本城雅人のレビュー一覧

  • 紙の城

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    スマホで何でも観れる世の中「紙の新聞」はこの世に必要ですか?

    私は必要と思っていますが新聞は取っていません。。

    大元は新聞記者が汗水流した情報がスマホに反映されるから。。
    全てがすべて利益になる「ネタ」はあり得ないが、新聞記者の「目」と「足」に
    勝てるものはないかなぁ~

    地方の新聞社がIT企業に買収される話が出回ったとき新聞記者がそれを阻止した
    方法とは?

    新聞記者の意地とプライドを掛けた戦いが始まった

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    2020年04月03日
  • 友を待つ

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    「親しき仲にもスキャンダル」を信条とし、数々のスクープをものにした元週刊タイムズ伝説の記者・瓦間が女性宅への不法侵入及び窃盗の容疑で逮捕された。取り調べをはぐらかす彼が漏らした言葉、「友を待つ」とはどういう意味なのか。
    かつて不祥事により彼と共に解雇され今は実家の家具工房を継いでいる元同僚記者・石橋と、彼らの後輩で今タイムズの副編集長をしている記者・新見が瓦間の行動の真の目的を探るため行動を起こす。
    一方、瓦間を取り調べる目黒署の刑事・涼子は、この事件にかつて不倫スキャンダルを週刊誌にすっぱ抜かれた警察官僚・澤田が深く関与していることを知り、事件に疑念を抱く・・・

    不法侵入・窃盗、警察官僚の

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    2020年03月08日
  • 紙の城

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    ストーリーももちろん新聞の存在意義が分かりやすく説明されていて興味深く一気に読んでしまった。

    一方で、若い人が読んだとしたら、また若い人がこのテーマで書いたとしたらどんな風になるのだろうと気になった。

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    2020年03月06日
  • 紙の城

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    もし、私たちの生活から"新聞"がなくなったら?躍進著しいIT企業による東洋新聞社の買収宣告。"ウェブファースト"を掲げ、新聞の価値を根底から揺さぶる彼らの目的は何か。
    長い間、第四の権力機関としてその栄華を誇った新聞社。しかし近年では、若者の活字離れやウェブニュースの利便性などにより、その存在価値は弱くなっている。生き残る手段は作品内にある通り、「論じる新聞」化だろう。ウェブニュースには無い奥の深い記事は、紙にしかできない。

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    2020年02月29日
  • 紙の城

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    なんだかよくわからないストーリーだった。IT会社が何をしようと思っていたのかもいまいちピンとこず。ラストも???。安芸さんも新聞が生き残るために選んだのだろうけれど…。もう少し丁寧にその心情や決意を描いてほしいなぁと思ってしまった。どんどん新聞購読者が減っている今、従来通りでは本当にいつかなくなってしまうのかもしれない。生き残っていくためにどうするかを真剣に考えていかないと、本当にまさかなことが起こるのかもしれないという問題意識のもとの作品だということはわかった。

    もっと記者の顔がわかる記事をとかいうことには賛同する。それにウェブではなく、紙であることもやはり大事なことのように思う。ウェブで

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    2020年02月16日
  • ビーンボール スポーツ代理人・善場圭一の事件簿

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    「ビーンボール スポーツ代理人・善場圭一の事件簿」
    スポーツ小説ではない。


    スポーツ代理人だと言っても、スポーツ界の闇や犯罪を暴くのではない。善場圭一が嘗ての顧客で問題児の強打者瀬司の行方を追う中で、瀬司の高校時代の日本選抜でチームメイトだったある男の真相に辿り着く。そして、その秘密が全く無関係だと思われていた男に結びつく。実に探偵ちっくなストーリー。


    善場圭一の宿敵(宿敵な要素があまりないそうに感じるが)であり、瀬司の元妻である羽田が、やや鬱陶しいが、それ以外のキャラクターはクセがある。高校時代で名を馳せたが、怠惰に身を任せていった元球児や元プロ野球選手には同情の余地もないが、瀬司は

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    2019年10月15日
  • トリダシ

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    「とりあえずニュース出せ」、略して「トリダシ」が口癖のスポーツ新聞のデスク、鳥飼。ニュースネタに対する執着心は誰もが一目置くが、口の悪さとワンマンプレーで敵も多い。

    そんな鳥飼を中心として、特ダネをめぐるスポーツ紙記者たちの取材合戦が描かれる連作短編集。記者たちの激しい騙し合い、主導権争いの中、鳥飼は常に俯瞰的視点を崩さない。そんな余裕のある態度が周囲をさらに混乱させる。

    新聞記者にとって特ダネは麻薬だ。麻薬のためなら何でもやる。かつての鳥飼もそうだった。が、記者をまとめる管理職となれば、記者よりも会社の都合を優先させる時もあるし、自分から火の中へ突っ込んでいくこともある。そして、そんな努

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    2019年05月07日
  • マルセイユ・ルーレット

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    ヨーロッパのサッカー賭博をめぐるミステリ。違法賭博に否応なく巻き込まれていく人々を、視点を変えながら描いていくところなどは、展開が巧みで、作者の力量がうかがえる。一方で、キャラクターの描き方がありきたりなため、行動が読めてしまい、次第にページをめくる手が鈍くなっていってしまう。ただ、小説としての面白さは十分にあったし、あまり書き手がいないスポーツ小説を得意とする作家ということで、別な作品も読んでみたい。

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    2019年04月07日
  • ミッドナイト・ジャーナル

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    以前、事件の誤報により支局に飛ばされた社会部記者
    関口豪太郎。
    あれから七年後、女児連れ去り未遂事件が発生した。その内容から、誤報となった児童誘拐事件との関連性の疑いが
    。新聞社を舞台にした小説。
    なかなか面白かった。

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    2019年01月27日
  • 友を待つ

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    元敏腕週刊誌記者・瓦間が女性宅への不法侵入と下着の窃盗容疑で逮捕される。取調べ中、彼は容疑を否認し「友を待つ」と刑事に言う。かつてコンビを組んでいた石橋と、後輩の現役記者・新見は独自に調査を開始。一方、担当刑事は警察内にきな臭動きを感じながら捜査に当たるが・・・
    いい意味で予定調和。ラストシーンは爽やかで良かった。家具職人の仕事ぶりは興味深かった。ただ、刑事のシングルマザーの問題など、やや詰め込みすぎの感も。

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    2018年10月05日
  • 友を待つ

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    週刊誌記者が女性宅に不法侵入と窃盗容疑で逮捕される。目黒署の女性刑事が事件を取り調べるが事件の真相が見えてこない。一方、後輩記者や元同僚記者たちも事件の真相を追い始めるが、警察のキャリア官僚に妨害されながら、辿り着いた事件の真相は?

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    2018年09月28日
  • 友を待つ

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    「週刊誌は人間を追いかける」とかで現場は懸命に仕事してるのだろうけど、記事のタイトル見るとあまり応援はできないな。

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    2018年08月17日
  • ミッドナイト・ジャーナル

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    新聞記者小説。児童誘拐事件の大誤報で刑事部を追われた3人の記者。7年後に発生した誘拐未遂事件には7年前と同質の臭いが漂い―。"ブン屋"魂に溢れた熱血記者小説。互いに譲れないものを抱えながら一致団結する様はやはりアツくなる。ヒーローは出てこないが個々の地道な努力が実を結ぶラストは胸がスカッとする。記者以外にも紙面をレイアウトする整理部にもスポットライトが当たり、新聞社の実態、組織の軋轢、他社や警察との関係性等リアルに描かれている。但し、それ故に地味な作風。実直ではあるが、冗長で登場人物が多いのはやや難点か。

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    2018年06月20日
  • トリダシ

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    スポーツ新聞を舞台にしたスクープ合戦。
    新聞の世界はよく知らないが、山っ気のあたりはテレビと似ている。

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    2018年05月22日
  • ミッドナイト・ジャーナル

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    児童誘拐殺害事件で大誤報を打った新聞記者の関口。左遷異動を受けてもジャーナリスト魂は失わない彼の下に、類似事件発生の一報が入る。終わったはずの事件が再び動き出す。吉川英治文学新人賞受賞作。
    元新聞記者の作者だけあって、報道現場の泥臭い空気がビシビシ伝わってきた。同じ新聞社を舞台にした「クライマーズ・ハイ」に比べると、印象に残る名場面に欠けるのが残念。

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    2018年05月07日
  • ミッドナイト・ジャーナル

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    過去に事件の記事で誤報を打ち支局に飛ばされた新聞記者。7年の時が経ち再び同じような事件が起こる。
    事件の取材でひとネタ掴むも警察に一度否定されただけで無きことにしてしまった事実。もっと踏み込んで追跡していれば今回の事件は起こらなかったのかもしれないのに。罪の意識を秘めた記者たちの執念の取材。読んでいて面白かった。でも、もっと引っ張って行ってくれる何かが欲しかったかなぁと。

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    2018年02月13日
  • ミッドナイト・ジャーナル

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    児童誘拐殺害事件で大誤報を打ち、中央新聞社会部を追われ、支局に飛ばされた関口豪太郎。あれから七年。埼玉東部で、小学生の女児を狙った連れ去り未遂事件が発生。犯人は二人いたとの証言から、豪太郎の脳裏に“あの時”の疑念がよぎる。終わったはずの事件が再び動き出す。第38回吉川英治文学新人賞受賞作。

    とっても大きな帯がついていた。新聞記者ものはあまり読んだことがないが、結構スリリングな展開。警察関係者って口が軽い人もいるんですね。

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    2017年12月24日
  • ミッドナイト・ジャーナル

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    本城雅人『ミッドナイト・ジャーナル』講談社文庫。

    明らかに清水潔の『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』参考に描かれたと思われるミステリー。

    7年前に起きた児童誘拐殺害事件の犯人は冤罪だったのか…7年前の児童誘拐殺害事件で大誤報を打ち、左遷された関口豪太郎は再び起きた連れ去り事件の犯人に迫る。

    描かれる事件の一つひとつが中途半端で、詳しく描かれるのはマスコミのことばかりで余り面白くない。

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    2017年12月18日
  • ノーバディノウズ

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    サムライジャパン野球文学賞受賞作品。
    メジャーリーグで本塁打王として活躍する、韓国系アメリカ人ジャスティン・キング。彼の出自に疑問を持つ者が現れ、調査を始めると、その者たちが忽然と姿を消してしまう。彼は何者で、内に秘めた想いとは。
    スポーツモノだけに、ラストはこのまま清清しくと思いきや、残念な方向に流れてしまった。ヒョンスが簡単に自由になれるようなら、あえてFBIなどは必要なかったような。

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    2016年09月22日
  • スカウト・バトル

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    著者の作品を読むのは「球界消滅」に続いて二冊目。短編ならではの落ちがあるのかと思ったが、それほどではなかった。

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    2016年07月18日