【感想・ネタバレ】MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジのレビュー

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Posted by ブクログ 2022年02月26日

MaaSはスマホの画面(アプリ)から一括でDoor to Door のルート検索,移動モードの選択,予約,決済
までを提供するサービス。

MaaSはDoor to Doorの移動を提供するサービスなので交通事業者単独(鉄道,タクシー,ライドシェア 等)では運営が難しく,複数の交通事業者が連携して取...続きを読む組む必要があるサービスです。

MaaSについて詳しく書いてあるので、
MaaSについて知りたい方にお勧めです。

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Posted by ブクログ 2021年10月18日

インターネットによって世界が繋がった。そして、IoTにおける物流や交通などのモビリティも繋げようと言う試み。
本書ではワクワクするような未来が描かれているが、そのために日本が変わるべき事は山積みだ。
とにかく法整備。一般では配車サービスなど現時点で行えないため、結局はタクシー業者などがするしかない。...続きを読む業界の理解を得る必要がある。
あとはいかにしてマイカー以上の魅力を創出するか。維持費はかかれど、いつでも自分の気分次第でどこでも目的地なくブラブラと、はマイカーにしか成せない。これをどう超えていくか。

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Posted by ブクログ 2020年03月22日

結局のところMaaSってなんなの?何をもってMaaSなの?ってのを説明できるようになりたいなと思って購入。
日本市場でMaaSの実現に向けて、プレイヤーとして活動するMaaS Tech Japan社長の日高氏と、その他3名による共著。(ただし、本著の中でMaaS Tech Japanについては触れて...続きを読むいない点は好感)

MaaSはレベルが4段階ある。各交通手段が全く連携していないのがレベル0。Uberなどは新しいモビリティサービスではあるが、他と統合されているわけではないので、それだけでは電車やバスと変わらない、レベル0だ。
レベル1は、情報が統合されている段階。GoogleマップやNAVITIMEのように、電車、バス、タクシー、徒歩などを横断的に最適なルートを案内してくれたり。
レベル2は、予約や支払いも統合されている段階。日本ではまだ一部実証実験が行われているレベルだが、海外ではルートを選ぶと特急の指定席を予約とタクシーの配車を合わせてできたり、同じアプリで支払いまで完結することができるようになってきている。(ここまで来ると、なんかMaaSっぽいなと感じる)
レベル3まで来ると、すべて引っくるめた単一のサービスとしてパッケージ化されて、例えば月額○万円という定額で、鉄道、バス、近距離タクシーが使えるようにやる。これはフィンランドのwhimが実現している。(ここまで来ると、なるほど、これでこそMaaSだなと感じる)
レベル4は、社会目標との統合され、スマートシティのコンセプトとも一致すると言う。これはまだ世界でも実現されていないけど、例えば、MaaSの実現によりマイカーが少ない前提で、パーキングが少なく、歩行者専用道路などを中心に構成された街作りなどだ。

本著ではコンセプトだけでなく、世界中のプレイヤーがどのような動きをしているかも解説してくれている。
当然MaaSの世界は日々進歩しているが、その後の状況は2020/3に発刊された続編『Beyond MaaS』で書かれているのだろう。

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Posted by ブクログ 2019年12月03日

近年、IT技術が目覚ましい進化を遂げています。例えば、自動運転の開発や、AIを用いた技術など様々な技術が誕生しています。

その技術をつかって、新しい社会をつくる構想があります。それがMaaS(Mobility as a Service)です。MaaSとは、マイカーという魅力的な移動手段と同等か、そ...続きを読むれ以上に魅力的なモビリティサービスを提供し、持続可能な社会を構築していこうという全く新しい価値観やライフスタイルを創出していく概念です。

鉄道やバス、タクシーなど様々な交通手段を個人の好み・自由に選択できるようになるような取り組みです。それに加え、選択した経路をスマホで予約し、決済まで行うことができるようになります。

これが実現すれば、都市に集中している人も地方に住みやすい環境になり、また、観光客の方も地方に行くことの抵抗感がなくなります。そうなれば、地方でも活気がうまれる可能性が生まれ、よりよい社会につながるのではないかと思います。

交通機関以外の産業もこの取り組みを活用することで、新たな市場が開拓することが出来るかもしれません。

この本は、日本の方が書いているので、これからの日本がどのようになっていくことができるのか、どのようなことをすればいいのかなどが書いてあります。これからの社会を考えるきっかけになるのではないでしょうか。もちろん、世界でもMaaSというサービスに向けて、取り組みがされています。それを読むと、日本はまだまだだなと思います。しかし、日本が得意の技術力の高さを発揮すれば、世界で認められるサービスができるのではないかと思います。これからの社会が楽しみです。

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Posted by ブクログ 2019年05月12日

maasに関する教科書的な一冊。現在の状況がよくまとまっており素晴らしい一冊。

<メモ>
・Maasのレベルと社会インパクト
レベル1 情報の統合 異なる交通サービスの情報が統合。マイカー以外の多様な選択肢の提供
レベル2 予約・支払いの統合 チケットレスキャッシュレスによるシームレスな移動の実現...続きを読む。移動の安心向上
レベル3 提供サービスの統合 定額制パッケージにより移動の価値観、コスト意識の変革。新たな移動需要の創出
レベル4 社会全体目標の統合 スマートシティの実現。都市全体の目的の整合、QOLの向上
・今後は川下のモビリティサービスが付加価値の源泉となる。Maasの導入はそれを地域経済に取り込むことを意味する。
・Maasにより賃貸住宅の駐車場を違うスペースに活用できるにように。
・配車サービスの普及によって縁石をセットバックして、配車サービス用の乗降場所を作ることが渋滞緩和の視点から重要になっている。
・モネテクノロジーズ、Maasオペレーターの立ち位置を目指す。需給最適化システムを利用し、人、もの、サービスを好きな時に呼べるモビリティサービスの提供を考える。2020年代前半からイーパレットを活用したモビリティサービスの実現を目指す。トヨタはホーム&アウェー戦略として、グループ企業との関係を強化し、事業の集約を図りつつ、競争力を強化する。競争力のある製品はトヨタグループ以外に販売する。
・ソフトバンク孫正義氏は孫子の兵法から着想した群戦略。各分野のナンバーワンを集めて20〜30%出資し、筆頭株主として影響力を保持しながら、小会社かはせず、各社が独立した形でシナジーを出してゆくもの。一方で日本国内においては、プラットフォーマーとの合弁会社などにより、サービスビジネスを自ら手がけたりもする。実業=現場を持つが故の強みはある。株主として世界の最先端の情報とノウハウを得ながら、国内で合弁事業を立ち上げ、実社会でも無視できない影響力を持つ存在となり、現場を持つ立場から政官財へ働きかけて旧来の慣習や規制を打破し、市場を創造する。
・米国のオフィスビルは将来のカーシェアリングや配車サービス普及を想定し、駐車場スペースの縮小を最初から前提としビル設計がなされている。駐車場はオフィススペースに転換できるようフロアが設計されている。
・Maasと自動運転が融合した社会においては、これまで中心部に整備された駐車場は別の空間に生まれ変わる。
・Maasによる変化のポイント。
1移動のパーソナライズ化 個々人のニーズに合わせた移動手段をアレンジ、新たな移動需要の創出が可能に
2都市交通の全体最適化 モビリティの移動を統合的に制御する仕組みの登場
 乗り放題定額パッケージの出現で、交通以外のビジネスとのワンパッケージ化が可能に
3都市や場所の再定義 カーシェアや配車サービスの普及で駐車場が消滅、秋スペースの有効活用が可能に。交通体系の再構築で立地によらないビジネスが可能に。

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Posted by ブクログ 2019年04月29日

広告に推されて購入。

感想。よくわかりました。MaaSは面白い。本自体も面白い。

備忘録。
・フィンランドのMaasグローバル社によるWhim。これが最先端か。ヘルシンキ市内の鉄道・路面電車・バス・カーシェア・レンタカー・タクシーが一つのサービスとして統合され、一つのアプリでルート検索・予約・決...続きを読む済まででき、かつサブスクリプションモデルとなっている。既にヘルシンキの実行63万人に対し6万人程度が会員。

・MaaSのレベルの定義。レベル1は情報のみの統合、例えばナビタイム、ルート検索時に複数種類のモビリティの情報を提供。レベル2は予約と決済も統合、レベル3はサービスの統合(料金体系とか、シームレスなサービス提供)、レベル4は社会全体との統合。

・国家単位でMaas戦略が必要。欧州では米国のプラットフォーマにデータを支配されない様にしている、中国も。日本では、今更個人データでGAFAに対抗できないが、配車サービスが自由化されていない為、MaaSについては鎖国状態でチャンスあり、他にも医療や産業機器のデータ活用はチャンス。

・自動車メーカーでいち早くMaaSに動いたのはダイムラー社。日本勢より10年早い。対抗として、トヨタ&ソフトバンクで話題のモネ・テクノロジー。特にソフトバンクの群戦略。

・鉄道会社としては、ドイツ鉄道。自動運転の発展→鉄道会社はピンチと考え、自ら自動運転も研究しているらしい。

・MaaSの次のフォーカスは住宅産業か?モビリティサービスが行き届いた地域での住宅とか。

・MaaSプラットフォーマ―の出現パターン。①自由市場モデル(複数のMaaSプラットフォーマが併存)、②交通連合(特定地域の交通業者が連合)、③独り勝ち。

・Maasや自動運転に対応する車のメンテナンスニーズが増える。

・MaaSの先。エネルギー事業、保険事業、観光、金融(決済)、不動産、医療等も連携したサービスが期待される。

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Posted by ブクログ 2019年02月27日

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最近はやりのMaaS!おもろかったぁー

「Mobility as a Serviceとは、マイカーという魅力的な移動手段と同等か、それ以上の魅力的なモビリティサービスを提供し、持続可能な社会を構築していこうという全く新しい価値観やライフスタイルを創出する概念である。」

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Posted by ブクログ 2022年10月21日

MaaSのコンセプト・世界事情・技術動向・社会的インパクトが概括で分かる書籍(ただしコロナ前の景色)。MaaS先進国であるフィンランドの自治体やMaaSグローバルの取組みといった事例が豊富で興味深い。日本ではちJRを代表とする超一流の交通システムやトヨタ自動車を始めとした自動車メーカーを有しているが...続きを読む、車両がモノではなくサービスとして扱われる時代にどうゲームチェンジしていくかが楽しみである。

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Posted by ブクログ 2022年09月18日

面白いね。Maasの未来にワクワクした。
旅行などあまり慣れていない土地に行くとき不便に感じていた。
理想論ではなく、本当に実現してほしいと感じた。

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Posted by ブクログ 2021年01月17日

MaaSに対する各国での取り組み現状と各産業への影響が端的にまとめてある。2018年出版と少々古新聞であり、またコロナ禍の影響が反映されていない内容であるが、自分のような初学者にはわかりやすくためになった。

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Posted by ブクログ 2020年12月20日

目的Maasの基礎を把握し、現状と展望を自分なりにまとめる
締切12/20

MaaSの目的
◯あらゆるモビリティサービスの統合と、その最適化によって利用者や都市、交通の課題を解決する
→マイカーの削減
→車ではなくヒト中心のまちづくり

MaaSによって実現されること
①移動のパーソナライズ化
...続きを読む都市・交通の全体最適化
③ヒト中心のまちづくり

日本は海外と比較してマイカーへの依存度が大きい。一家に一台マイカー所有というのが一般化しているため、渋滞や駐車場の乱立といった交通・都市課題が存在している。MaaSの実現によって人の移動がパーソナライズ化できればマイカーの所有は必要なくなり、様々な都市課題を解決することができる。さらに言えば、現在のクルマ中心の都市をヒト中心に作り変える機会となりうる。

現在、日本では外出というのが減少しているがそれはクルマ偏重の社会により、徒歩圏内に魅力的な施設がないことが挙げられる。地方都市を歩いて楽しめるまちに作り替えることができれば、経済の活性化にもつながる。

MaaSは交通の最適化を行うだけでなく、その先に様々な産業と連携してスマートシティを構築することにある。
交通の最適化により移動することへのハードルを下げることができれば、不動産価値の変化や医療等の社会的サービスの提供方法の変化など、様々なものが変化する。

◯日本のMaaSの現状
・プラットフォーム
ソフトバンクとトヨタのモネテクノロジーやJR東日本のコンソーシアムなど
現在の日本のMaaSプラットフォームの候補はこのように交通事業者が中心となっているが、このまま進めば、交通全体の最適化ではなく、その交通事業者にとっての最適化が行われる可能性がある。ユーザ目線で考えても中立な立場のプラットフォーマーの出現が待たれる。

今の日本では公共交通機関が発展しているのに対して、配車サービスや乗合タクシーのようなラストワンマイルを繋ぐサービスが欠けている。現在はタクシー業界の既得権益のおかげで海外資本の参入を防げているという現状があり、ここに日本のMaaSの勝機があると考えられる。日本のクルマ産業を軸にこのラストワンマイルをつなぐ新ビジネスが提供できれば、それをパッケージ化して海外に輸出することも可能だろう。

◯当社にいまできること
プラットフォーマーになろうとするのは間違い。プラットフォーマーが出てきたときにそれにうまく参入することが求められる。

鉄道会社がMaaSに参入するために解決しておくべき課題
・決済の簡略化→随時決済ではなくプラットフォームを中継して顧客からお金を回収するシステム
→改札の省略→GPSによる移動履歴の追跡

・駅周辺へのラストワンマイルを担う交通事業者の乗り入れ
→車が駅にアクセスしやすく、駅から人をピッキングしやすい駅構造への変革

・営業制度の簡略化
サブスクが始まったときに他社との利益分配を行うためには営業制度を簡略化し、乗った距離に応じて料金を徴収するシステムに一本化した方がいいのでは?
現在の大都市近郊区間や特定都区市内制度は平均的な顧客のための制度であり、一人一人に応じたサービスであるMaaSとの親和性は低い。

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Posted by ブクログ 2020年07月17日

MaaSについての本。

MaaSはサービスのひとつであるので、
当然、その地域の人間のwant,tobeが絡んでくるはずである。
当書では、シームレスな移動、決済など「便利になること」が多数書かれていた。それはそれで素晴らしいことですが、結局、目的のレイヤーが低いまま終わってしまった印象があります...続きを読む
MaaSの達成の先に何を睨むのかが不明でした。

あるいは、素晴らしい移動手段があったとしても、移動したくなるような街でなければそれは意味がないのでは?と地方都市の現状を聞いて感じた。
MaaSですら駆け出しの状況の今、最終的にスマートでセクシーな街になる日はかなり遠そうであると認識した。

私のようなコンサルトにとっては、モノのサービス化の目的を改めて考えることができたので、本としては素晴らしいものであると認識している。

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Posted by ブクログ 2020年05月28日

MaaSの基礎的な知識が網羅されている良書。
さらに、今後の各産業への影響、著者らのアイディアも記載があり勉強になる。

個人的に、自動運転が普及した後のメンテナンスの大切さに触れている点が印象に残った。高度な技術を搭載した車が増えるほど、整備の難易度は上がり、人材の確保が難しくなる。
現状、車の整...続きを読む備は人気のある業界ではないので、今後確実にMaaS進展のネックになるだろう。
だからこそ、メンテナンス関連は人手不足解消に躍起になっているし、知識を持った人が重宝される。

IT関連が花形になってきて久しいが、これからは“自己研鑽に励むブルーカラー”の市場価値が高騰するのでは?と考えている。

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Posted by ブクログ 2020年05月21日

持続可能な社会を維持/構築するために何を再定義していくか、いま自動車産業に携わる中で大きなヒントを得られた。「社会問題を解決する」ことを深掘りする先に大きなチャンスが訪れる可能性が高い。

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Posted by ブクログ 2020年05月10日

「移動を運ぶ側の視点で見るか、動く側の視点で見るか」
「交通の世界では利用者のニーズよりも、提供者の都合が優先されがち」

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Posted by ブクログ 2020年03月02日

Maasについてその本質と各国での取り組み、今後のアクションプラン等について解説した本。

僕は東京に住んでいて、自動車はあまり使わず専ら地下鉄+徒歩での移動ですが、もう少しバスが上手く使えたら便利だろうなと思ったり、タクシーみたいな交通手段がもう少し安価に利用できれば効率的だと感じたりすることがあ...続きを読むります。
Maasは、地下鉄、バス、タクシーなど諸々の交通手段をパッケージ化して、今いる地点から行きたい地点へのシームレスな移動を実現するものです。Maasの導入により、乗り継ぎや予約などの手間を考えずに生活をすることができ、また都市空間を行き来する自動車の量が減ることで、駐車場や道路などの空間を、人間のための空間に転用できる点がポイントかと思います。

本書はこうしたMaas導入に関する基本的な議論が分かりやすく説明されており、入門本として相応しいのではないかと思いました。

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Posted by ブクログ 2019年12月11日

MaaS(Mobility as a service)という言葉は全然知らなかったけど、この本を読んで知った。フィンランド発の案というのも何かおもしろかった。
MaaSは、あらゆる交通機関がクラウド的に統一され、予約から決済まで一元化して利用できるサービスのことだった。
車に関して「所有から利用へ」...続きを読むというのは、私的には非常に賛成で、早くそういった世界になってほしい。実際、都内よりも地方の方がこのサービスを進めるべきだと思う。都内は、現状でもだいぶ交通においては、優れていると思うのだが、そもそも運転のできなくなった高齢者が多い地方こそ、こういったサービスを充実させることで、家から出られない老人を外に出すこともできるし、必要なものも買い物に行くこともできるし、いいことが多いように思う。世界的には、MaaSが進んでる国があって、何なら地方自治体が率先して主導しているところもあった。というか結局MaaSって一サービスというよりも、トータル的な街づくりの話でもあるので、行政も絡んでくるし、何なら法整備も必要になる。また、そういったサービスができると、色々な他のサービスも変革せざるをえなくなるので、結構なパラダイムシフトだと思う。そういう色々巻き込んだ変革って、保守的な日本としては遅い気がしてならないから、このサービス実現するのどれくらいかかるんだろうと思う。本当は、2020年に東京オリンピックあるんだから、それまでに都内で実装できてたら、すごいスマートな進んだ国って海外から見られて日本の評価上がりそうなのに、そもそも色んなことが政治含めグダグダだから、まぁ無理なんだろうな。
日本だとTOYOTAとsoftbankが提携して、色々と画策してるらしいけど、こういったプラットフォーム事業って覇権をにぎったらめちゃくちゃ儲かるだろうし、ユーザーからすると便利でしかないから、だれでもいいからやってって思う笑。
なぜかこのレビューを書いていたら、現状の政治にめっちゃ腹立ってきた笑。

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Posted by ブクログ 2019年10月12日

★MaaSとは経路検索ができて予約・決済までできる便利なアプリ、ではない。渋滞、事故、温暖化、駐車場だらけの都市、公共交通の乏しい地域、高齢者や障がい者の移動手段、住宅問題等々、マイカー依存社会の課題を解決し、まちをリ・デザインするものである。

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Posted by ブクログ 2019年08月09日

MaaSという概念が日本でもキーワードとして普及してきた2018年の末に、その概念や現状、未来の方向性についてまとめられた本。 関わる業界の人にとって入門編として非常に勉強になるのではないか、と。

レビューというよりも、「序章」の部分に書かれている筆者陣のこの心意気を紹介したいではないか。

『そ...続きを読むこで、海外を含めて少しでも筆者たちの見聞きしたこと、感じたこと、考えたことを日本に伝えたい。 またMaaSの「本質」及びその「先」にある交通および社会、あらゆる産業のビジネスモデルの変革が、果たして危機なのか、輝ける未来なのか。 モビリティの世界に閉じるのではなく、日本再興を期する全産業のチャンスとして捉え、MaaSのその先にある「Byond MaaS」の答えを、本書をきっかけとして読者の皆様と創り上げていきたい。これこそが、筆者たちが本書を世に問う一番の動機である。』


そして終章には以下の記載がある。

『最後に本書の内容は、4人の筆者それぞれが作成した素案の文章に全員で手を入れ、疑問点を修正しあった。 分担執筆ではなく、全員で書き上げた本である。』


特に日本の産業の先行きに憂いを感じて、こうして人が集まりチームを組んで、まだ普及していない概念を紹介していこうという心意気、ありがたいではないですか。確かに教科書的/紹介多数なので、Webページを調べれば出てくることも多数あります。 ごもっともです。いや当たり前ですがWebページのほうが新しいです。

しかしながら、この時代の変わり目に自らはじめて本にまとめて世に問おうとした筆者のみなさまへの敬意を含めて、たくさんの方に読んでほしい。

そして個人的には20年後に未来はどうなっていたか、を検証の意味で読み返してみたい。

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Posted by ブクログ 2019年06月30日

自社の今のスピード感では到底勝てると思えない。
経営陣、マネジメントの意識(MaaSを本業の"付属"と捉える・協業相手より自社が優位にあると捉える、等)が変わらない限り、数年先に未曾有の危機に陥る。

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Posted by ブクログ 2019年06月22日

ドイツでのシュタットベルケと公共交通の関係、エネルギーの自治と交通の自治はとても興味深い。公共交通の赤字をエネルギー自給の黒字で埋めるという考え方。参考になる。

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Posted by ブクログ 2019年04月29日

MaaSに関する世界動向をまとめた本で非常にわかりやすい。田舎に住んでいる私のプライベート視点での感想は、早くMaaSが普及して、自動車の保有が不要となる世の中になって欲しい。そうすれば子供の送り迎え、駅から自宅までの嫁への送迎のお願い等、ややこしい部分が一気に解決。なお自動車業界で働くサラリーマン...続きを読むの視点での感想は、かなりヤバイ!自動車部品を作って儲けるビジネスモデルは長く無く、何らかの新しいスキームを作り上げないと生きていけないという危機感を強く感じた。幸いにしてS/W開発が専門なのでまだMaaSの領域への入りやすいのかも知れないが、上流のシステムを構築する価値のある所を押さえないとジリ貧かもしれない。

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Posted by ブクログ 2019年03月10日

‪Mobility as a Service入門本。基礎から説明してくれるのでライドシェアと区別が付いていないレベルの理解だった自分でも読み進められ、非常に勉強になったと同時にむちゃくちゃ面白かった!交通サービスを統合アプリ化して便利にするだけでなく脱マイカー依存を促すことによる都市の最適化までも含...続きを読むむ概念だったのか。交通版Netflixとはなるほど上手いキャッチコピー。‬

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Posted by ブクログ 2019年02月11日

モビリティ社会で実現されようとしているのが、「MaaS(Mobility as a Service、マース)」です。
一口で言うと、「あらゆる交通手段を統合し、最適化を図った上で、マイカーと同等か、それ以上に快適な移動サービスを提供する」概念です。
例えば、旅行に行く際に、行き先に何時に着きたいか、...続きを読むスマホの専用アプリで検索。アプリを通じて予約すると、指定の時間に自宅に迎え(将来は自動運転車)がきて、最寄りの駅からターミナル駅へ向かい、そこで新幹線に乗り換え、目的地の駅に着けば、そこで迎えの車が待機している。これがアプリ一つで決済まで可能になる。そんな世界です。
そんな未来予想図をわかりやすく書いているのが本書です。
自動車業界がどのような方向に向かっているのか、理解と思考を深める一冊と言えます。
ぜひ読んでみてください。

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Posted by ブクログ 2019年01月23日

海外事例から国内でMaaSについてまとめられた分かりやすい内容。現在鉄道事業者で色々な取り組みがスタートしており、web でもいいので追記や改訂版を出してほしい。
この本に書かれてる取り組みは、1年後には大きく変化してそう。。

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Posted by ブクログ 2021年08月03日

Maasという言葉は聞いたことはあったが、Uberとかカーシェアとかレンタサイクルとかその辺のもんだと思っていた。
移動がサービスとして組み込まれた不動産だとか、Maasにより街並みも変わってくるだとかは考えたことがなかったので目から鱗だった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年07月05日


Chapter1モビリティ革命「MaaS」の正体

Chapter2 なぜMaaSのコンセプトは生まれたのか?


 フィンランド アプリ「ウィム」

 公共交通の補助金を見直し、MaaSに投資
 あらゆる交通手段を組み合わせていかに提供するか

Chapter3 日本におけるMaaSのインパクト...続きを読む

  MaaSとまちづくりの連携が意識されているのが未来投資戦略2018の特徴

  ファスト風土 ロードサイドに広がる均一な光景

  車前提の社会→高齢化で対策が求められる
  クルマがなくても困らないまちに

  都市部としては、公共交通の使い勝手を高めるためにMaaS導入が必要

  MaaS導入による移動ビッグデータが街を変える
  MaaSは地域に資金を還流させる
  MaaSは日本の観光振興を支える
   訪日外国人は「映画・アニメゆかりの地の探訪」など二回目以降日常的な体験を求めている

 3 個人の生活は低コストでスマートに
  シームレスで効率的な移動体験をもたらす
  免許がなくても困らない暮らしがもたらされる

 4 国家としてのMaaS戦略の必要性
  モノづくりから一気通貫のMaaSエコシステム

Chapter4 「新モビリティ経済圏」を制すのは誰か?
 豊田市 トヨタ主導
 小田急電鉄
  グループの強み生かす「私鉄版MaaS」
 4 自治体&MaaS
  ロサンゼルス市
 5 通信サービス&MaaS
  ソフトバンク
  NTTドコモ
 6 ナビゲーション・地図&MaaS
  Google
  SkedGO

Chapter5 プラットフォーム戦略としてのMaaS

Chapter6 テクノロジー戦略としてのMaaS

Chapter7 MaaSで実現する近未来のスマートシティ

Chapter8 産業別MaaS攻略のアクションプラン

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Posted by ブクログ 2020年02月28日

Maasについて、新聞やニュースで書かれている内容をまとめた本です。
私にとってはあまり目新しい内容はなかった。

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Posted by ブクログ 2019年06月24日

MaaS に関する、現在の世界的な動向を知るのには十二分だと思います。
個人的には、内容の体裁にメリハリが少なく、日本のビジネス書にしては若干読みにくく (自分の中でサマりにくく) 感じました。

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Posted by ブクログ 2019年02月11日

依然として様々な問題が残る交通という一大産業において、タクシー・レンタカー/シェアリングカー・バス・自転車・電車等の様々な交通手段の情報取得・予約・決済等を統合し、ユーザにとって最も最適な交通手段を提示することを目指すMaas=Mobility As A Service。本書は現在手に入る関連書籍の...続きを読む中で最もこの概要をよく説明する一冊である。

自動車というと、とかく近年は自動運転の話ばかりがクローズアップされる。しかし、自動運転の導入を待たなくても、解決されるべき交通のペインポイントは多々あるということを再確認した。

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