新井見枝香のレビュー一覧

  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    良いところだけ、弱みだけ、を見せ合うのではなく友情にできるだけエンターテイメント性を求める2人の関係が素敵。
    同じ物事について書いてあるけど文体も視点も違う。その中でも胃はとんでもなく合うお2人。
    するする読めるのに読み終わってしまうのが勿体無くて毎日ちょっとずつ読んだ。しばらく経ってからまた読み返しても、日常を少し楽しんでみようと思えるような気がする、そんな本でした。

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    2025年09月23日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    食べることが好きな2人のエッセイ。かと思いきや後半は徐々にお互いの人生が進んでいく。食も合わなくなっていき、不穏さが見える。胃が繋がっている、と千早さんは言う。ふたりの文体も違うし、読んでいて楽しい。

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    2025年07月07日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    言葉を紡ぐ人とそれを売る人の食べ物を通した交流がこんなにも心に響くなんて。読んでいると憧れと羨ましさがないまぜになった気持ちが湧き上がる。そう思っていたから単行本を買っていたのに積読していたんだなぁと思い出した。2人のようにはなれないけれど、食いしん坊な面がある私も食べ物への向きが同じタイプの人が周りにいたら良いなぁと思った。
    言葉の使い方や文章の描かれかたが好みすぎて。

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    2025年05月30日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2025/4/11- とても疲れていた出張帰りに書店で手に取った。筆者2人が同じ食体験をそれぞれの視点から書く。描写される食べ物は本当に美味しそうで、口がその気分になってくる。ただ、お気楽エッセイではない。読んでいると、コロナ禍、新井さん、千早さんそれぞれの人生の変化が感じられる。食べるということは結構その人の本質を突いている行為かもしれないと思った。個人的にはたまたま知っている場所が何ヵ所かあったので、今度行く機会があろうものなら、この本のような楽しみ方をしたい。

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    2025年04月26日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    出てくる食べ物がどれもこれも美味しそうでお腹が空いたし、食事にもっと集中して食を大切にしようと思った。

    私は好きな作家のひとりに千早茜を挙げるが、好きな所のひとつに「食べ物の描写が異様に上手い」というのがある。どの作品でも読むとお腹が空いたり、作中に出てきたものを自分も食べたくなる。きっと美味しいものをたくさんご存知なのだろうと思っていたが、食に対する意識が私と全然違った。目の前にあるものを五感でまるっと体験し、それらをメモすることで経験値として蓄積している。彼女の文章には普段の積み重ねが遺憾無く発揮されているのだろう。

    そんな『ちはやん』の胃の合う相棒『新井どん』こと新井見枝香という人の

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    2025年04月07日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    ものすごく良かった!!!食べものにまつわるエッセイを、また読み返すだろうなって思えたのは初めてかもしれない。美味しいものを美味しいねって言い合える人に贈りたくなる本。

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    2025年03月24日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    ネタバレ

    うまーーーーいし、こんな感じでご飯食べられる相手がいるってめっちゃいいな!!
    うまい、うまいって言葉だけ交わしてご飯食べられる環境、めっちゃいい!

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    2025年03月20日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    同じ出来事や食べたものを、2人の視点から描いた往復エッセイ。

    思った以上に深く濃い内容のエッセイで、とても読み応えがあった。
    出てくる食べ物が美味しそうなのは言わずもがな、それを味わうというか、もはや食らうかのような2人の描写が野生的で本能的で、気持ちいいくらいだった。
    食にここまで真摯に向き合う姿勢にも感服。

    また、食べものの話だけでない、2人の人との付き合い方や人生観みたいなものもたくさん書かれていて、とてもおもしろかった。
    唯一無二の2人の関係がカッコイイ!

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    2025年03月14日
  • 本屋の新井

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    書店員さんのエッセイ。
    書店員の作者がどんなことを普段考えているのか日常が覗くことが出来る一冊。
    図書カードって利益・・・
    紙袋って高いんだな・・・
    などなど本屋に関する知識も広がる良い本でした。

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    2025年02月25日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    ⬛︎良い意味で裏切られた珠玉のエッセイ

    2人の名前も知らずに、表紙とタイトルに惹かれて購入。予想外のエッセイにとても良い意味で裏切られました。ご飯屋さんをめぐるほっこり食エッセイかと思いきや、ちがうちがう。
    ウマは合うけど真反対な性格の2人が綴る価値観や人生観が面白くて、するすると引き込まれていきました。

    私は千早さん寄りの…変化は求めず、コツコツと一つのことに向き合う性格ですが、新井さんは本当に真反対で、欲望のままにやりたいことをして生きる姿がとても眩しく見えました。

    あまりの新井さんの自由さに「なんなんだこの人は!?」「千早さんはなぜついていけるんだ!?」なんて最初は思いました。しか

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    2025年02月13日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    真反対の性格のふたりが同じ(食べ)ものをどう見て、どう捉えるかが面白い。友達でも所詮他人なふとたりの交換日記、ずーっと見ていたい

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    2025年02月10日
  • 探してるものはそう遠くはないのかもしれない

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    大好き大好き。おもれー、この人ほんと面白い。
    「胃の合う二人」も最高だったけど、一人でも十分いける、何度声を出して笑ったことか。
    いつかストリップも見てみたいんだよなぁ。
    もっとたくさん書いてほしい。全部読むからさ!

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    2023年02月14日
  • この世界は思ってたほどうまくいかないみたいだ

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    ざっくばらん、あけっぴろげな方だなぁ!
    型にはまって生きるのが窮屈と感じている方は、是非、ご一読を!
    ぶっとんで理解しがたい部分も、共感できる部分も、学びたい部分もありました。

    彼女には、このまま変わらず生き抜いて欲しいです。笑

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    2019年08月25日
  • 探してるものはそう遠くはないのかもしれない

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    テレビで密着されていてとても面白くて興味深くて、ぜったい読みたいと思ってた書店員さんのエッセイ。
    おもしろかったー!!!
    どんな人に読んでもらいたいとか、どんな内容にしたいとか、こう見られたいだとか、そういうのでなく、とにかくご自分が書きたいことを書きまくったという感じで、それがすごく良くて面白い。
    だんだん、めくる紙が少なくなって来て、もっとずっと読んでいたいのにーと思った。

    文章てのは、深刻にもなり得るし、一方、深刻なものも深刻でなくなる力もある。あとがきでも綴っていたが、その深刻さ「桃カバー」をする必要がなくなるっていうことは、とても大きなことだと思う。ものすごい力だ。その力を持った人

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    2018年03月27日
  • 探してるものはそう遠くはないのかもしれない

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    新井さんの選んだ本はどの本も心にぐっときて、新井賞の発表も毎回楽しみにしています。このエッセイは読む側の人間である読者を勇気付けるパワーを持っているなと思いました。
    あー楽しかった!とってもとっても。読んでる間、友だちのように身近に感じて。笑えました!

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    2018年01月17日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    タイトルに惹かれて手に取って気づいたら買ってたけど、大人になるにつれ食を美味しいねって無言で食べられる相手って貴重なのかもしれないって改めて気づいた。明日は何食べようかな

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    2025年11月12日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    新井さんも千早さんも知ってるけど、こんな文章を書くお二人なんだなーと、知って新鮮。
    千早さんのエッセイも読んだことあるけど、それとはまた違った文章に感じて、面白かった。
    こんなにたくさん食べれるなんて、なんで羨ましい。金銭的にもそーだけど、そもそもここまで胃に容量がない笑
    羨ましすぎる。そして太らないだなんて!
    単なる食についてのエッセイだけじゃなくて、人生の話にもなっており、そこもまた良かった。
    すこーしずつ関係性が、変化しているのになぜかとても良い温度でまた読みたいと思った。

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    2025年08月21日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    ネタバレ

    正反対の性格のふたりが健やかなときもそうではないときも、食べて飲んで旅をしてお湯に浸かって過ごした記憶を互いに綴ったエッセイ。一緒にいれば無二の相棒のようなのにさらりとした手触りの関係は、なるほど「磯野と中島」がしっくりくる。胃が合わなくなったとしても意が合う関係であり続けるおふたりをもっと見ていたい。

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    2025年06月29日
  • 探してるものはそう遠くはないのかもしれない

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    書店で働く30歳独身女性のエッセイ。おかしくてちょっぴり痛い話が盛りだくさん。会社、結婚に向いていない。最高に面白かった。新井さんおすすめの本を読んでみよう。

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    2025年05月08日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    どんな美味しそうなものに出会えるのだろうと思って手に取った一冊。でもそこに書かれていたのは美味しそうな食べ物についてよりも、「ちはやん」と「新井どん」について。"い"が合うところも、そうではないところも。ふたりの交換エッセイから互いへの、そして食べ物へのリスペクトが伝わってくる一冊。

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    2025年05月05日