朝永振一郎の作品一覧
「朝永振一郎」の「ディラック 量子力学 原書第4版 改訂版」「朝永振一郎 見える光、見えない光」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「朝永振一郎」の「ディラック 量子力学 原書第4版 改訂版」「朝永振一郎 見える光、見えない光」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ある書店でSTANDARD BOOKSのフェアをやっていたのに偶然に出会い、何の気なしに朝永振一郎を選んだ。
本書所収の随筆「鏡のなかの世界」は不思議な一編だ。だって朝永振一郎を含めた科学者の面々が「なぜ鏡には左右が逆に写るのか」を真剣に議論しているから。私ならば「なぜ左右逆かって?鏡なのだから左右が逆に写るのは当たり前じゃないの?」で終わってしまう。だが物質がそれぞれに有する法則性を解明しないと収まらないのが真の科学者らしい。言い方を変えれば「当たり前」でわかったつもりで終えることを良しとせず、物事を統御する真理を自分なりにつかみ取らないと納得できないのが科学者なのだろう。
そう思って改
Posted by ブクログ
科学者としての喜びや苦悩を書いたもの、を期待していたのですが、前半は、科学者、というよりも、風流なおっさんが書いた文章でして、読んでいて退屈でした。
後半は、期待していた内容であり、朝永振一郎が生きた時代の物理学の発展の様子を感じることができ、なかなか面白かったです。
自分の中で、朝永振一郎は「天才」というイメージしなかったのですが、想像していたよりも、苦悩の日々を過ごしていた時期が長かった、しかもそれが、若い時期だったことは意外でした。
朝永振一郎も、人間なんですね。
当たり前ですけど。
そして、想像以上に、普通の人だったみたいですね、朝永振一郎。