新井見枝香のレビュー一覧
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おそらくお二人は、食を通して「ひとつ」になっていくのが嫌なんだろうな、と。
それぞれ独立した食材が、口の中で咀嚼されて、ぐずぐずの「ひとつ」になってしまう感じ。だけどお二人は、一緒に食事しても独立した「ひとりとひとり」でいられるから、それが心地良いのだろうな、などと考えてしまった(赤の他人がそのように分析し決めつけるのは、ひどく失礼だし無粋だとは思うが)。
食に対する妥協のないスタンスが、もはや運命的と言えるほど合っているのだろうな。
食に対するスタンスってもしかしたら一番重要で、そこが合わないと他の性格や価値観的なアレコレも合わないだろうし、だからお二人がとても羨ましく思えた。
自分 -
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新井見枝香(1980年~)氏は、東邦音楽大学中退後、三省堂書店有楽町支店のアルバイト社員を経て、契約社員、正社員となり、池袋本店、営業本部、神保町本店に勤務した後、HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEを経て、同渋谷支店。三省堂勤務時より、カリスマ書店員として注目を集め、新井氏が個人的に推す本に贈られる「新井賞」を2014~2020年に主催した(同賞は、芥川賞・直木賞発表日の夜に発表され、売上が直木賞受賞作を上回ったこともある)。
本書は、2017年発表の処女エッセイ集『探してるものはそう遠くはないのかもしれない』に次ぐ2作目であり、2018年に出版、2021年に文庫化された -
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書店員、エッセイスト、踊り子の3足のワラジを履く新井見枝香さんのエッセイ。
気になる書店員さんがストリッパーを始めたとWebニュースで知り、時々携帯でググっていた。書店員を辞めた訳でもなく、エッセイは出していて、ストリッパーも続けている。
もう気になって仕方なく、このエッセイが出るのを心待にしていた。
内容は、著者のストリッパーとしての活動について綴られている。
ストリッパーとしての苦労も綴られているが、本人が選んだ仕事。悩んだり、面白いと思いながら続けている様子がストリップ観てみたいかも。って思わせるような、そうでもないような。そのように、描いている訳ではないのだろう。
ただ、ストリッパーの -
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新井さんとは一回だけ仕事でお会いすることがあったが、サバサバした印象の女性でこのエッセイから感じられる人物像に近かった。
そもそも「新文化」という業界紙で読んでいたが改めて読みたくなって購入。
まとめて読んでみると、その文章力(特に構成力)に驚く。とにかくまぁ面白いんだ。いろんな出来事に遭遇してるし、その遭遇したエピソードをうまく文章にしてるし、さらにさりげなく本の宣伝もしてしまうんだからもう脱帽しかない。
しかも、この本には収載されていないが行動力もすごい。そのエピソードを初めて読んだときは呆然としてしまった。
それでいて、意外と女子なところも微笑ましい。エッセイ読んで初めて思ったことだが、 -
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ネタバレ左から開く講談社文庫!
図書カードの利益率の低さや紙袋が高価だという話に、なるほどと思った。今は紙袋が有料になって書店にとってはよかったな、と思う。でも、カバーはいつまでも無料であってほしい。
もう少し、そういう本屋ならではのエピソードや、具体的な作品名がたくさん出てくるのを期待してしまったので、想像よりあっさり終わってしまった感じ。「新井賞」のことももっと知りたかったのだが。連載コラムの書籍化だし、そういうスタンスが持ち味なのかな。
「本が好き」の中には「本が好きな自分が好き」が含まれているのは、大いに納得。
やせるおかずの本についてお客から効果を聞かれて、「現状維持です」と答えたところで吹 -
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レビュー数見て初めて「こんなに読んでたのか〜」となるので、ひと月に何冊読むのかいきなり訊かれてもわからない。読書は日常です。
「自分の中にある点が本を選ぶ」、というのがとてもしっくりきました。本をオススメされるのは好きだけど、自分自身はオススメするのは難しい。読んでる本が偏ってるのもあるけど……
わからないから面白い、というのも。わからない本=面白くない・嫌い、とレビューで書かれてたりしていると、(その時点でのあなたは面白くなかったのね…)と思いつつもやもやしてましたが、わからなくてもその本の価値は揺るがない。それでいいんだな。
わたしもわからない本あるけど、早すぎたのかも…となる本とNot