余田拓郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いろいろ書いてあるが、『BtoBでもブランド戦略は大事ですよ』というのがメインメッセージ。Intel insideの戦略が通用するのは部材としての圧倒的な製品力と最終顧客にとっての価値が認められた場合だけであり、どの企業にもできることではないことはよく理解できた。
また顧客満足と短期利益は二律背反であり、『顧客満足を上げて利益を最大化しよう』という経営者の指示(訓示?)は無責任、というのも大いに納得。確かにそれらの優先順を選択し、顧客満足度を上げる具体的な活動の仕組みを構築するのが経営者の役割であり責任だ。
欲を言えばブランディング以外のBtoBマーケティング戦略についての内容がもう少し欲しい -
Posted by ブクログ
BtoBマーケティングについて、BtoCマーケティングとの比較からそのポイントを考えることができる。
STP、4P、ブランディングなどその両者に本質的なマーケティング戦略の違いはないと考えるが、自身の視点・経験において比較視点から言うと、
○選択に際して感情的な側面の影響を受けやすい消費財の購買行動に対して、より合理的で客観的な意思決定がなされる。とはいえ、特定の局面においては、売り手企業に対する印象を参照した主観的な判断がしばしば行われる。
○顧客の購買プロセスを理解し、そのステージに応じた適切な施策が必要がある。
○いわゆる”成分ブランド”が注目されている!が、ブランド化する技術や素材