本城雅人のレビュー一覧

  • 誉れ高き勇敢なブルーよ

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    サスペンスさながらのストーリー展開で、最後まで気が抜けない作品です。おまけに、サッカーフリークであれば、登場人物のモデルはだれかと推察する楽しみが加わります。一粒で二度おいしい、お得感満載です。

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    2017年04月05日
  • 嗤うエース

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    プロ入り以来、常に勝ち数が負け数を上回り安定した成績を残してきたエース級ピッチャーの浪岡。しかし彼には八百長疑惑が付きまとう。和歌山の寒村から球界のスターにのし上がった浪岡の小学生の頃の姿を見かけた刑事の半沢は、小学生ながら地元の博打好きな大人と生々しいやり取りをする現場を目撃して以来、半沢の八百長疑惑を払拭できずにいた。果たして、浪岡は八百長に手を染めているのか否か。
    浪岡を追い詰める浪岡の高校時代のチームメイト四之宮は高校時代に浪岡との確執を抱えつつ、浪岡の八百長疑惑に迫ろうとしていた。果たして、真実はいかに。
    野球を題材にした小説ですがプレーシーンはほとんどなし。野球をめぐる暗部を生々し

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    2017年03月11日
  • 球界消滅

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    10数年前に国内を揺るがしたプロ野球再編問題。その衝撃再びの如く、日本のプロ野球チームが4球団に統合されMLBに加入したとしたら…。豊富なデータに裏打ちされた戦慄のシナリオ。
    今後のプロ野球の目指す道を考えさせられる。グローバル化を目標とするか、草の根的の『おらが町のチーム』を選ぶのか。近年の広島、福岡、東北、北海道の地域球団の元気さをみると、日本が選択すべき道は後者のような気がする。赤瀬川隼さんの『球は転々宇宙間』を再読したくなる。

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    2017年01月03日
  • 球界消滅

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    再読しました。
    ダークヒーローとも言える牛島の造形は見事だと思います。
    日本プロ野球のステークホルダー相関を考え直してしまう。良書だと思います。


    スポーツ小説でもあり、経済・企業小説でもあります。
    一昔前、実際にパ・リーグで球団が消失し、1リーグ制が提唱されました。その時、ファンと選手会が反発し選手会が主導してストライキに突入しましたが、ファンを中心とした世論のほとんどは選手会を指示していました。

    その様子は非常に感情的でポピュリズムと捉えられても仕方がない状態でした。
    プロ野球は文化なのか?ビジネスなのか?
    プロ野球球団にとってのステークホルダーとは誰なのか?
    プロ野球球団の社会的目的

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    2021年07月22日
  • スカウト・バトル

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    本城雅人によるプロ野球スカウトを舞台にしたコン・ゲーム小説。続編の今回は短編集。
    作品を通したピカレスク的な魅力は前作の方がよかったものの、ミステリ的な仕掛けはより鋭い。
    語り手をポンポンと変えていく形も楽しいし、「プロ野球スカウト」というステージは同じにしたままバラエティある人情話にまとまっている。
    総じて、全体的なレベルは下げないまま、短編集に求められる面白さをクリアしていると思う。
    ただインパクトは一作目の方が強かった。少し間を空けて読むべきだったのかもしれない。
    4-

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    2016年07月23日
  • ノーバディノウズ

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    メジャーリーグを代表する東洋系本塁打王の正体を暴け! 調査を命じられた新聞記者が辿り着いた驚愕の真実とは? コリアンマフィア、辣腕エージェント、敏腕記者…。「キング」争奪戦の行方は? 迫真の野球ミステリー。

    作者の本城雅人はサンケイスポーツの元記者。本作は第16回松本清張賞の最終候補作で、第1回サムライジャパン野球文学大賞作なのだそうだ。荒唐無稽な話なのに、つい引き込まれて読んでしまう…そんな魅力のある作品だった。
    (B)

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    2016年06月18日
  • ビーンボール スポーツ代理人・善場圭一の事件簿

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    消えた人気球団の元・四番打者と甲子園優勝投手の謎の自殺。真相を探る敏腕代理人を描く異色のスポーツビジネスミステリー。
    何気ないシーンの一瞬に恐るべき陰謀が隠されている。決定的瞬間を撮るカメラマンのエピソードも含め、深い知識と徹底した取材力がなければ創作できない。プロローグのビーンボールの場面が、たくさんの人間の運命を変えることになるとは。そして、その展開が嘘臭くなくリアルに感じさせる筆力を称賛したい。

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    2016年05月04日
  • ノーバディノウズ

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    とても面白かった!
    面白かったのだけど、どうしてもオチというか、話の結末がすっきりしない。
    途中が非常に面白く引き込まれるように読んでいただけに、何ともいえない後味でした。

    私は悪は滅びる話が好きなので、何となく納得できないだけなんだと思いますが、そこだけが少し残念でした。

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    2015年11月10日
  • ボールパークの神様

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    ネタバレ

    フィクションということで読むと、メジャー好きにとっては素晴らしい作品。著者の取材力も光る。

    一方で、現実の世界ではこんなにトラブルは起きないし、大事な仕事を一番下っ端のクラビーに任せることはないし、そんなに気軽に選手と出かけることもない。関連した業務を囓ったことのある人間の感想。

    NYCでうだつの上がらない留学生の描写は秀逸。アメリカにはこんな感じの裕福な「苦学生」が山のようにいる。

    前者で現実離れしているので星を3つにしようとしたが、大ファンの吉井理人氏の解説がうれしく星を1つ追加。続編が見たい気もするが、現実離れした話の連続になりそうなのでなんとも言えない。

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    2015年07月04日
  • 球界消滅

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    プロ野球の球団合併を題材にしたフィクション。球団合併の一報がマスコミに報じられ、球界に激震が走ります。第2の球団合併の噂も流れ、12球団が10球団の1リーグ制への移行が予想されるなか、選手、ファン、球団フロント、審判などの様々な立場の登場人物が織り成す物語。ストーリーの進行に連れて、この合併が単なる球団数の削減ではなく、日本のプロ野球界が4チームに集約され、韓国、中国のチームを加えて6~8チームによるMLBの「極東ディビジョン」を形成するという遠大な構想の一部であることが露になっていきます。合併に反対する選手達、自らの野望のもとに構想を進めるフロント。果たしてこのMLB編入という構想は実現する

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    2015年02月19日
  • ノーバディノウズ

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    野球が好き&ミステリーが好きな人は
    かなり読んでて楽しいミステリーだと思う。

    メジャーリーグで活躍する東洋人本塁打王の
    隠された秘密を追う人物ミステリーで
    光と影の2つの人物像の描き方は
    東野圭吾『白夜行』を彷彿とさせる。

    成功を収める人物の隠された過去を地道に追いかける
    というプロットは、松本清張や『飢餓海峡』など
    リアリズム・社会派ミステリーによく見られたもので
    新聞記者である著者の良さを引き出している。

    ただ、物語のかなり序盤で正体自体が判明し、
    序盤から中盤にかけては、過去をちょっとずつ
    暴いていく流れで新展開が少なく、
    ちょっと中だるみを起こしているところが気になった。

    NU

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    2014年08月31日
  • ノーバディノウズ

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    ネタバレ

    メジャーを代表する東洋系スラッガーの「ジャスティン・キング」。彼の正体を探る人間が相次いで姿を消していく・・・。
    メジャーリーグを舞台にした野球小説かつミステリー。ミステリーの部分はツッコミどころが多いものの、メジャーリーグを扱った部分はよく取材されていることが伝わり、野球小説としては充分すぎるほど楽しめる内容です。

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    2013年10月18日
  • ノーバディノウズ

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    記念すべき「第一回サムライジャパン野球文学賞」受賞作。
    多少のツッコミどころも無いわけではないが、野球を舞台としたミステリーとして上手く纏めている。ところどころに散りばめられた驚くほどの野球知識などは、さすがMLB取材に長年携わった著者の賜物だろう。解説には生島淳氏という贅沢さ。しっかりと堪能出来ました。野球ファンとしては注目の作家さんとなりました。

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    2013年02月18日
  • 四十過ぎたら出世が仕事

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    出だしは面白そうに思えましたが、途中から心の内面の表現が多くなったと感じました
    最後のくだりもここまで嫌われてきた上司に社員が一丸となって支援するのは違和感が多かったです

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    2026年05月12日
  • 灯火

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    濃厚な競馬小説。これ競馬知らないと全くわからないでしょう。エージェントという仕事のことも知れて、興味深かった。でも濃すぎ!

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    2026年05月08日
  • 刑事継承

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    ネタバレ

    二係捜査シリーズを読んでいないとそこまで楽しめないと思う。しかし、シリーズと関係あるようなことは書いてくれていない。不親切。

    それにしても、デートしてて相手が若い男に舞い上がっていたら泣いちゃう。
    建設業は大変そう。相川が社内で浮いてるところも辛い。

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    2026年04月24日
  • 嗤うエース

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    常に黒い霧を纏っていた、あるエースについての話

    幼少期から絶対的な才能を持つ男の少年期から大人になるまでが、彼の周囲の人間の目を通して描かれている。
    「やった」か、「やってない」か。それだけのことなのに証明は難しく、動機に至っては最後の最後まで明かされない。
    そこに至るまでのエース本人、また視点人物たちの心情描写には夢中になったが、ラストがあまりにも呆気ない。ただその呆気なさが物悲しくて良い面もある。

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    2026年04月08日
  • 医療Gメン氷見亜佐子 臨床利権

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    2作目よりは面白かったが、政治家2人の関係性描写が曖昧で深みがない。氷見亜佐子のキャラも変わらず魅力が乏しいのと同僚2人の特異なキャラも悪目立ち過ぎて現実味がない。フィクションだといってもテーマがテーマなのでもっと現実味のある登場人物でないと説得力がない。

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    2026年03月18日
  • 残照

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    ネタバレ

    競馬が好きなので、馬や競馬に関する本をいくつか読んではいますが、騎手が主人公のミステリー?謎解き?は昔読んだディック・フランシス以来かな?と思いつつ読み進めました

    日本の競馬界を背景にしてるので
    親しみやすい部分もあって読みやすかったのですが

    私が女性のせいか
    主人公の魅了がよく分からなかった…

    何故モテてるのか分からない

    後輩元嫁のメンヘラ女に振り回されて、離婚までしてるのに、自分が悪いとか言っちゃうし、
    同厩舎の女性厩務員を気にかけながら、彼女の好意には無頓着
    よくあるダメだけど魅力的な男を表現したかったのかな?
    あまり伝わって来なかったけど…

    全体の点が結びついて
    色々解明する

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    2026年03月09日
  • 医療Gメン氷見亜佐子 暗夜病棟

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    ネタバレ

    元外科医で厚生労働省職員の主人公が、医療現場の不正を暴く。シリーズ1作目を未読でこちらから読んでしまった。多少前作からの続きかなと思われる部分もあったが、本作のメインストーリーは、藤正会病院の不正を追及するもの。
    生活保護受給者をターゲットに不正な入院、治療で荒稼ぎするセーブバードと、その社長に言いくるめられて共犯になる藤正会病院の藤村病院長。彼らの不正を調査する厚生労働省、警察、潜入捜査するライター。最後は政治まで登場するが、複雑さはなく読みやすかった。
    表紙のイラストから想像していたよりも亜佐子は普通のキャラクターで、もう少し個性が際立つと面白くなる気がする。

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    2026年02月22日