朝永振一郎のレビュー一覧

  • 朝永振一郎 見える光、見えない光

    Posted by ブクログ

    数学者のエッセイ。
    雰囲気が柔らかくてめっちゃいい。
    少し前の文章だからか読点が多いのが少し気になるけど、そういうもんだと思ってしまえばなんともない。
    日高敏隆さんとか梨木香歩さんとかの雰囲気に近い気がする。

    お気に入りのシーンは、「鏡は左右は反転するのに上下は反転しないのは何故か?」を数学者仲間と議論して、仲間のひとりが特殊相対性理論を持ち出して解決しようとしたときに「おとなげない」で一蹴されるところ。

    0
    2023年04月28日
  • 物理学とは何だろうか 下

    Posted by ブクログ

    下巻は主に力学と熱学についてである。

    高校の物理、特に熱力学の分野では圧力とは容器内の分子が容器の壁面に衝突している力の総和である、ということを学ぶ。実際に計算によって圧力を求めたりする。

    その際に、容器内の分子は平均的な速度Vを持って、とか壁面には等確率で分子が衝突する、というような仮定をおいて計算する。
    実際に、このような仮定をおくと観測値とよく合うけれど、よく考えると力学に確率的な考えを仮定している。

    しかし、である。力学に確率の仮定をおくことの合理性は一体何処に依るのか。実は起これは1900年前後で物理学者の間ではかなりの論争になったらしい。
    Boltzmannがこの理論の発展に

    0
    2021年06月21日
  • 物理学とは何だろうか 上

    Posted by ブクログ

    物理学とは何か、というのを歴史の物理学とは何か、を物理学の歴史とともに説明していている。
    ちびっこに良いかもしれない。

    0
    2021年06月05日
  • 朝永振一郎 見える光、見えない光

    Posted by ブクログ

    朝永振一郎氏(1906~1979)、1965年ノーベル物理学賞受賞「見える光、見えない光」、2016.10発行。エッセイ集です。十八番である物理に関するエッセイも多いですが、私は動物関係(鳥獣戯画、庭にくる鳥、ねこ など)がとても良かったですw。

    0
    2019年11月04日
  • 物理学とは何だろうか 下

    Posted by ブクログ

    最後の方にある、極限を探求する科学から日常の自然の中に法則を見つける科学にシフトしてもいい、というような話は興味深いと思った。

    0
    2016年12月30日
  • 物理学とは何だろうか 上

    Posted by ブクログ

    うーん。

    なるべく包括的で、式が出てこないものを!
    と思ったのだけど、難しかったー。

    物理学の起こり、占星術や錬金術との関係から始まるのだが、「きちんとデータを出してやろうよ。」と思った人がいたんだなあ。
    パラダイムというか、当時の人々の考え方を覆すには大きな苦労を伴ったんだな、ということがよく分かる。

    神様が創りだした未知なるもの、が解明されていくスピードの速さたるや。
    人間って物凄く恐ろしい存在だと思う。

    文系畑の人間でも、読んでなるほど、という所まで掴める。ただ、その先に行けないことが非常に悔しい。。。

    0
    2013年07月20日
  • 物理学とは何だろうか 下

    Posted by ブクログ

    中盤における病室での口述部分を読んで始めて本書が未完の遺作であることを知る。上巻ではニュートン力学から熱力学、そして下巻での熱の分子運動論の完成で本書は終わるのだが、本当はこの延長線上で量子力学について語るつもりだったのではないだろうか。とはいえ、そこに至る過程において多くの物理学者が実験と観測、互いの論争を交わしながら認識を少しずつ進めていきやがて一貫した公式を見つけ出していこうとする姿勢はやはり科学として一つのあるべき姿だと思うし、その真摯な態度というのを何より伝えたかったのではないだろうかと思う。

    0
    2012年12月02日
  • 物理学とは何だろうか 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目次

    物理学とは何だろうか
    序章
    第I章
    1 ケプラーの模索と発見
    2 ガリレオの実験と論証
    3 ニュートンの打ち立てた記念碑
    4 科学と教会
    5 錬金術から科学へ
    第II章
    1 技術の進歩と物理学
    2 ワットの発明
    3 火の動力についての省察
    4 熱の科学の確立

    物理学の発展形態と如何にそれが偶然の産物を含んでいるかを紹介してくれた本。

    0
    2011年02月23日
  • 物理学とは何だろうか 上

    Posted by ブクログ

    【自然科学の歩みを理解するために】
    図開架 S420.2:T661:v.1/2 上/下
     日本を代表する物理学者の遺作である。物理学を専攻する人も専攻しない人も、じっくり読むと著者の意図を理解できる。

    0
    2009年10月04日