朝永振一郎のレビュー一覧

  • 物理学とは何だろうか 上

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    ノーベル受賞者・朝永振一郎氏が、物理学の流れを書いています。
    何十年も前の本ですが、今でもこれを越える本はないんじゃないでしょうか。

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    2009年10月04日
  • 朝永振一郎 見える光、見えない光

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    自然に対する豊かな観察眼や優しさ、人間的な弱さを自ら披瀝する鷹揚さを通して、距離が縮まり親しみ易さを感じる。難しい数学的手法を駆使する業績からは思いもつかない平易な文体、軽妙洒脱な筆致により引き込まされる。研究スタイルや根元にある考え方には共感を覚える。

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    2018年03月28日
  • 朝永振一郎 見える光、見えない光

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    科学者としての喜びや苦悩を書いたもの、を期待していたのですが、前半は、科学者、というよりも、風流なおっさんが書いた文章でして、読んでいて退屈でした。
    後半は、期待していた内容であり、朝永振一郎が生きた時代の物理学の発展の様子を感じることができ、なかなか面白かったです。

    自分の中で、朝永振一郎は「天才」というイメージしなかったのですが、想像していたよりも、苦悩の日々を過ごしていた時期が長かった、しかもそれが、若い時期だったことは意外でした。
    朝永振一郎も、人間なんですね。
    当たり前ですけど。
    そして、想像以上に、普通の人だったみたいですね、朝永振一郎。

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    2017年12月16日
  • 朝永振一郎 見える光、見えない光

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    前半は、身近な出来事から垣間見える粋人としての視点に、どきりとするエッセイ集。読みやすい。
    後半は、原子物理学についての考察が本格的で、少し難しかったが、学者としての使命と義務と責任に真摯に向き合っている姿が印象的だった。
    とても真面目な人柄なのだと思う。
    永遠のライバル湯川についての言及も、ちらりと見えて面白い。天才を前にして秀才は悩み、同じだけど別の道を、しかし確かな歩みを進める。
    岡潔や中谷宇吉郎の名が出てくるのは、シリーズとして上手い。

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    2017年04月18日
  • 物理学とは何だろうか 下

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    下巻はドルトン、マックスウェル、ボルツマンと解説して原子・分子論から統計力学の発展までを説明する。これは朝永振一郎の遺稿として、ここまでで未完となっている。最後に、朝永の講演会の内容を興した「科学と文明」という、人類と科学技術文明の付き合い方に関する考察が含まれている。

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    2017年01月03日
  • 物理学とは何だろうか 上

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    ノーベル賞受賞者:朝永振一郎がほとんど数式を使わずに、物理学の基礎を解説してくれる本。上巻の前半は、ケプラーからガリレオそしてニュートンへの流れを通して古典力学の導入を説明し、後半はワットからカルノーそしてクラウジウスへの流れを通して熱力学の発生を説明する。また、科学と宗教、科学と技術といった興味深い内容にも触れる。研究ができることと、このように科学の歴史をひもときながら初学者に向けて平易な解説をするのは異なる作業だと思うが、朝永がどのようにしてその二つを高い次元で達成したのかというのが面白い問だと思う。

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    2016年12月31日
  • 物理学とは何だろうか 上

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    日本人二人目のノーベル物理学賞受賞者であり、先に受賞経験のある湯川博士をもって「私がそれまで知っていたどの友人よりも頭が良い」と言わしめる朝永氏が平易な言葉で語りおろした、近代物理学の歴史とその成立について。序章にて物理学を「われわれを取り囲む自然界に生起するもろもろの現象―ただし主として無生物に関するもの―の奥に存在する法則を、観察事実に拠りどころを求めつつ追求すること」と定義しているのだが、万有引力や熱力学の発見の過程が語られていく中で、いかにこの言葉が歴史に裏打ちされたものであるかを教えてくれる。

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    2012年11月28日
  • 物理学とは何だろうか 下

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    ※上下巻同じレビューです

    物理学とは何か、ということをガリレオ、ケプラー、ニュートンあたりから始め、20世紀初頭の物理学あたりまでを科学史的な感じで語っています。
    バックグラウンドにある思想や哲学、社会状況にまで言及しているところが面白いです。

    ただ、物理学とは何だろうか、と言っておきながら、十全に理解するためには、そもそもある程度物理学を知っている必要があると思いました(笑)
    だいたい、大学教養レベルくらいの物理かな?

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    2012年11月25日
  • 物理学とは何だろうか 上

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    ※上下巻同じレビューです

    物理学とは何か、ということをガリレオ、ケプラー、ニュートンあたりから始め、20世紀初頭の物理学あたりまでを科学史的な感じで語っています。
    バックグラウンドにある思想や哲学、社会状況にまで言及しているところが面白いです。

    ただ、物理学とは何だろうか、と言っておきながら、十全に理解するためには、そもそもある程度物理学を知っている必要があると思いました(笑)
    だいたい、大学教養レベルくらいの物理かな?

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    2012年11月25日
  • 物理学とは何だろうか 上

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    新書とはいえ、決して簡単ではない。古代のアリストテレスから、中世の錬金術、ケプラー、ガリレオ、ニュートン・・・とそうそうたる面々が出てくる。
    難しい物理学の理論は分からないが、科学史にわりと興味がある自分としては割りと満足できる内容であった。個人的には、アリストテレスと中世教会の哲学、およびルネッサンスとの関係が興味深い。議論がわかれているようだが、アリストテレスの哲学はルネッサンスに対抗して顕れていたのか、それともむしろルネッサンスのきっかけとなったのか、それが気になった。
    増刷もかなりされているようで、良著であろう。

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    2012年06月25日
  • 物理学とは何だろうか 上

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    一応、高校生を意識して書かれている本だが、大学生でももしくはそれ以上の歳でも問題なく楽しめる一冊。
    上巻では、力学、熱学の成り立ちについて触れる。物理の諸法則の存在を知るだけでなく、その成立に至るまでの経緯がわかりやすく説明されている。
    物理の深い理解にはこうした歴史的な背景を知ることが不可欠である。

    まだ、物理学の変遷をたどったことがない人はぜひこの一冊でその一部だけにでも触れてほしいと思う。

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    2012年05月31日
  • 物理学とは何だろうか 上

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    中学生のときに読んだと思う。これで物理が好きになり、大学受験で物理学部を受けてしまった。受けるだけなら自由だもの。もし、そっちの道に進んでいたら、どうなっていたかな。

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    2011年10月29日
  • 物理学とは何だろうか 下

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    [ 内容 ]
    本書の完成を前に著者は逝去された。
    遺稿となった本論に加え、本書の原型である講演「科学と文明」を収める。
    上巻を承けて、近代原子論の成立から、分子運動をめぐる理論の発展をたどり二十世紀の入口にまで至る。
    さらに講演では、現代の科学批判のなかで、物理学の占める位置と進むべき方向を説得的に論じる。

    [ 目次 ]
    1 近代原子論の成立(ドルトンの原子論;気体の法則、化学反応の法則)
    2 熱と分子(熱のにない手は何か;熱学的な量と力学的な量;分子運動の無秩序性)
    3 熱の分子運動論完成の苦しみ(マックスウェルの統計の手法;エントロピーの力学的把握;ロシュミットの疑義 ほか)

    [ PO

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    2011年05月14日
  • 物理学とは何だろうか 上

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    [ 内容 ]
    現代文明を築きあげた基礎科学の一つである物理学という学問は、いつ、だれが、どのようにして考え出したものであろうか。
    十六世紀から現代まで、すぐれた頭脳の中に芽生えた物理学的思考の原型を探り、その曲折と飛躍のみちすじを明らかにしようとする。
    本巻では、ケプラーから産業革命期における熱学の完成までを取り上げる。

    [ 目次 ]
    ケプラーの模索と発見
    ガリレオの実験と論証
    ニュートンの打ち立てた記念碑
    科学と教会
    錬金術から化学へ
    技術の進歩と物理学
    ワットの発明
    火の動力についての省察
    熱の科学の確立

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆

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    2011年05月14日
  • 朝永振一郎 見える光、見えない光

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    自然の移り変わりや家庭に関する軽いものから、冷戦時代の原子力兵器実験や原発に関する、原子核研究者以前に一人の人間としての葛藤など、読みやすさと読み応えを両立させているエッセイ集。

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    2023年05月07日
  • 朝永振一郎 見える光、見えない光

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    数学者のエッセイ。
    雰囲気が柔らかくてめっちゃいい。
    少し前の文章だからか読点が多いのが少し気になるけど、そういうもんだと思ってしまえばなんともない。
    日高敏隆さんとか梨木香歩さんとかの雰囲気に近い気がする。

    お気に入りのシーンは、「鏡は左右は反転するのに上下は反転しないのは何故か?」を数学者仲間と議論して、仲間のひとりが特殊相対性理論を持ち出して解決しようとしたときに「おとなげない」で一蹴されるところ。

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    2023年04月28日
  • 物理学とは何だろうか 下

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    下巻は主に力学と熱学についてである。

    高校の物理、特に熱力学の分野では圧力とは容器内の分子が容器の壁面に衝突している力の総和である、ということを学ぶ。実際に計算によって圧力を求めたりする。

    その際に、容器内の分子は平均的な速度Vを持って、とか壁面には等確率で分子が衝突する、というような仮定をおいて計算する。
    実際に、このような仮定をおくと観測値とよく合うけれど、よく考えると力学に確率的な考えを仮定している。

    しかし、である。力学に確率の仮定をおくことの合理性は一体何処に依るのか。実は起これは1900年前後で物理学者の間ではかなりの論争になったらしい。
    Boltzmannがこの理論の発展に

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    2021年06月21日
  • 物理学とは何だろうか 上

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    物理学とは何か、というのを歴史の物理学とは何か、を物理学の歴史とともに説明していている。
    ちびっこに良いかもしれない。

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    2021年06月05日
  • 朝永振一郎 見える光、見えない光

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    朝永振一郎氏(1906~1979)、1965年ノーベル物理学賞受賞「見える光、見えない光」、2016.10発行。エッセイ集です。十八番である物理に関するエッセイも多いですが、私は動物関係(鳥獣戯画、庭にくる鳥、ねこ など)がとても良かったですw。

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    2019年11月04日
  • 物理学とは何だろうか 下

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    最後の方にある、極限を探求する科学から日常の自然の中に法則を見つける科学にシフトしてもいい、というような話は興味深いと思った。

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    2016年12月30日