石塚裕子のレビュー一覧

  • デイヴィッド・コパフィールド 一

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    主人公デイヴィッド・コパーフィールドの生誕からの西暦を追う。泣き虫の幼年期。親切な人たちが助けてくれる中、思いやりを育む。2023.2.26

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    2023年02月26日
  • 大いなる遺産 下

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    ネタバレ

    マグウィッチのピップに再会した時の感極まる様子。階段を上がってきた時の気味悪さ。そして恩人である少年へのピュアな感謝の気持ちはなかなかのもの。当の本人はあまり有り難がってないが。その後は予想を覆すイッツアスモールワールドな展開。なかなかの話だ。弁護士が女中の手首をみんなに見せた意味不明のセクハラ行為が今さら伏線だったとわかると、まどろっこしい文章はこういう部分が不自然に目立たないようわざとグダグダ書いてたのかとさえ思う。後半まさかの切ない展開。ボート作戦は失敗し、ピップは借金を抱え、ハヴィシャムさんはいつの間にか亡くなり、ジョーとビディさんが結婚する。ジョーの鍛冶屋を手伝いながらビディさんと一

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    2021年02月20日
  • 大いなる遺産 上

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    ピップの境遇はかわいそうだが、ジョーという素敵な義兄がいたことは良かった。ダラダラしてる話なのだが、なんとなく救われるキャラクターがいて楽しく読める。墓場で助けた囚人とジョーの短い会話「俺が食べ物を盗んだことで誰かが責められてなきゃ良いが」「あんたがそれで餓えずに済んだなら良いさ」ジョーは軽い知的障害?のような記述があるが、人を気遣えないで傷つけるほうのでなく、優しくていつも安らぎを与えてくれる存在。鍛冶屋の親方として頼りになるし、おっかない姉も料理を頑張ったり、知り合いを家に呼んだり、あまり感謝されてないがなかなかの良妻(死語か)金持ちの家をジョンとピップが訪ねることになると姉が暴れて、どう

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    2021年02月17日
  • デイヴィッド・コパフィールド 三

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    ネタバレ

    スティアフォースはいけ好かないヤツで,なんでデイヴィッドはこんなに心酔しているんだろうと,ずっと思いながら読んできたのだが,やっぱりとんでもないヤツだった! それからミコーバーさんもうっとうしいんだけど,なぜかデイヴィッドとの友情が続いてるなあ,ドーラも止めといた方が良いと思うぞ,デイヴィッド.苦労するぞ,彼女には.

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    2016年07月24日
  • デイヴィッド・コパフィールド 一

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    モームによって「世界十大小説」の一つに選ばれた,デイヴィッド・コパーフィールドの第1巻.以前から,どうもディケンズは話をあまり練らずに行き当たりばったりで書いているような気がしていたが,この第1巻も前半は今一つのめりこめず,なかなか読み進まなかった.しかし中盤の大事件を境に話が転がりはじめ,後はイッキである.

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    2016年07月09日
  • デイヴィッド・コパフィールド 一

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    突如名作を読み始めたり。
    と言っても、ディケンズは「オリバー・ツイスト」は知ってても、こんなタイトルの本のことはまったく知りもしませんでしたよ。無知っ子!
    まだあと3巻ありますが、もうまさにイギリス文学!て感じ。
    うっかり忘れますけど、やっぱり階級社会の国ですよねえ。落ちぶれたっぽくてもちゃーんと使用人はいるんだもの。
    「次郎物語」とかもそうですけど、成長物は、子供時代は楽しいんだけど、大人になっていくにしたがって面白味がなくなっていくという難点がありますが、まだ2巻ですけど、何となーくそういうニオイがしてきたようなまだ大丈夫なような…
    なんと言っても、2巻のラストは酔っぱらって四方八方に向か

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    2010年04月25日
  • デイヴィッド・コパフィールド 一

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    この小説の登場人物は、脇役を含めて百名近くある。そして、その一人一人が実に個性的でおもしろい。 デイヴィッドが成長し成功していくことができたのは、そういう脇役たちと関わり合った結果なのでしょう。心温まる物語です。

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    2009年10月04日