加藤巧のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ学術的で難しい内容。
少し恣意性の高いデータからではあるが、自分の消費行動から照らし合わせても納得できる部分は多数あった。
マーケティングは本当に難しい、と感じる一冊。
答えのない文系寄りの学術書は統計学的なアプローチが主になり、そのデータの取り方は無限にあると思われるため、恣意性が働くことは仕方がないとも感じた。
個人的に印象に残った内容。※個人的な解釈含む。
・ダブルジョパディの法則、結局消費者はブランドへのロイヤリティは高くなく、シェアに依存しているということ。シェアが低ければ、ロイヤリティよ低い。
・ブランドの顧客基盤は、競合の顧客基盤と重複する。専門的なロイヤリティを持つ顧客など -
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Posted by ブクログ
前作と併せて読むと理解が深まった。
■重要なキーワードやマーケティングの法則
メンタルアベイラビリティ
消費者のブランドにかかわるすべての記憶のことで、ブランドロゴやパッケージの形やブランドカラーなどのブランドの構成要素から、なぜ・いつ・どこで・誰と・何と一緒に買う・使うのかというようなブランドオケージョンの記憶を指します。このようなブランド記憶が多いほど、またその記憶が新鮮であるほど、購買シーンで消費者がブランドを想起する確率が競合ブランドよりも高まります。マーケターは自分の担当するブランドのメンタルアベイラビリティを上げることに全力を注ぐ必要があります。
フィジカルアベイラビリティ -
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Posted by ブクログ
1.前著「ブランディングの科学」を読んでおり、続きが気になったから
人口減少を迎えている日本にとって、新市場の開拓は非常に難しい問題となっている中で、どのようなやり方で新市場を開拓していくのかを参考にする
2.ブランドは浸透率によって生み出されるものである。近年は、ロイヤルティを高めることこそマーケティングの王道とされてきた。しかし、ロイヤルティが高い顧客に対して、購入回数を増やすことは非常に難しい。なぜなら、元々購入回数が高いため、それ以上に購入することはかえって不必要ななるからである。つまり、ロイヤルティへの過度の依存は危険だということである。
そこで、ブランドを形成するにあたっては、市 -
Posted by ブクログ
1.ブランド化が騒がれるようになって、ふと「ブランド化ってそもそもなんだ?」ということを思うようになったので購入しました。
2.この本は、根拠に基づく理論を実践することが大切だということを前提に、11の法則を掲げています。広告にはどんな機能があるのか?ロイヤリティプログラムがなぜ失敗するのか?顧客のリスト管理をどうしていけばいいかなど、マーケティング分野で必要なことを述べています。
著者が述べている11の法則
1.エビデンスに基づくマーケティング
2.ブランドはどのやうに成長するのか
3.顧客基盤を拡大させる
4.ブランドにとって最も重要な顧客を探す
5.顧客のパーソナリティプロファイルを