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2030年、世界で100兆円以上に達すると予測される
モビリティサービスの超有望市場「MaaS(Mobility as a Service、マース)」。
自動車メーカーだけではなく、鉄道やバス、タクシーといった公共交通、
シェアリングビジネス、配車サービスをも巻き込む
「『100年に一度』のゲームチェンジ」で生き残る秘策とは---。
交通サービス分野のパラダイムシフトにとどまらず、
MaaSで実現する近未来のまちづくり、エネルギー業界から不動産・住宅、保険、観光、
小売り・コンビニまで、MaaSの「先」にある全産業のビジネス変革を読み解く、
日本で初めての本格的なMaaS解説書!
本書のポイント
●MaaSの「本質」が分かる
●MaaSの「ビジネス・インパクト」が分かる
●MaaS時代の「アクションプラン」が分かる
●MaaSによる「他産業のビジネスチャンス」が分かる
●MaaS時代の「アクションプラン」が分かる
巻末には、「モビリティサービス」「MaaSプラットフォーム」「MaaSオペレーター」の
3階層で、MaaSに取り組む国内外の主要プレーヤー200社以上を網羅(今後の予想も含む)
した「MaaSカオスマップ 2019-20」を収録。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
結局のところMaaSってなんなの?何をもってMaaSなの?ってのを説明できるようになりたいなと思って購入。
日本市場でMaaSの実現に向けて、プレイヤーとして活動するMaaS Tech Japan社長の日高氏と、その他3名による共著。(ただし、本著の中でMaaS Tech Japanについては触れていない点は好感)
MaaSはレベルが4段階ある。各交通手段が全く連携していないのがレベル0。Uberなどは新しいモビリティサービスではあるが、他と統合されているわけではないので、それだけでは電車やバスと変わらない、レベル0だ。
レベル1は、情報が統合されている段階。GoogleマップやNAVITIMEのように、電車、バス、タクシー、徒歩などを横断的に最適なルートを案内してくれたり。
レベル2は、予約や支払いも統合されている段階。日本ではまだ一部実証実験が行われているレベルだが、海外ではルートを選ぶと特急の指定席を予約とタクシーの配車を合わせてできたり、同じアプリで支払いまで完結することができるようになってきている。(ここまで来ると、なんかMaaSっぽいなと感じる)
レベル3まで来ると、すべて引っくるめた単一のサービスとしてパッケージ化されて、例えば月額○万円という定額で、鉄道、バス、近距離タクシーが使えるようにやる。これはフィンランドのwhimが実現している。(ここまで来ると、なるほど、これでこそMaaSだなと感じる)
レベル4は、社会目標との統合され、スマートシティのコンセプトとも一致すると言う。これはまだ世界でも実現されていないけど、例えば、MaaSの実現によりマイカーが少ない前提で、パーキングが少なく、歩行者専用道路などを中心に構成された街作りなどだ。
本著ではコンセプトだけでなく、世界中のプレイヤーがどのような動きをしているかも解説してくれている。
当然MaaSの世界は日々進歩しているが、その後の状況は2020/3に発刊された続編『Beyond MaaS』で書かれているのだろう。
Posted by ブクログ
近年、IT技術が目覚ましい進化を遂げています。例えば、自動運転の開発や、AIを用いた技術など様々な技術が誕生しています。
その技術をつかって、新しい社会をつくる構想があります。それがMaaS(Mobility as a Service)です。MaaSとは、マイカーという魅力的な移動手段と同等か、それ以上に魅力的なモビリティサービスを提供し、持続可能な社会を構築していこうという全く新しい価値観やライフスタイルを創出していく概念です。
鉄道やバス、タクシーなど様々な交通手段を個人の好み・自由に選択できるようになるような取り組みです。それに加え、選択した経路をスマホで予約し、決済まで行うことができるようになります。
これが実現すれば、都市に集中している人も地方に住みやすい環境になり、また、観光客の方も地方に行くことの抵抗感がなくなります。そうなれば、地方でも活気がうまれる可能性が生まれ、よりよい社会につながるのではないかと思います。
交通機関以外の産業もこの取り組みを活用することで、新たな市場が開拓することが出来るかもしれません。
この本は、日本の方が書いているので、これからの日本がどのようになっていくことができるのか、どのようなことをすればいいのかなどが書いてあります。これからの社会を考えるきっかけになるのではないでしょうか。もちろん、世界でもMaaSというサービスに向けて、取り組みがされています。それを読むと、日本はまだまだだなと思います。しかし、日本が得意の技術力の高さを発揮すれば、世界で認められるサービスができるのではないかと思います。これからの社会が楽しみです。
Posted by ブクログ
目的Maasの基礎を把握し、現状と展望を自分なりにまとめる
締切12/20
MaaSの目的
◯あらゆるモビリティサービスの統合と、その最適化によって利用者や都市、交通の課題を解決する
→マイカーの削減
→車ではなくヒト中心のまちづくり
MaaSによって実現されること
①移動のパーソナライズ化
②都市・交通の全体最適化
③ヒト中心のまちづくり
日本は海外と比較してマイカーへの依存度が大きい。一家に一台マイカー所有というのが一般化しているため、渋滞や駐車場の乱立といった交通・都市課題が存在している。MaaSの実現によって人の移動がパーソナライズ化できればマイカーの所有は必要なくなり、様々な都市課題を解決することができる。さらに言えば、現在のクルマ中心の都市をヒト中心に作り変える機会となりうる。
現在、日本では外出というのが減少しているがそれはクルマ偏重の社会により、徒歩圏内に魅力的な施設がないことが挙げられる。地方都市を歩いて楽しめるまちに作り替えることができれば、経済の活性化にもつながる。
MaaSは交通の最適化を行うだけでなく、その先に様々な産業と連携してスマートシティを構築することにある。
交通の最適化により移動することへのハードルを下げることができれば、不動産価値の変化や医療等の社会的サービスの提供方法の変化など、様々なものが変化する。
◯日本のMaaSの現状
・プラットフォーム
ソフトバンクとトヨタのモネテクノロジーやJR東日本のコンソーシアムなど
現在の日本のMaaSプラットフォームの候補はこのように交通事業者が中心となっているが、このまま進めば、交通全体の最適化ではなく、その交通事業者にとっての最適化が行われる可能性がある。ユーザ目線で考えても中立な立場のプラットフォーマーの出現が待たれる。
今の日本では公共交通機関が発展しているのに対して、配車サービスや乗合タクシーのようなラストワンマイルを繋ぐサービスが欠けている。現在はタクシー業界の既得権益のおかげで海外資本の参入を防げているという現状があり、ここに日本のMaaSの勝機があると考えられる。日本のクルマ産業を軸にこのラストワンマイルをつなぐ新ビジネスが提供できれば、それをパッケージ化して海外に輸出することも可能だろう。
◯当社にいまできること
プラットフォーマーになろうとするのは間違い。プラットフォーマーが出てきたときにそれにうまく参入することが求められる。
鉄道会社がMaaSに参入するために解決しておくべき課題
・決済の簡略化→随時決済ではなくプラットフォームを中継して顧客からお金を回収するシステム
→改札の省略→GPSによる移動履歴の追跡
・駅周辺へのラストワンマイルを担う交通事業者の乗り入れ
→車が駅にアクセスしやすく、駅から人をピッキングしやすい駅構造への変革
・営業制度の簡略化
サブスクが始まったときに他社との利益分配を行うためには営業制度を簡略化し、乗った距離に応じて料金を徴収するシステムに一本化した方がいいのでは?
現在の大都市近郊区間や特定都区市内制度は平均的な顧客のための制度であり、一人一人に応じたサービスであるMaaSとの親和性は低い。
Posted by ブクログ
MaaSについての本。
MaaSはサービスのひとつであるので、
当然、その地域の人間のwant,tobeが絡んでくるはずである。
当書では、シームレスな移動、決済など「便利になること」が多数書かれていた。それはそれで素晴らしいことですが、結局、目的のレイヤーが低いまま終わってしまった印象があります。
MaaSの達成の先に何を睨むのかが不明でした。
あるいは、素晴らしい移動手段があったとしても、移動したくなるような街でなければそれは意味がないのでは?と地方都市の現状を聞いて感じた。
MaaSですら駆け出しの状況の今、最終的にスマートでセクシーな街になる日はかなり遠そうであると認識した。
私のようなコンサルトにとっては、モノのサービス化の目的を改めて考えることができたので、本としては素晴らしいものであると認識している。
Posted by ブクログ
MaaSの基礎的な知識が網羅されている良書。
さらに、今後の各産業への影響、著者らのアイディアも記載があり勉強になる。
個人的に、自動運転が普及した後のメンテナンスの大切さに触れている点が印象に残った。高度な技術を搭載した車が増えるほど、整備の難易度は上がり、人材の確保が難しくなる。
現状、車の整備は人気のある業界ではないので、今後確実にMaaS進展のネックになるだろう。
だからこそ、メンテナンス関連は人手不足解消に躍起になっているし、知識を持った人が重宝される。
IT関連が花形になってきて久しいが、これからは“自己研鑽に励むブルーカラー”の市場価値が高騰するのでは?と考えている。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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