白野ほなみのレビュー一覧
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心に突き刺さるお話
突然の事故で車椅子生活になる。出来ないことが多く、後遺症で苦しむ夜もある。献身的に付き添う恋人に罪悪感を抱かないはずもなく、平凡で暖かだった過去を思い出す。
それでなくても同性カップルは困難が伴う。最たるものが病院関連だろう。家族以外は付き添えず、万が一死亡しても知らせも来ない。財産分与ももってのほかだろう。それでも2人は一緒にいる事を選び、困難に立ち向かう覚悟を決めた。
この作品には簡単に泣く事を許さない芯がある。単なる御涙頂戴エピソードを散りばめる事なく、淡々と日々の暮らしが描かれる。それはとても潔く、静謐とも言えるのではないだろうか。
彼らを思い出す時、自身の今までとこれからを深く考えて -
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読後苦し過ぎるけど間違いなく秀作です。
自分だったらどうするか、どんなに考えても答えが出ませんでした。この2人が選んだ道が正解なのだと思います。 -
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ネタバレ 購入済み
結局
ホルモン注射やるとこまで行くそうです。
玉落としてダイレーションするとこまで行くかは知りません。
腸の切り出しより、裏返しパターンだろうな、お腹に傷がつくのは嫌がりそう。
話変わりますが、どう頑張ってもお腹に肉がつかないのは、単純に羨ましい。
まあ、お好みで。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小説家の晴人とサラリーマンの晃は、大学時代からの恋人同士で同棲中。
数年前の事故以来、晴人は車椅子生活になったけど、大好きな人と一緒に暮らす毎日にささやかな幸せを感じていた。
でも、誰よりも晃のことを想うからこそ、晴人には『小さな秘密』があって……
誰にでも起こりうる「人生の選択」を描いた、ボーイズ・ラブストーリー!
電子限定描き下ろしマンガ1Pつき。
目に見える幸せの裏にはつらくてどうしようもない子tもたくさんあって、相談してもどうしようもないことそんなことばかりで相手を縛ってしまい羽を伸ばせない晃に幸せになってほしいと願い気持ちが切なくて仕方ない‥。
事故の後遺症が歩けないだけではなく、 -
Posted by ブクログ
ネタバレなんで去年に読んでなかったんだろう…自分の中で確実に忘れられない作品になりました
溺愛リーマン×車椅子の小説家 という組み合わせで、苦難を乗り越えてパートナーとして生きていくまでのお話かと思っていたんですがそんな甘いものじゃなかったです。起きたらまずは無になる、という晴人のルーティンに、私じゃ計り知れないほどの人生への絶望を感じてしまって、最愛の人がいるから辛いこともなんとかなるという綺麗事なんか何も無くて、ずっと胸が締め付けられてました。安楽死という選択肢が晴人にとってはお守りであること、正解なんて何も分からないけど、最後の選択は晴人が人生で晃を愛したという記憶を綺麗なまま閉じ込めておきたか -
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気持ちに残る一冊
春みたいな暖かさの中にいるのに、喉の奥でぐっと、飲み込めない苦しさがある。身体障害を扱う作品で、綺麗事にしないのがとてもよかったです。
飲み終わる時、充足感で泣いていました。 -
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涙無くしてこの作品は読めない。車椅子の生活に陥る気持ちなんて健常者に到底わかってあげれない。安楽死したいと思う気持ちだって。でも先輩の助言が素晴らしく的確だったと。完結で寂しいですが何度も読み返してみたい作品です。
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涙が
じわっとくるお話だった。車椅子生活のリアルが心にくる。本当に大変なことだなぁと。そんなパートナーのために夢を保留にして支えるあきらの愛。それを申し訳なく思って負担になりたくない気持ちも晴人の愛。