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Posted by ブクログ 2023年10月17日
ある書店でSTANDARD BOOKSのフェアをやっていたのに偶然に出会い、何の気なしに朝永振一郎を選んだ。
本書所収の随筆「鏡のなかの世界」は不思議な一編だ。だって朝永振一郎を含めた科学者の面々が「なぜ鏡には左右が逆に写るのか」を真剣に議論しているから。私ならば「なぜ左右逆かって?鏡なのだから左...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月31日
うーわわわ!ものすっごく親しみやすい!!
最高に大好きな科学随筆だ。STANDARD BOOKSシリーズで一番好き。
表題の「見える光、見えない光」は高校生が物理を勉強する前にまず一番に読んでほしい名文。本の構成もよくて、身近な出来事や暮らしの話題に始まって、わくわくする科学小話があって、最後に原子...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月16日
科学者としての喜びや苦悩を書いたもの、を期待していたのですが、前半は、科学者、というよりも、風流なおっさんが書いた文章でして、読んでいて退屈でした。
後半は、期待していた内容であり、朝永振一郎が生きた時代の物理学の発展の様子を感じることができ、なかなか面白かったです。
自分の中で、朝永振一郎は...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月18日
前半は、身近な出来事から垣間見える粋人としての視点に、どきりとするエッセイ集。読みやすい。
後半は、原子物理学についての考察が本格的で、少し難しかったが、学者としての使命と義務と責任に真摯に向き合っている姿が印象的だった。
とても真面目な人柄なのだと思う。
永遠のライバル湯川についての言及も、ちらり...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月28日
数学者のエッセイ。
雰囲気が柔らかくてめっちゃいい。
少し前の文章だからか読点が多いのが少し気になるけど、そういうもんだと思ってしまえばなんともない。
日高敏隆さんとか梨木香歩さんとかの雰囲気に近い気がする。
お気に入りのシーンは、「鏡は左右は反転するのに上下は反転しないのは何故か?」を数学者仲間...続きを読む
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