本城雅人のレビュー一覧

  • ミッドナイト・ジャーナル

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    かなり骨太な、社会派の一冊。
    ときどき行く本屋さんで、店員お勧めの
    気合いの入ったポップを見て購入。
    滅多に読まない系の内容で、新鮮でした(^ ^

    ストーリーは、新聞記者と警察・検察などとの、
    狢と狸と狐とアナグマの腹の探り合いがメインかな(^ ^;
    少女の誘拐事件とか殺人事件とかの話なのですが、
    印象に残るのは泥臭い&男臭い人間関係。
    作者が描きたかったのは、もちろんそこだろうし(^ ^

    最後のオチは、「スカッと爽やか」とはいかないが、
    まぁ、現実なんてそんなもんだろうな、という
    妙なリアリティ(^ ^;

    でも、最後の警察の発表は、7年前の事件に遡り、
    そうしたら「すでに死刑を執行され

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    2018年01月19日
  • 嗤うエース

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    野球ファンなので、裏のストーリーに惹かれて読みました。
    確か解説にあるように野球においてゲームを作るって何だ?っていうとこに行き着きますね。
    ミステリとして、何が行われ、そこから浮かぶ真実は何か?スポーツミステリと人間物語との融合が見事でした。

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    2017年12月10日
  • 誉れ高き勇敢なブルーよ

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    「球界消滅」では球団が消滅する危機に立ち向かう球団フロントを、「嗤うエース」では野球賭博をめぐるエースピッチャーと刑事との人間ドラマを描いた本城氏がサッカーを題材に描くのは日本代表の監督選考をめぐるドラマです。
    他の本城氏の作品と同じく、プレーシーンの描写は少なく、選手自身はストーリーの中で存在感は大きくありません。しかし、日本サッカーの将来を考えて監督選考の最前線に立ち続ける主人公と、監督選考を自らの協会内権力闘争に利用しようとする協会幹部、協会幹部と癒着したマスコミなど様々な立場の登場人物が現れ、最後まで誰が黒幕なのか、誰が味方なのかハラハラさせながら最後まで読めました。
    実際の代表監督選

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    2017年05月13日
  • 誉れ高き勇敢なブルーよ

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    サスペンスさながらのストーリー展開で、最後まで気が抜けない作品です。おまけに、サッカーフリークであれば、登場人物のモデルはだれかと推察する楽しみが加わります。一粒で二度おいしい、お得感満載です。

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    2017年04月05日
  • 嗤うエース

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    プロ入り以来、常に勝ち数が負け数を上回り安定した成績を残してきたエース級ピッチャーの浪岡。しかし彼には八百長疑惑が付きまとう。和歌山の寒村から球界のスターにのし上がった浪岡の小学生の頃の姿を見かけた刑事の半沢は、小学生ながら地元の博打好きな大人と生々しいやり取りをする現場を目撃して以来、半沢の八百長疑惑を払拭できずにいた。果たして、浪岡は八百長に手を染めているのか否か。
    浪岡を追い詰める浪岡の高校時代のチームメイト四之宮は高校時代に浪岡との確執を抱えつつ、浪岡の八百長疑惑に迫ろうとしていた。果たして、真実はいかに。
    野球を題材にした小説ですがプレーシーンはほとんどなし。野球をめぐる暗部を生々し

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    2017年03月11日
  • 球界消滅

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    10数年前に国内を揺るがしたプロ野球再編問題。その衝撃再びの如く、日本のプロ野球チームが4球団に統合されMLBに加入したとしたら…。豊富なデータに裏打ちされた戦慄のシナリオ。
    今後のプロ野球の目指す道を考えさせられる。グローバル化を目標とするか、草の根的の『おらが町のチーム』を選ぶのか。近年の広島、福岡、東北、北海道の地域球団の元気さをみると、日本が選択すべき道は後者のような気がする。赤瀬川隼さんの『球は転々宇宙間』を再読したくなる。

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    2017年01月03日
  • 球界消滅

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    再読しました。
    ダークヒーローとも言える牛島の造形は見事だと思います。
    日本プロ野球のステークホルダー相関を考え直してしまう。良書だと思います。


    スポーツ小説でもあり、経済・企業小説でもあります。
    一昔前、実際にパ・リーグで球団が消失し、1リーグ制が提唱されました。その時、ファンと選手会が反発し選手会が主導してストライキに突入しましたが、ファンを中心とした世論のほとんどは選手会を指示していました。

    その様子は非常に感情的でポピュリズムと捉えられても仕方がない状態でした。
    プロ野球は文化なのか?ビジネスなのか?
    プロ野球球団にとってのステークホルダーとは誰なのか?
    プロ野球球団の社会的目的

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    2021年07月22日
  • スカウト・バトル

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    本城雅人によるプロ野球スカウトを舞台にしたコン・ゲーム小説。続編の今回は短編集。
    作品を通したピカレスク的な魅力は前作の方がよかったものの、ミステリ的な仕掛けはより鋭い。
    語り手をポンポンと変えていく形も楽しいし、「プロ野球スカウト」というステージは同じにしたままバラエティある人情話にまとまっている。
    総じて、全体的なレベルは下げないまま、短編集に求められる面白さをクリアしていると思う。
    ただインパクトは一作目の方が強かった。少し間を空けて読むべきだったのかもしれない。
    4-

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    2016年07月23日
  • ノーバディノウズ

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    メジャーリーグを代表する東洋系本塁打王の正体を暴け! 調査を命じられた新聞記者が辿り着いた驚愕の真実とは? コリアンマフィア、辣腕エージェント、敏腕記者…。「キング」争奪戦の行方は? 迫真の野球ミステリー。

    作者の本城雅人はサンケイスポーツの元記者。本作は第16回松本清張賞の最終候補作で、第1回サムライジャパン野球文学大賞作なのだそうだ。荒唐無稽な話なのに、つい引き込まれて読んでしまう…そんな魅力のある作品だった。
    (B)

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    2016年06月18日
  • ビーンボール スポーツ代理人・善場圭一の事件簿

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    消えた人気球団の元・四番打者と甲子園優勝投手の謎の自殺。真相を探る敏腕代理人を描く異色のスポーツビジネスミステリー。
    何気ないシーンの一瞬に恐るべき陰謀が隠されている。決定的瞬間を撮るカメラマンのエピソードも含め、深い知識と徹底した取材力がなければ創作できない。プロローグのビーンボールの場面が、たくさんの人間の運命を変えることになるとは。そして、その展開が嘘臭くなくリアルに感じさせる筆力を称賛したい。

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    2016年05月04日
  • ノーバディノウズ

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    とても面白かった!
    面白かったのだけど、どうしてもオチというか、話の結末がすっきりしない。
    途中が非常に面白く引き込まれるように読んでいただけに、何ともいえない後味でした。

    私は悪は滅びる話が好きなので、何となく納得できないだけなんだと思いますが、そこだけが少し残念でした。

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    2015年11月10日
  • ボールパークの神様

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    ネタバレ

    フィクションということで読むと、メジャー好きにとっては素晴らしい作品。著者の取材力も光る。

    一方で、現実の世界ではこんなにトラブルは起きないし、大事な仕事を一番下っ端のクラビーに任せることはないし、そんなに気軽に選手と出かけることもない。関連した業務を囓ったことのある人間の感想。

    NYCでうだつの上がらない留学生の描写は秀逸。アメリカにはこんな感じの裕福な「苦学生」が山のようにいる。

    前者で現実離れしているので星を3つにしようとしたが、大ファンの吉井理人氏の解説がうれしく星を1つ追加。続編が見たい気もするが、現実離れした話の連続になりそうなのでなんとも言えない。

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    2015年07月04日
  • 球界消滅

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    プロ野球の球団合併を題材にしたフィクション。球団合併の一報がマスコミに報じられ、球界に激震が走ります。第2の球団合併の噂も流れ、12球団が10球団の1リーグ制への移行が予想されるなか、選手、ファン、球団フロント、審判などの様々な立場の登場人物が織り成す物語。ストーリーの進行に連れて、この合併が単なる球団数の削減ではなく、日本のプロ野球界が4チームに集約され、韓国、中国のチームを加えて6~8チームによるMLBの「極東ディビジョン」を形成するという遠大な構想の一部であることが露になっていきます。合併に反対する選手達、自らの野望のもとに構想を進めるフロント。果たしてこのMLB編入という構想は実現する

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    2015年02月19日
  • ノーバディノウズ

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    野球が好き&ミステリーが好きな人は
    かなり読んでて楽しいミステリーだと思う。

    メジャーリーグで活躍する東洋人本塁打王の
    隠された秘密を追う人物ミステリーで
    光と影の2つの人物像の描き方は
    東野圭吾『白夜行』を彷彿とさせる。

    成功を収める人物の隠された過去を地道に追いかける
    というプロットは、松本清張や『飢餓海峡』など
    リアリズム・社会派ミステリーによく見られたもので
    新聞記者である著者の良さを引き出している。

    ただ、物語のかなり序盤で正体自体が判明し、
    序盤から中盤にかけては、過去をちょっとずつ
    暴いていく流れで新展開が少なく、
    ちょっと中だるみを起こしているところが気になった。

    NU

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    2014年08月31日
  • ノーバディノウズ

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    ネタバレ

    メジャーを代表する東洋系スラッガーの「ジャスティン・キング」。彼の正体を探る人間が相次いで姿を消していく・・・。
    メジャーリーグを舞台にした野球小説かつミステリー。ミステリーの部分はツッコミどころが多いものの、メジャーリーグを扱った部分はよく取材されていることが伝わり、野球小説としては充分すぎるほど楽しめる内容です。

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    2013年10月18日
  • ノーバディノウズ

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    記念すべき「第一回サムライジャパン野球文学賞」受賞作。
    多少のツッコミどころも無いわけではないが、野球を舞台としたミステリーとして上手く纏めている。ところどころに散りばめられた驚くほどの野球知識などは、さすがMLB取材に長年携わった著者の賜物だろう。解説には生島淳氏という贅沢さ。しっかりと堪能出来ました。野球ファンとしては注目の作家さんとなりました。

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    2013年02月18日
  • 宿罪 二係捜査(1)

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    江柄子(えがらし)という名字が気になる。端緒という言葉を初めて知った。
    町田駅の場所が警視庁と神奈川県警相模原南署にまたがる都県境であることに納得。確かに駐輪場の住所も違うし。それを縄張りに絡めてあるのが面白かった。行方不明事件を改めて捜査する二係、地道な仕事で解決するものも多いのだろう。15年前の女子高生行方不明を追っていたが若くして亡くなった水谷。彼女が残した膨大な記録をもとに再捜査を、警視庁二係の信楽と森内が行う。さらに事件を追う新聞記者藤瀬祐里。警察の理屈、報道のあり方、難しい問題。

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    2026年06月28日
  • 逆転 二係捜査(2)

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    信楽京介という上司と二人きりで、二係捜査と呼ばれる特命捜査を任されてまもなく一年になる。  二係捜査とは事件化されていない行方不明者と、最近起きた逮捕者との関連を結び付けて自供を引き出す。

    登場人物 森内 洸……警視庁捜査一課所属。二係捜査担当刑事。野方署から二係に異動してきた。 妻菜摘、娘咲楽、
    信楽京介……警視庁捜査一課所属。二係捜査のベテラン。巡査部長。
    田口 哲……警視庁捜査一課所属。五係の刑事。森内の親友。
    江柄子良弘………警視庁捜査一課の理事官。
    岸登士樹……弁護士。野村栄慈の代理人。
    藤瀬祐里……中央新聞の記者。捜査一課担当。(『ミッドナイト・ジャーナル』に登場)

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    2026年06月25日
  • 朝日のあたる病院

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    病院を舞台に小児科。
    共感します。
    手術する子供達と手術する先生の思い。
    けど物足りない気分になります。
    リアリティが無い気がします。
    こんなに上手く行くのかなという感じですね。

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    2026年06月20日
  • 宿罪 二係捜査(1)

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    新たな警察小説のシリーズが誕生した!刮目せよ、刑事たちの執念の捜査を!

    15年前、ひとりの少女が突如失踪した。彼女の行方を追い続けていた町田署の水谷早苗巡査は病に倒れ、帰らぬ人となった。事件当時、水谷と同僚だった香田警部は、彼女の葬儀に際し、「遺体なき殺人事件」を専任とする警視庁の信楽京介に、再捜査の協力を願い出るのだった。一方、中央新聞の藤瀬祐里は、信楽が秘密裏に追う事件に迫ろうとしていた──。それぞれの想いと信念が、凍り付いた時を再び動かす。書き下ろし警察小説。

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    2026年06月14日