作品一覧

  • マリア・シャラポワ自伝
    4.4
    わたしの人生に何が起きたのか、あなたに知ってほしい――。 ナブラチロワは、わたしの父にこう言った。「お嬢さんには才能がある。アメリカへやりなさい」。 父は6歳だったわたしとともにロシア脱出を決意。全財産に借金を加えた700ドルを握りしめ、テニスの聖地・フロリダ目指し、旧式ジェットに飛び乗った。しかし、言葉も話せない貧しい外国人父娘は、セレブ子女が集う現地テニススクールで冷たくあしらわれる。勝負に友だちはいらない。とにかく上手くなりたい。どんな相手にも勝ちたい。お腹を空かせてボロボロのウェアで死ぬ気で練習に励んだ末、遂に有力エージェントから目をかけられる。 そして、運命を変えたのが17歳のとき。小娘に過ぎなかったわたしが、憧れの女王セリーナ・ウィリアムズを打ち負かし、まさかのウィンブルドン優勝を果たしたのだ。あたらしい女王の誕生に、世界中が熱狂した。恋愛、買い物中毒、怪我、コーチとの確執……その後は、どんなことが起きても乗り越えてきた。 一通のメールが、ふたたびわたしを人生のどん底に突き落とすまで――。 “戦う妖精”が沈黙を破った! 可憐な容姿とは真逆の壮絶半生を綴った、全米騒然の自伝がついに日本上陸。

ユーザーレビュー

  • マリア・シャラポワ自伝

    Posted by ブクログ

    印象からそう遠くないシャラポワ像。
    意志の力とか集中力で成し遂げる感じ。
    情熱とはまた違った動力で動いている人って感じがしたかな。
    過ちは過ちであってもうっかりはあると思うし、個人的には信じてあげたいかな。
    もう引退して母にもなって次のステージを生きている。
    変わらず凛としていて美しいと思う。

    0
    2024年07月07日
  • マリア・シャラポワ自伝

    Posted by ブクログ

    全編を通してシャラポアが勝気な性格であることが分かります。内容の割に長い本です、もう少し訳を工夫するべきかなと思いました。シャラポアが幼少の頃の話は興味深く読めます。活躍し始めたら、みなさんが知っている通りなので、そうだったかなぐらいで、他のテニス選手の自伝と同じようにプロの世界は非日常だと思わされます。ドーピングについて多く書かれています。辛い思いをしたことが分かります。最も盛り上がるところはディミトロフとの交際について語られているところです。但し、この箇所だけ読むのはもったいないです。最初から読んで、シャラポアの生い立ちやロシア人の気質を知ると、より楽しめます。誤字 224頁17行目 正:

    0
    2020年01月07日
  • マリア・シャラポワ自伝

    Posted by ブクログ

    シャラポワが書いた自伝。シャラポアが、すごい境遇に育ったすごい選手であることがよくわかった。
    「誰もがやめてしまったあとでさらに5分間動くプレーヤー、風がふきすさび、雨が降りしきる中で第3セットの後半まで辛抱し続けるプレーヤーが勝利する。それが私の才能だった。強さやスピードではない。スタミナだ。私は一度もテニスに飽きたことがなかった。何をやっていても、永遠にやり続けられる。そんなことが好きだった。ひとつひとつの課題に取り組み、きちんとできるようになるまでやめないのだ。子供のころですら、そんな課題や退屈な作業が勝利に役立つだろうとわたしはわかっていた。みんなを負かしてやりたいと思っていたのだ」

    0
    2018年10月21日
  • マリア・シャラポワ自伝

    Posted by ブクログ

    女子テニス界有力選手のマリア・シャラポワが自らの幼少期からのテニスの関りから、プロデビューを経てトップ選手に至るまで、そしてドーピング疑惑の発覚の後にツアーに復帰するまでのまさに「波乱に満ちた人生」を語る自叙伝です。
    「本当にシャラポワ自身が書いたのか?」と思うほどに表現や描写が豊かで、シャラポワの負けん気の強さやテニスに対する情熱が伝わってきます。
    幼少期のテニストレーニングにおいて「退屈な課題や作業が勝利に役立つだろうということを理解していた。テニスに飽きたことがなかった」、プロデビュー直後のアカデミー時代、周囲の同年代の選手について「ほとんどが甘やかされたガキだった」、ツアーで活躍してか

    0
    2018年10月20日
  • マリア・シャラポワ自伝

    Posted by ブクログ

    内容とは離れて、例えばロシアの人がアメリカに移住して、その人に見えるアメリカがある。こういう視界の方が、いくらか素に近いアメリカを知ることができると感じる。ひいき目や近視眼的な濁りやピンボケがしにくいと。
    内容からは、能力、決断、構造、そういったものの中で生きることを教わった。自由の概念よりは解放に近いものの方が文明的ではないかと。

    0
    2021年06月28日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!