本城雅人のレビュー一覧

  • 球界消滅

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    ネタバレ

    文庫版を再読。フィクションとは思えない日米球界の合併シナリオともいえるストーリーはリアリティがあった。実際にこのような事態になったら、自分はどう思い、どう行動するかと考えさせられる作品であった。

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    2015年01月15日
  • ノーバディノウズ

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    メジャー随一の東洋系スラッガー「ジャスティン・キング」の謎を探る者たちが次々と姿を消す。彼の正体と隠された真実とは。野球版「砂の器」。
    一人の男の人生物語としても十分に堪能できるが、野球知識があるとより一層楽しめる作品である。ベースボールと野球の違いは何故起こるのか。登場人物たちの野球談議でさり気なく語られるので、野球に詳しくない人にも入り込みやすいと思う。

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    2013年10月29日
  • 朝日のあたる病院

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    子供の明るい未来のために、全身全霊でどのような処置が、今現在のベストかを考える外木場先生の姿が印象的だった。
    医療現場の裏側も垣間見れて面白かった。

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    2026年10月10日
  • 朝日のあたる病院

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    まだ、いるかなぁ外木場さんのような医者。いてほしいけど。子どもの病気が、こんなにあるとは知らなかった。しかも一人として同じ症状はない。健康な状態で生まれること自体が奇跡なんだ。

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    2026年08月17日
  • 英雄の条件

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    いわゆる野球ミステリ
    あるいはドーピングから始まり、サスペンス満載であり、恋愛物語であり骨太の物語で良かった

    3300冊
    今年199冊目

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    2026年08月11日
  • 朝日のあたる病院

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    小児医療の厳しさと未来を感じる小説。

    大学病院の教授が完璧主義で毒舌でたくさんの専攻医がやめていく。
    厳しい指導の裏側には幼い命を救うための思いがあった。
    その中で仮に指導を受ける3人の専攻医がいった。

    小児医療の考え方が大きく変わる小説だと思いました。
    子どもの病気は本人だけではなく親にも精神的に病的にする。
    また、子どもの先のことまで考えて病を治す。

    小児外科の厳しい現場の環境や姿勢などリアルの部分もあり臨場感があったとお思います。また、専攻医の成長も感じる良い小説だと感じました。

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    2026年08月07日
  • 朝日のあたる病院

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    東京郊外の私立青藍医科大学。
    腕は良いが口うるさい教授外木場誠二や専攻医栗山勇希、清田衣織、大町瑠奈らが属する小児外科は、終戦直後に建てられた4階建ての旧館「陽のあたる病院」に入っている。

    大人に比べ組織が未完成で、症状や対応が患者ごとに異なり繊細さが要求されるという小児外科の特異さを除けば、どちらかといえばお気楽な若手医師もののように思えたが、中盤の波多野有紗の診察以降、重さと深さを増していく。

    外木場と勇希の因縁を経て向かう有紗の難手術。勇希の姉のエピソードもあり、参加する医師たちの士気は高まる。
    米国帰りの凄腕の准教授梨本や、外木場と同期で遺恨を抱える副院長兼肝胆膵外科教授の内山質も参加し、院内オールスターで挑む場面は本書の山場。外木場と内山は、実は篤い信頼関係にあった。

    勇希、衣織、瑠奈、有紗、外木場らの後日談も良い。

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    2026年06月18日
  • 対決の記者

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    地方局の新聞記者が主役。企業スパイ事件を追ううちに新たに殺人事件に遭遇し、それらを解明しようと奔走するミステリー。記者の行動がひとつひとつ丁寧に描かれていて、リアルに読むことが出来る。先日読んだノンフィクションの「国商」が脳裏に浮かび、生々しかった。

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    2026年06月18日
  • 四十過ぎたら出世が仕事

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    タイトルを見て、いやいやそれだけじゃないやろと思って手に取った。
    前情報が全くなかったので自己啓発的なものかと思って本を開いたら小説で面食らったが、読み物としては作中の人物達が同年代で現実の仕事と重なったりして面白かった。
    現実でもほんと疲れる上司、部下がいるが、まぁ~皆頑張ってるんだよなという気になった。

    あまり出世欲は無いけれど、自分の経験やらなんやら伝えて行けたらいいなとおもう。

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    2026年05月16日
  • 朝日のあたる病院

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    舞台は大学病院の小児外科、教授と3人の専攻医のお話し
    この教授、いいんだよなぁ…(あくまで私目線)
    最後までかっこよかった!
    3人のうち女性が2人、というのが今どき。

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    2026年05月16日
  • 朝日のあたる病院

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    東京郊外の、私立青藍(せいらん)医科大学。附属病院は病床数千二百。
    レトロな旧館。教授だけが「朝日のあたる病院」と呼ぶ。3、4階は新生児から15歳までを診る小児外科。
    教授の外木場誠二(そとこば せいじ)57歳は、すぐキレる。特に、三人いる専攻医のうち栗山勇輝(くりやま ゆうき)29歳に対しては当たりが強く、雑用を振ってこき使い、罵声を浴びせかける。そんな二人の関係は・・・

    入院するほどの子供の病気というのは本当に気の毒。病院に慣れてすでに達観してしまっているような子もいるようだ。
    しかし、この小説では、自分が何をされているのかもまだ分からない乳児や新生児の患者も多く描かれる。
    そんな「先天性の異常」がいろいろあるのかと思うと怖くなる。
    10ヶ月近くの妊娠期間を食べる物や行動にも細心の注意を払い、やっと顔を見ることができた我が子が重い病気や異常を持って産まれたら、どん底に突き落とされた気持ちになるだろう。
    尿路が途中で切れてしまっている子、小腸が途中までしか形成されていない子など。
    異常なく生まれることがどんなに有難いことなのか、しみじみ感じた。
    ・・・という感想は本筋とはちょと外れるというか、そういう異常も、正常に尿が出るようにしたり、腸を肛門までつなげたりと普通の生活ができるように手術ができることは素晴らしいと思う。1,000gに満たない体重で産まれたとしても救うことができるということにも驚く。

    手術の腕もさることながら、小児科医に必要なのは、患者や家族の気持ちに寄り添える人間性なのだろう。
    しかし、どんなに手を尽くしても、治らない病気もある。
    そういう重さから、外科を目指す医師が減っているとか。
    直美。
    「なおみ」ではありません。直ぐ(すぐ)に美容外科に行くから「ちょくび」ですって。
    他の医療物の小説でも、医者不足が嘆かれている。

    外木場誠二が教授でありながら週7で働くのは、過去の出来事に対する贖罪の気持ちもあるように思うが、医者にはある程度以上の覚悟と犠牲の精神が要求されるということを暗に示しているのだろう。
    外木場は折りに触れては怒鳴りつけながらも、栗山に、技術以上の、「医師の心」を叩き込んで行ったのだ。
    技術は栗山が自身の負けん気で獲得していった。
    重い場面を挟みつつも、若い人たちは成長し、恋もして新しい命も生まれ、代替わりも進んでいくのだ。

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    2026年05月12日
  • 朝日のあたる病院

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    小児科医療に心血を捧げる外木場の下に3人の若い専攻医がやってくる。
    ベテラン外木場と若い3人の小児科医としての成長譚。
    人の生死に関わる医師の物語なので、心動かされる場面が多々あり、本作も感動的な物語であった。
    手術のディテールもしっかり表現され、物語をリアルに読ませてくれた。

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    2026年05月09日
  • あかり野牧場

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    あかり野牧場で生まれたキタノアカリ。
    馬ってお金かかるんだな。何千万は当たり前で億とかなってくる。
    大きな牧場の方が設備も整っていて、強い馬も多い。
    そんな中であかり野牧場は小さい、家族経営の牧場。
    牧場主の摂男の話、騎手の保志の話、調教師の西井の話。
    どれもアカリの才能を信じて、まとまっていく。
    いいな、皆でアカリを強くする。

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    2026年04月21日
  • ミッドナイト・ジャーナル

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    少女誘拐事件の誤報をしてしまった記者が、再び似たような事件が起こりその事件の真相に迫るストーリーですが、手に汗握るドキドキ感がたまりませんでした。
    内容も面白いのですが、記者という職業のリアルな部分が描かれていたと思います。
    事件と向き合う愚直さや、内外の派閥や利権争いなど、毎朝読んでいる新聞の裏側で、記事の一つ一つに書き手の思いが詰まっていることがわかりました。
    ゴシップ週刊誌や一部だけ抜粋したネットニュース等で、業界全体がダークな印象がありましたが、こういった一面もあるのだなと改めて感じさせられました。

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    2026年04月11日
  • 朝日のあたる病院

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    小児をはじめとする子どもを治療することは単に身体を完治に導くのではなく、その子どもの未来を治療することなんだと改めて考えさせられる作品でした。
    外木場先生の医療に対する考え方の裏にある過去は確かに患者側に立つと怒りや戸惑いを覚え、病院側にそれをぶつけてしまうかもしれません。しかし、その過去を踏まえ目の前にある命を全力で救う姿は私達の一筋の光なんだと思います。

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    2026年03月30日
  • 対決の記者

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    私は記者が周りにいないのてわからないが、どうやって取材をし、信頼をつかみ、事件を報じるのかを丁寧に表現している小説ではないかと思った。結局今でも人と人とのコミュニケーションからの信頼構築は大事なのだと思わされるし、それを調節の会話なしに成立させることは難しいというか、ほぼ不可能なのかもしれない。中身としてはありがちなパターンでも、記者が動くエッセンスが加わって面白いものになっていると感じた。

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    2026年02月24日
  • 対決の記者

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    この作者は本当に筆力があるねー。どんどん真相が明らかになっていく過程が、追っ付けでも説明的でもなく、ちゃんと流れが出来ており、ひとつひとつの事象がスッキリ納得できる。スポーツも記者もライフワークかな。自作にも期待です。

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    2026年01月19日
  • 騎手の誇り

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    競馬を知っているので、楽しめる内容だったし、プロットも良かったが、これ競馬知らない人にはチンプンカンプンだろうなあ。もっとハードルを低く設定して解説増やした方が万人受けはするだろう。

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    2025年12月22日
  • 真贋 二係捜査(6)

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    「遺体なき殺人事件」の真相を追う二係捜査だが、どうも事件自体の色合いを変えつつ、エッセンスは変えずという感じ。登場人物のキャラも丁寧に描かれていて、それぞれの立場の矜持も確りと描かれている。プロット自体というよりは、その回収の上手さが巧み。最新刊の(6)まで読破してから記載しているが、全作共通で面白い。

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    2025年12月12日
  • 逆転 二係捜査(2)

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    十分面白いが、1作目と比較すると落ちる。信楽の登場シーンが少ないのが原因か。プロットの丹念な回収は変わらず面白い。

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    2025年12月08日