本城雅人のレビュー一覧

  • ミッドナイト・ジャーナル

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    【なんて割に合わない職業なのだろう】

    頁を読み進める度、いかに記者という職業選択が前時代的な働き方なのかをしくしくと感じる

    物語のラストでも、七年前の事件の決着が付いたからといって、何かが劇的に変わるわけでも、何もかもが救われるわけでもない

    そりゃそうだ
    毎日毎晩、その他の事件事故、ニュースが生まれ続けるのだから

    365日終わりのない、こいつら本当にいつ寝てんだ?ってなる
    そんななんとも割に合わない職業

    この一冊はそんな眠らない記者たちの、
    数ある日々の取材の奮闘記録の、あくまでその中の一場面を切り取った物語に過ぎない

    なのだが、まあこれが面白い

    読みやすいのもそうなのだが、一つ

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    2023年12月24日
  • 二律背反

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    単純な野球小説じゃないですね。
    いろいろな事件が折り重なって最後の結末になるんですね。
    一つで2度楽しめる感じです。
    野球ファンもミステリーファンも満足出来ると自分は思いました。

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    2023年12月09日
  • ゴースト 二係捜査(3)

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    とても好きなシリーズ!
    警察も、二係という少し外れた部署で、そこに新聞記者が介在してきて、物語に、奥行きがあって、早く次作が、読みたーーい!

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    2023年12月09日
  • 四十過ぎたら出世が仕事

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    お仕事小説だけに構成がしっかりしていて隙がなかったです。「自分が四十の時もこんな感じだっなあ」と懐かしく思い出しながら読みました。出世の本当の意味を若い人たちに教えてくれます。

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    2023年12月01日
  • 逆転 二係捜査(2)

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    ネタバレ

    2023.11.04
    社会のあらゆる階層に職業的良心に恥じない行いをする、あるいは、自分の弱さに負けてしまう、そんな人が一定数いることに思いを致した。
    実際、警察の不祥事もあるし、弁護士も懲戒処分を弁護士会から受ける人もいる。

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    2023年11月04日
  • 二律背反

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    球界消滅という作品で出逢って以来、野球題材の作品がお気に入り。
    今作はピッチングコーチが主役。
    主張の強いプロの投手陣のコントロール、監督との意見の相違、同僚コーチとの確執、マスコミの取材対応などなど、我々には日常的に伝わって来ないハードな仕事の一面を興味深く読ませてもらいました。殺人事件や犯人探しは無くても良いですね~

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    2023年10月16日
  • 二律背反

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    ストーリもプロットも今一つだし、人格に問題ある主人公の言動には違和感も多々あるが、何といってもピッチャーという一筋縄ではいかない天邪鬼の典型のような人種が非常によく描かれている。そこだけで評価:4にした。複数のピッチャーに取材したとしてもここまで描けるのは相当なもの。筆者の描写力は流石だ。

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    2023年09月29日
  • 夢を喰う男 3勝を遂げた馬主、ノースヒルズ前田幸治の覚悟

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    盛っているとか美談化しすぎという指摘もあるし首肯せざるを得ない部分もあるが
    オーナーブリーダーをまして現代で突き詰めるような人物を描こうとするなら、立ち振舞と業績との兼ね合いをフィクションとの境界線上に見出すような形になるのかなとは。

    競馬モノとして見知った競走馬の話が見れるものは貴重なので読んでよかったとは素直に思う。

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    2023年07月23日
  • にごりの月に誘われ

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    ネタバレ

    最初はかなり矛盾した内容に、どう収拾をつけるのだろうかと不安にもなる。
     最終的には、うまく収まったと納得できる。ほろ苦くはないラストは肯定したい。
     「善人」とは何なのかということを考えさせる。

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    2023年07月20日
  • 夢を喰う男 3勝を遂げた馬主、ノースヒルズ前田幸治の覚悟

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    ノースヒルズ 前田幸治氏のノンフィクションになります。
    企業から馬主、牧場経営の歴史を知ると同時に、ノースヒルズ関連と競馬関係者がどうやってつながっていったかがわかる一冊でした。

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    2023年07月16日
  • 残照

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    ネタバレ

    ただお手軽にストーリーを読みたいのならば、もう少しシンプルな小説をどうぞという感じ。
     たくさんの縦糸・横糸が巡らされている。ただ、ミステリーの読者ならば、これくらいはそんなにしんどくはないだろう。むしろよく組み立てられていると思い気がするのだが。
     それにしても、ジョッキーというのは、これほど過酷な職業なのかと。

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    2023年06月10日
  • にごりの月に誘われ

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    とても興味深い内容で、話も複雑に絡み合って面白かった。ただ、最後のあたりがややこしくて、頭に入らない所があった。

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    2023年05月21日
  • にごりの月に誘われ

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    厚顔なカリスマ経営者と、売れないノンフィクション作家のテンション低いやり取りから、次第にギアを上げてきてどこを目指しているのか分からない話に夢中になっている自分が居ました。
    誰にでも若いころが有り、紆余曲折有りながら、知らないうちに人生も終局に近づいてあら不思議、いったい自分は何の為に色々なものを犠牲にしてここまで歩んできたのか。そう思う事もあると思います。
    そして誰かに自分の育てたものを託して、そこから新たな芽を伸ばして続いて行って欲しい。そう思う事がきっと普通なんだと思います。
    なるほどなるほどと読んで行って最後に梯子を外される感じ。何とも言えない読後感です。

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    2023年05月18日
  • ミッドナイト・ジャーナル

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    被害者女児死亡-。誤報を打ち、飛ばされた3人の新聞記者。さいたま支局の関口豪太郎、本社の遊軍記者・藤瀬祐里、整理部員の松本博史。7年後、児童連続誘拐事件が発生する。

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    2023年04月20日
  • 嗤うエース

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    八百長ってよく聞く言葉だけど、チームスポーツとなると、実際に成功させるのは、なかなか計算通りには行かないんだろうなあ。八百長だったのか、違かったのか、グイグイ惹きつけられて読みました。こんな主人公には幸せになってほしい。

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    2023年04月14日
  • 残照

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    元スポーツ新聞記者出身の作家さんの作品。ベテラン人気騎手が性分のおせっかいのせいで事件に巻き込まれていく物語。騎手の生活パターンや苦悩などが主軸にあり興味深く読むことができました。

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    2023年01月27日
  • にごりの月に誘われ

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    余命僅かなカリスマIT経営者からの謎深い自叙伝の代筆依頼に係るミステリ小説。
    二転三転の展開に引き込まれて、夜更かしをして一気に読みきった。
    ミステリとしてとても面白かったけど、後味は悪いような良いような何ともいえない感じである。

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    2022年10月31日
  • 四十過ぎたら出世が仕事

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    125お仕事小説は身につまされることが多いね笑。間違いがあってもやり直せることと取り返しのつかないことがある。その時に大事なのはやっぱり周りにどんな人物が居るか?ということかな。ねじまき直してもう一丁頑張りますか!

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    2022年09月29日
  • 崩壊の森

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    ゴルバチョフの壮大な夢と試み。ペレストロイカ、グラスノスチに代表されるソビエト連邦の行く方。そしてエリツインの野心。ゴルバチョフの失脚とエリツィンの台頭。やがてプーチンに引き継がれる。
    それをあたかも本当にいたかのような、その下の人物たちが動き、悩み、もがく。主人公の土井垣という記者ががむしゃらに情報集めに動き、やがてソビエト、ロシアの本質に触れていく。今、ウクライナに戦争を仕掛けてる理由が見えてくるような小説だ。

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    2022年09月29日
  • にごりの月に誘われ

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    103企業の存続と親子のお話し。頭のいい人は色々考えてかえって墓穴を掘るんやなあ。この作者は心情や背景も丁寧に描いていて複雑な関係もスッキリと読めて嬉しい。次作にも期待です。

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    2022年09月04日