井上岳一(日本総合研究所)のレビュー一覧

  • MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ

    Posted by ブクログ

    MaaSに関する世界動向をまとめた本で非常にわかりやすい。田舎に住んでいる私のプライベート視点での感想は、早くMaaSが普及して、自動車の保有が不要となる世の中になって欲しい。そうすれば子供の送り迎え、駅から自宅までの嫁への送迎のお願い等、ややこしい部分が一気に解決。なお自動車業界で働くサラリーマンの視点での感想は、かなりヤバイ!自動車部品を作って儲けるビジネスモデルは長く無く、何らかの新しいスキームを作り上げないと生きていけないという危機感を強く感じた。幸いにしてS/W開発が専門なのでまだMaaSの領域への入りやすいのかも知れないが、上流のシステムを構築する価値のある所を押さえないとジリ貧か

    0
    2019年04月29日
  • MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ

    Posted by ブクログ

    ‪Mobility as a Service入門本。基礎から説明してくれるのでライドシェアと区別が付いていないレベルの理解だった自分でも読み進められ、非常に勉強になったと同時にむちゃくちゃ面白かった!交通サービスを統合アプリ化して便利にするだけでなく脱マイカー依存を促すことによる都市の最適化までも含む概念だったのか。交通版Netflixとはなるほど上手いキャッチコピー。‬

    0
    2019年03月10日
  • MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ

    Posted by ブクログ

    モビリティ社会で実現されようとしているのが、「MaaS(Mobility as a Service、マース)」です。
    一口で言うと、「あらゆる交通手段を統合し、最適化を図った上で、マイカーと同等か、それ以上に快適な移動サービスを提供する」概念です。
    例えば、旅行に行く際に、行き先に何時に着きたいか、スマホの専用アプリで検索。アプリを通じて予約すると、指定の時間に自宅に迎え(将来は自動運転車)がきて、最寄りの駅からターミナル駅へ向かい、そこで新幹線に乗り換え、目的地の駅に着けば、そこで迎えの車が待機している。これがアプリ一つで決済まで可能になる。そんな世界です。
    そんな未来予想図をわかりやすく書

    0
    2019年02月11日
  • MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ

    Posted by ブクログ

    東京オリンピック前に購入した積本。時間経過のため最新状況ではないが、MaaSを知る入門書として良さそう。2025年現在の世界を見ても全産業には広がっていないため、理想的なイメージも強いが、一部でも実現したら便利になるというのは感じられた。また、各国や社会の現状や課題を踏まえ、改善点も書かれており、イメージしやすかった。ただ、実際に取り組む場合、道のりは長そう。本書の通り、日本のMaaSはオリンピックで促進されたら良かったが、コロナ禍で思うようにいかなかった印象があり、今後世界がどう変わるかを見守りたい。

    0
    2025年09月06日
  • MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    googleマップで決済完結すればMaaS完成じゃんとか思ってたけど、日本の交通インフラ事情(民間の会社たくさんがいて成り立ってる)とかでそんな簡単じゃないんだなーAPI云々言ってるのはそういうことかーの気持ち

    0
    2025年07月09日
  • 60分でわかる! EV革命&自動運転 最前線

    Posted by ブクログ

    完全カラー且つ丁寧な説明で、自動車関連の知識が未熟な自分でも楽しみながら読むことができた。
    自動車産業は日本の基幹産業、すなわち今後の日本の未来を示している分野といっても過言ではない。そんな重要分野に関して直接的な日常生活への関わりはなくとも知識を持っておく。このことは大事だと思うし、たくさんの知識を得られるのが本書だと感じた。

    0
    2025年02月11日
  • Beyond MaaS 日本から始まる新モビリティ革命 ―移動と都市の未来―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「エコシステム」の図を見て、今後は必ずしも自動車メーカーが王様ではない。これまでは自動車メーカーが仕様を決めてTier1、Tier2が開発を進めるというサイクルであったが、MaaSの世界ではあくまで交通事業者がトップで、車は一つの移動手段になってしまう。アプリ開発や、サービス請負などができる企業がMaaSサービスには不可欠か。

    0
    2024年07月20日
  • Beyond MaaS 日本から始まる新モビリティ革命 ―移動と都市の未来―

    Posted by ブクログ

    MaaSを一通り押さえておくならおすすめ

    ただし、前提としてビジネス、デジタルビジネスの一般論は押さえておくと良い

    具体事例や長い固有名詞が多いので、見た目のボリュームほどの内容は無い

    0
    2023年05月29日
  • Beyond MaaS 日本から始まる新モビリティ革命 ―移動と都市の未来―

    Posted by ブクログ

    コンセプトと実例の両極端に偏っているきらいがあり、学びには繋がらなかった。ネットまとめ的なインプットとしては可。

    0
    2023年03月21日
  • Beyond MaaS 日本から始まる新モビリティ革命 ―移動と都市の未来―

    Posted by ブクログ

    「MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ」続編。Beyond MaaSとDeep MaaSという軸で全世界の最新動向を概説・細説する。刊行物の性だが「2020年時点」の最新動向というビフォーコロナであり、内容も取組み事例とコンセプトが雑多に掲載されている印象で意味合いを捉えることに読者としてはやや苦労する。MaaSの事例は国・街・企業と豊富に紹介されているので知見獲得に読むにはよいかもしれない。

    0
    2022年10月15日
  • MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ

    Posted by ブクログ

    Maasという言葉は聞いたことはあったが、Uberとかカーシェアとかレンタサイクルとかその辺のもんだと思っていた。
    移動がサービスとして組み込まれた不動産だとか、Maasにより街並みも変わってくるだとかは考えたことがなかったので目から鱗だった。

    0
    2021年08月03日
  • 日本列島回復論―この国で生き続けるために―(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    あとがきで著者の個人的体験が綴られているのが、とても印象的でした。それが本書への原点だったのかと。あとがき→最終章を先に読んで、それから1章に戻って読むと良いかもしれません。

    0
    2021年05月05日
  • Beyond MaaS 日本から始まる新モビリティ革命 ―移動と都市の未来―

    Posted by ブクログ

    2021.03.25 maasの未来をdeep maasとbeyond maasの視点から解説。世界の様々な事例と各界の専門家のインタビューで構成されている。とても参考になるが、一方でmaasの進展には難問がたくさんあることもよく理解できる。

    0
    2021年03月25日
  • Beyond MaaS 日本から始まる新モビリティ革命 ―移動と都市の未来―

    Posted by ブクログ

    伊豆MaaSの後に読んでみた。その中で否定されていた「日本版MaaS」という言葉。バス・鉄道などの公共交通が多様な事業と共に展開されてきたこと、交通をなんの協力関係もない多くの民間企業が担ってきたことがその所以だという。それは伊豆MaaSの中でまさに著者が感じた今後の可能性であり、直面した困難だ。
    さらには、ポジティブリスト方式に基づく日本の法令なども日本版MaaSの実現を困難にする(なぜ日本がポジティブリスト方式なのかはまた別の機会に学びたい)。その中で、「健康、地域活性化、生活の満足度」に力点を置いた日本版MaaSを実現するためには、民間企業だけでなく都道府県等までを巻き込んだ努力が欠かせ

    0
    2021年02月01日
  • 日本列島回復論―この国で生き続けるために―(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    今日本のサーキュラーエコノミーやローカルエコノミー、サステナビリティに関わる人たちの背景をうまく整理してある一冊。主に50代以上の世代の方の地方への見方を変えるために、高校や大学の若者たちにおすすめしたい。

    特に歴史は教師がこういう風に解説できたらいいのだが…偏見を恐れずにいうと、日本史教員は史学科の人や政治学の人がやらない方がいい。

    経済学か民俗学的な人の暮らしを軸に、これから生きていくのに必要な知恵として学ぶべきだろう。そういう意味でわかりやすくまとめてくださっていておすすめ。

    ただ、この本になんらかソリューションがあるわけではない。それはこれから作られていくということ。

    0
    2021年01月10日
  • Beyond MaaS 日本から始まる新モビリティ革命 ―移動と都市の未来―

    Posted by ブクログ

    2020年8月現時点にてMaasの概要、どの様な施作が打たれて、今後どうなって行くのか各国の話題を絡め、おぼろげながら述べられている。取り止めもなくいろんな方面での取り組みが書かれている。決して簡潔にまとめられ、結論が述べられているわけではない。言葉先行にならないよう考えながら読まないといけない。

    0
    2020年08月11日
  • MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    Chapter1モビリティ革命「MaaS」の正体

    Chapter2 なぜMaaSのコンセプトは生まれたのか?


     フィンランド アプリ「ウィム」

     公共交通の補助金を見直し、MaaSに投資
     あらゆる交通手段を組み合わせていかに提供するか

    Chapter3 日本におけるMaaSのインパクト

      MaaSとまちづくりの連携が意識されているのが未来投資戦略2018の特徴

      ファスト風土 ロードサイドに広がる均一な光景

      車前提の社会→高齢化で対策が求められる
      クルマがなくても困らないまちに

      都市部としては、公共交通の使い勝手を高めるためにMaaS導入が必要

      Ma

    0
    2020年07月05日
  • Beyond MaaS 日本から始まる新モビリティ革命 ―移動と都市の未来―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スマートシティについての最新の知見に触れたいと思い読んでみた。
    長々と書いてあるが、通底しているものは共通していて、これまでの交通システムがそれぞれでICT化してきたものが、全体としてつながって、決済機能もついて、さらに観光など別の領域ともつながっていく世界がこれからやってくるんだ、というお話だったかと思う。
    そうなると、前提として多様な交通サービスが存在することが必要となり、車とタクシー、バスぐらいしかない地方部ではなかなか難しいんじゃないと思うところで、実際におそらくは都会部に比べるとMaaSというレベルにはなかなかならないようだが、オンデマンドタクシーなども使えばうまく機能するかもしれな

    0
    2020年06月07日
  • Beyond MaaS 日本から始まる新モビリティ革命 ―移動と都市の未来―

    Posted by ブクログ

    前作ではMaaSの基本的な概念や各国各社の幅広い取り組みを紹介している良著でした。でその続編にあたる本著はMaaSのネクストステップとして、Deep MaaSとBeyond MaaSという2つの切り口を紹介している。
    Deep MaaSは既存の交通手段(鉄道、バス、タクシーなど)の進化について深掘りしていて、Beyond MaaSはモビリティと他の業界とのシナジーについて説いている。
    正直、Deep MaaSパートは全く深掘りされてないように思えたけども、タイトルからもわかる通り、メインテーマはBeyond MaaSである。

    日本の公共交通機関は他国と比べて極めてサービス品質は高いし、マイカ

    0
    2020年04月19日
  • 日本列島回復論―この国で生き続けるために―(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    昔から、洪水が起こりやすい平野部ではなく、山の麓「山水郷」がもっとも住みやすい場所であり、それは今でも豊富な資源な源であると。それが明治維新以降、唱歌「ふるさと」や学問のすすめなどに表れているように、地方から都会に出てくることが美徳とされ、山水郷は「想うもの」となってしまった。しかし高度経済成長が終わり、人口減少社会となった今、山水郷にまた回帰しよう。そういうことかな。
    山水郷に限定するつもりもないが、最先端技術こそ地方部で始めるべきというのは賛成するところで、人口減少や高齢化など課題が先進的であるためその解決法となる技術の実験に適していること、人がすくないため規制緩和しても問題が大きくならな

    0
    2020年04月13日