桜井画門のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
亜人だから壊れているとは限らない。2巻の涙とは打って変わって、言いようのない不気味さを圭は持っていました。
人ならざる者。亜人だから人を殺す。人だから亜人を弾く。それは他種族だからこそ当たり前に思うことです。少なくとも警察側の人間や帽子はそういった行動にでています。しかし、主人公の永井圭は違う。今回の場合は生きているか死んでいるか。前回は自分を信じてくれているか信じてないか。単純な思考を持っているのかその線引はハッキリと示されます。そこに感情はあるのかと今回は思うほどでした。妹も軽蔑するほどの兄の選択。それは真の意味で人ならざる者の思考なんじゃないかと自分は思っています。
研究所編が -
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人が人でいられる理由。人の悪意と理性が描かれる2巻。
懸ける思いの連鎖。厳しい地獄に落とされ、人間の悪意に苛まれるもただひとつの居場所を守ってくれた友のために人としての理性を持ち続ける圭。この展開は1つだけの命を懸けてくれたカイのおかげでもありますが、仕打ちを考えると感情的になってもいい場面でもあります。マンガ的にはカイと圭が対立したほうが絵になりそうですが、そこらへんはまだ友情優先なのかあくまで圭は人としての感情を持ち続けるみたいですね。圭が亜人としての行動をするときが楽しみですが、この先どういった展開になるんですかね。
亜人としての戦い方。ただの不死だけじゃ制圧されたら終わりじゃ -
Posted by ブクログ
アフタヌーンNo.1からNo.17
亜人と呼ばれるその生物は「死なない」。高校生・永井圭はある日、交通事故で死ぬが、その直後に生き返った。それは、彼が亜人であり、人間ではないことを意味する。圭をとりまく環境は一変した。彼は人間たちから逃げ惑うことになる。友人のカイは、怯える圭を助けるために駆けつけ、ふたりで人里を離れて山の中に逃げ込んだ。そんな彼に人間と敵対する亜人たちが接触してきた。――彼は何と戦い、誰と生きればいいんだろう?
主人公が きっぱりと生きる感じが面白くて
結局最後まで読み切る。
なかなかの強靭さで復活し続ける。
あまり話題にならなかったような気もする