選手であることがよくわかった。
    「誰もがやめてしまったあとでさらに5分間動くプレーヤー、風がふきすさび、雨が降りしきる中で第3セットの後半まで辛抱し続けるプレーヤーが勝利する。それが私の才能だった。強さやスピードではない。スタミナだ。私...続きを読む
  • マリア・シャラポワ自伝
    女子テニス界有力選手のマリア・シャラポワが自らの幼少期からのテニスの関りから、プロデビューを経てトップ選手に至るまで、そしてドーピング疑惑の発覚の後にツアーに復帰するまでのまさに「波乱に満ちた人生」を語る自叙伝です。
    「本当にシャラポワ自身が書いたのか?」と思うほどに表現や描写が豊かで、シャラポワの...続きを読む
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則
    冒頭に「役に立つ支援と、役に立たない支援とがある。」という一文にドキッとし、一気に読んだ。示唆に富んだ内容が続き、「どうしたらあの人の役に立てるのだろう?」という本質に踏み込める一冊。
  • ウォーキング・ディザスター(下)
  • リストマニアになろう!――理想の自分を手に入れる「書きだす」習慣
    リストマニアになる! とりあえずリストを使ってみよう! という気になった。リストのさまざまな使い方が紹介されているので、これとこれを取り入れてみよう、という風に使っている。
  • サーバントリーダーシップ
    組織が人々を「力」で「操る」のではなく、「奉仕」によって「導く」ことを通じて、社会により大きな価値を生み出すべきであると提言した、リーダーシップ論の古典。

    組織が大規模化するにつれて官僚化・非人間化・凡庸化していくことに対し、著者は、傾聴や共感、直感を大切にしながら、謙虚に気づきや学びを求める「奉...続きを読む
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則
    4年振りに再読。
    医師やコンサルタントといった専門家による公式なものから、職場の同僚のちょっとした相談や手伝い、家庭での家事や介護など、人間関係のあらゆる場面で必要な「支援」を上手く行うことで、よりよい協力関係を築くための指南書。

    往往にして支援が失敗する理由として、著者は支援者・被支援者それぞれ...続きを読む
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則
    人を助ける・支援するというのは、兎角、 上下の関係に陥ってしまいやすい。

    支援する対象を理解するという手順を欠いた場合、専門性や良心さらには人間関係そ のものを無碍にしてしまう可能性があると いうことがよく分かる一冊。

    そうならないために、正しく寄り添うため の質問「どうしてほしいですか?」が素...続きを読む
  • サーバントリーダーシップ
    サーバント(奉仕人)と
    リーダー(導く者)、相反する言葉を敢えてくっつけた言葉。

    サーバント・リーダー。
    組織を愛し、組織に所属する人達を愛し、
    彼らが最大限の能力を出せるように、
    奉仕の心で活動を行う、リーダー。

    組織のために、彼らのために、何が出来るか、
    常に考える、行動する、そんな姿勢を見...続きを読む
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則
    訳がすこし読みづらく感じたが、とても面白かった。
    「支援」というものを、人を支援する側だけでなく、人に支援される側からも分析してあった。
    今まで自分が受けた支援、した支援を思い返し、もっと違うやり方もあったんだなぁ、もっとこうしたらお互い気持ちいい関係のままだったのかなぁと学ぶことがとても大きかった...続きを読む
  • サーバントリーダーシップ
    表面だけのリーダシップ論やHowToレベルのもっともらしいトンドモ論が多いこの手のテーマ。そのような状況の中、リーダシップの本質に見事に焦点をあてた貴重な一冊です。
    サーバント・リーダシップは、日本人の性質にとてもあっており(もっと言うと、日本人に受け継がれてきている感覚そのものに近い)、日本が国際...続きを読む
  • サーバントリーダーシップ
    ゲラを読んでくれた書店さんのコメントです。


    「私はまさに今、人の心をひとつにまとめる必要に迫られているが、何故そんな状況になっているのか考えていなかった。ただ自分にその能力が無い、もっと能力を磨かなければと、まるで見当違いの問題を解こうとしていたのかもしれない。
    本書は「リーダーシップを身に...続きを読む
  • バナの戦争
    田尻久子さん「橙書店にて」で紹介されていた本。書店員さんがお薦めしてくださる本が、いつも自分の世界を広げてくれます。ありがとうございます。