ボブウッドワードのレビュー一覧

  • PERIL(ペリル)危機

    Posted by ブクログ

    こんな表紙と帯見たら読みたくならないわけがない

    もしかしたら起きていたかもしれない中国への攻撃
    ある種モンスター化したトランプを支えるスタッフ
    対するバイデンとは果たしてどういった人物であるか
    あの議会襲撃事件で現場はどんな状況だったのか
    コロナによるパンデミックという予期せぬ事態
    経済対策でのギリギリの攻防戦
    米軍アフガニスタン撤退への想いと拭えぬ悪い予想
    中間選挙への不吉な影

    この本は確かに長い
    だが読んで良かった、知れて良かった


    アメリカ議会の仕組みと漢字表記だとまるで早口言葉のような様々な役職がわかっていないので正直どこまで内容を理解できてるのか自信がない
    ただ、わからないとい

    0
    2022年02月05日
  • PERIL(ペリル)危機

    Posted by ブクログ

    前作に続き、トランプ政権の内幕を信じられないレベルで明らかにする内容。今回はトランプからバイデンへの政権移行期をカバーしており、1月6日のトランプ支持派による議会乱入がクライマックスになっている。トランプとその取り巻きが異常な集団である事が細かく描かれて本当に気持ち悪くなる。ちなみに今のウクライナ危機に繋がるエピソードもあり、日本語訳がこれだけ早く出るのはありがたい。

    0
    2022年01月29日
  • RAGE(レイジ)怒り

    Posted by ブクログ

    かなりの長編だが、ニュースで見聞きした事象と登場人物だったので、興味深く読み進められた。また、翻訳本にありがちなわかりにくい表現が少なくて、読みやすかった。

    過去の名誉や現職を捨てて、馬鹿なトランプをコントロールしつつアメリカのために尽くそうとしたティラーソンやマティス、コミーの辞任劇は本当に可哀想だったが、前例をぶち壊し、直感で判断するトランプ流も、北朝鮮との戦争を避けるのには機能した?かもしれないし、、、評価は難しいところ。。

    トランプはどうしようもない人間だが、周囲の専門家が高い倫理観を持って職務にあたる姿は、日本のダメ政治を見せられている人間としては、羨ましかった。。

    それにして

    0
    2021年04月04日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

    Posted by ブクログ

    2年前の著作をようやく読み終えた(ボブ・ウッドワードは最近またトランプに関する著作を発表したばかりだ)。
    命令書を大統領のデスクから、側近がサインされぬよう持ち去る、という衝撃のプロローグにはじまり、選挙戦からトランプ政権前期の混乱が克明に書かれる。
    それにしても克明である。「ディープバックグラウンド」インタビューで構成されるトランプ政権の恐ろしさ。
    トランプ氏は本書にも言及があるとおり、元々大統領になる気などなかったのだろうとは思う。その立場に立たなければ幾らでも言えることがあるからだ。責任を負うことに関して、彼は無頓着であると感じる。
    思いつき、思い込み、忘れっぽさ、気まぐれ、そして「嘘つ

    0
    2020年10月01日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

    Posted by ブクログ

    流石ボブ・ウッドワード作品で、緻密な取材と分析力だ。改めてトランプの選挙とその後の政権運営の出鱈目さを認識した。反知性主義も極まれり。早くこの男が政治舞台から消えることを深く望む。

    0
    2020年06月15日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

    Posted by ブクログ

    腹心をクビにしたり、様々なことが日々起こっているかの国の政情であるが、うちらの国と大きく違うのが、権力に対する反対意見も、かなり自由に奔放に発信されているということだと、さいきんとみに感じる。

    日本だと、かなり特殊な人や組織でないと発しないような意見を、御腹痛の人であったり、メジャーな一般紙の記者であったり、芸能人であったりスポーツ選手が真剣に表明したりする。

    それはやっぱり健全で素晴らしいことやと思う。
    そして、それは誰かが作ってくれた環境ではなくて、自分たちで勝ち取り守ってきたものなんだろうとも。

    0
    2020年02月10日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

    Posted by ブクログ

    ある程度予想していたこととはいえ、このような幼稚な人物が大統領になれてしまうシステム、それを利用しようとする人達の多いこと、逆に行き過ぎから国を守ろうとする人達もいてある程度自浄作用が働いていること、など興味深く読んだ。大統領権限がとてつもなく大きく、キャリアを築くためとはいえ、自分だったら、この人物とは仕事はできない。良くも悪くも、アメリカは大統領が国を変えることができるので、日本とは大違いだ、というのを再認識した。

    0
    2019年11月16日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

    Posted by ブクログ

    トランプ大統領の発言や政策は無茶苦茶に見えることが多いし、政権スタッフもしばしば入れ替わり、娘や娘婿が影響力を行使するなどガバナンスにも疑問がある。
    それがなぜなのか、ということが本書で明らかにされている。まともというか、優秀なスタッフもかなりいるが、ナバロとかロスといったろくでもない者も紛れ込んでいて、それがトランプ大統領自身のポピュリスト的な発想と相まって、世界を混乱に陥れるような政策を打ち出しているということだ。それにしても、このトランプという人物はいったい何なんだろう。ビジネスで成功と失敗を繰り返し、かなりの資産を築いているのだから、頭脳も度胸もないわけではないだろうに、テレビばかり見

    0
    2019年06月29日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

    Posted by ブクログ

    徹底的なインタビュー取材からそこにいるかのように書かれている。
    おそらくほぼ事実だろうとした上で、
    今のアメリカ政府の政策決定がこんなひどい状況だというのが恐ろしい。
    従来の政策決定が何も決められない何も変わらないと言うのはその通りかもしれないが、世界最強の最大の影響力を持った核を持っている国が大失敗をしない大損害を与えないと言う点で防波堤にもなっていた。
    いまや何をしてかすか分からないどんな大惨事が起こるか分からないと言う状況になっている。
    ここに書かれているような状況は本当に恐ろしいと思う。

    0
    2019年06月02日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

    Posted by ブクログ

    大統領の陰謀の作者でもあるワシントンポスト記者・ボブ・ウッドワードのトランプ政権内幕本。
    よくこんな政権内部のやりとりとかが克明に描けなるなと感心してしまう。この本に出てくる閣僚はその後もどんどん変わっていってあまり残ってはいない。混乱した状況は続いていて貿易戦争まっただなか。でもトランプじゃなかったら起きなかった事象で怖いものみたさ的には楽しみな面もある。なんだかんだトランプを軌道修正している人たちもアメリカにはたくさんいるんじゃなかいかと思っている

    0
    2019年05月11日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

    Posted by ブクログ

    米国のトランプ政権の舞台裏を綿密なインタヴューで赤裸々に明らかにした。ウォーターゲート事件をスクープした若手記者の一人だった著者は現在もワシントン・ポスト紙で副編集長をしている。トランプ政権とはなんという政権なのだろうか。これは一人トランプ大統領の資質によっているのだろう。世界の超大国の大統領がこのような勘による政権操縦をしているなんて!

    0
    2019年02月28日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

    Posted by ブクログ

    本書を読んでいる途中でまたひとり、トランプ政権から人が去って
    行くことが発表された。ジョン・ケリー首席補佐官が年末までに
    辞任する。

    辞任というより更迭かもな。政権発足後から側近の誰もが自分の
    考えを大統領に吹き込み、娘のイヴァンカとその婿であるクシュ
    ナーは家族であることを特権のように使う。政治経験もないのに。

    秩序も規律もなく、カオスと化したホワイトハウスを正常化しよう
    としたケリー氏の姿は本書の中でも涙ぐましい努力だった。でも、
    結局一番の障害はトランプ大統領本人なんだものな。

    こうなって来ると次はマティス国防長官が政権を去る日も近いかも
    しれない。ティラーソン

    0
    2018年12月09日
  • WAR(ウォー) 3つの戦争

    Posted by ブクログ

    ウォーターゲート事件すっぱ抜いたジャーナリストらしい。まじか。まだ現役なんか。

    三つの戦争とは、ウクライナと、イスラエルと、トランプ。

    これは、その三つの戦争に向かい合ったジョーバイデン全米国大統領と、そのスタッフの戦いの記録。
    トランプ現大統領の放言と、バイデン前大統領の、ヤバいおじいちゃんみたいな報道しかされてないからかなり偏った印象であったのだが、むしろ、バイデン氏が後8歳若かったらまた随分変わっていたのではないかと思った。

    ここまでやばかったんか。
    つか、米国のトップは、こういう紙一重のところを常に判断して切り抜けて行かなあかんねん。これが、大国か。

    うん。トランプ氏は必然であ

    0
    2025年07月09日
  • WAR(ウォー) 3つの戦争

    Posted by ブクログ

     「ウォーターゲート事件」でピューリッツァー賞を受賞した、ワシントンポスト紙の元記者、元編集者(現在はアソシエイト・エディター)、ボブ・ウッドワードの本。陰謀論ではない、いわゆる一次情報というやつだ。
     
     トランプが盗まれたと主張する2020年の大統領選における議事堂襲撃、アフガニスタンからの米軍撤退時のバイデンの大失態、ロシアのウクライナ侵攻直前のバイデンの失言、、、当時の状況がよくわかる手記である。しかしながら、既に公の事実でありながら、大手メディアが報じないハンター・バイデンのウクライナでの汚職とそれに関わるバイデン一家、ミンスク合意についてのメルケルの暴露話、1月6日の議事堂襲撃の際

    0
    2025年03月16日
  • 大統領の陰謀〔新版〕

    Posted by ブクログ

    ★3.5

    有名な本。

    一度読んでみようと思っていたのですが、3連休もあったので読んでみました。

    まず思ったのが、登場人物が多すぎ。中身としては、真相に迫っていく緊張感があって面白いのですが、いかんせん登場人物が多すぎて「あれ?この人なんだっけ?」という事が多く、中身が頭に入るのに一苦労でした。

    アメリカは、こういうちゃんとした報道機関があって羨ましいばかりです。

    0
    2024年02月24日
  • PERIL(ペリル)危機

    Posted by ブクログ

    トランプ政権末期のミリー統合参謀本部議長のプロフェッショリズム(大統領に決定できる余裕を与えなければならない)や人民解放軍の危機感が興味深かった。

    0
    2022年10月09日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

    Posted by ブクログ

    いやはやテレビくらいしか見ない阿呆なトップに引きずり回される俊英たち。
    民主主義制度の怖さを思い知らされる。
    浅はかな知識と思い込み、更には意思決定の仕組みの複雑化でアメリカが4年間に失ったものは大きい。それでも経済活動はGAFAを中心として世界に君臨する強さのエネルギーはこのカオスからなのか?興味はつきない。

    0
    2021年09月11日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

    Posted by ブクログ

    大統領選投票日の前日に読破。トランプ大統領は、ビジネススクールで教えるリーダーとは異なるが、意図的に突拍子のない行動をしているのではと感じさせられた。読み始める前は、トランプへの否定的なスタンスの記述を想定したが、ビジネススクールや軍隊で型通りのマネジメントを学んだスタッフへの皮肉的な目線もある。これがトランプの強さかもしれないと感じた。さて、明日の結果はどうなるであろうか。

    0
    2020年11月03日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

    Posted by ブクログ

    ボブ・ウッドワードが描くトランプ大統領像。
    2016年末の大統領選挙においてヒラリー・クリントンを破って大統領となったトランプ。
    ウッドワードは彼がもつ数々の情報源から得た情報を基に大統領選前後のトランプと、彼を大統領にしようとした人たち、そして当選後のホワイトハウスにおけるトランプと、彼の閣僚や側近たちの動向を詳細に描き出している。
    ちなみに読んでいて、あまり意外性はない。というのも、報道されるようにトランプ大統領は高圧的であり、気まぐれであり、ナルシストであるというトランプ像がほぼそのまま出てくるからだ。
    明らかになってくるのはトランプの中には彼の感じているアメリカ像、世界の中でアメリカが

    0
    2020年10月04日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

    Posted by ブクログ

    トランプ政権2冊目。1冊目がトランプ政権に賛同的な本だったので、反対サイドっぽい本を選びました(つもりでした)。

    感想。反対サイドではありそうだが、だいぶ政治寄りで、かつストーリー仕立てで前回大統領選前から始まる内容は、予想していなかった。私はトランプ政権&その下での経済についての評価を端的に学びたかった。

    本書は、トランプの人柄がよくわかり、それを押さえ込もうと苦労されている様子もよくわかり、その実態がFEARなのもわかって、全米大ヒットの暴露本?なのだろうが、私が読みたかった内容では無く、私の選択ミスでした。

    そのため読み飛ばしただけです。

    0
    2020年01月13日