本城雅人のレビュー一覧

  • 夢を喰う男 3勝を遂げた馬主、ノースヒルズ前田幸治の覚悟

    Posted by ブクログ

    盛っているとか美談化しすぎという指摘もあるし首肯せざるを得ない部分もあるが
    オーナーブリーダーをまして現代で突き詰めるような人物を描こうとするなら、立ち振舞と業績との兼ね合いをフィクションとの境界線上に見出すような形になるのかなとは。

    競馬モノとして見知った競走馬の話が見れるものは貴重なので読んでよかったとは素直に思う。

    0
    2023年07月23日
  • にごりの月に誘われ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初はかなり矛盾した内容に、どう収拾をつけるのだろうかと不安にもなる。
     最終的には、うまく収まったと納得できる。ほろ苦くはないラストは肯定したい。
     「善人」とは何なのかということを考えさせる。

    0
    2023年07月20日
  • 夢を喰う男 3勝を遂げた馬主、ノースヒルズ前田幸治の覚悟

    Posted by ブクログ

    ノースヒルズ 前田幸治氏のノンフィクションになります。
    企業から馬主、牧場経営の歴史を知ると同時に、ノースヒルズ関連と競馬関係者がどうやってつながっていったかがわかる一冊でした。

    0
    2023年07月16日
  • 残照

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ただお手軽にストーリーを読みたいのならば、もう少しシンプルな小説をどうぞという感じ。
     たくさんの縦糸・横糸が巡らされている。ただ、ミステリーの読者ならば、これくらいはそんなにしんどくはないだろう。むしろよく組み立てられていると思い気がするのだが。
     それにしても、ジョッキーというのは、これほど過酷な職業なのかと。

    0
    2023年06月10日
  • にごりの月に誘われ

    Posted by ブクログ

    とても興味深い内容で、話も複雑に絡み合って面白かった。ただ、最後のあたりがややこしくて、頭に入らない所があった。

    0
    2023年05月21日
  • にごりの月に誘われ

    Posted by ブクログ

    厚顔なカリスマ経営者と、売れないノンフィクション作家のテンション低いやり取りから、次第にギアを上げてきてどこを目指しているのか分からない話に夢中になっている自分が居ました。
    誰にでも若いころが有り、紆余曲折有りながら、知らないうちに人生も終局に近づいてあら不思議、いったい自分は何の為に色々なものを犠牲にしてここまで歩んできたのか。そう思う事もあると思います。
    そして誰かに自分の育てたものを託して、そこから新たな芽を伸ばして続いて行って欲しい。そう思う事がきっと普通なんだと思います。
    なるほどなるほどと読んで行って最後に梯子を外される感じ。何とも言えない読後感です。

    0
    2023年05月18日
  • ミッドナイト・ジャーナル

    Posted by ブクログ

    被害者女児死亡-。誤報を打ち、飛ばされた3人の新聞記者。さいたま支局の関口豪太郎、本社の遊軍記者・藤瀬祐里、整理部員の松本博史。7年後、児童連続誘拐事件が発生する。

    0
    2023年04月20日
  • 嗤うエース

    Posted by ブクログ

    八百長ってよく聞く言葉だけど、チームスポーツとなると、実際に成功させるのは、なかなか計算通りには行かないんだろうなあ。八百長だったのか、違かったのか、グイグイ惹きつけられて読みました。こんな主人公には幸せになってほしい。

    0
    2023年04月14日
  • 残照

    Posted by ブクログ

    元スポーツ新聞記者出身の作家さんの作品。ベテラン人気騎手が性分のおせっかいのせいで事件に巻き込まれていく物語。騎手の生活パターンや苦悩などが主軸にあり興味深く読むことができました。

    0
    2023年01月27日
  • にごりの月に誘われ

    Posted by ブクログ

    余命僅かなカリスマIT経営者からの謎深い自叙伝の代筆依頼に係るミステリ小説。
    二転三転の展開に引き込まれて、夜更かしをして一気に読みきった。
    ミステリとしてとても面白かったけど、後味は悪いような良いような何ともいえない感じである。

    0
    2022年10月31日
  • 四十過ぎたら出世が仕事

    Posted by ブクログ

    125お仕事小説は身につまされることが多いね笑。間違いがあってもやり直せることと取り返しのつかないことがある。その時に大事なのはやっぱり周りにどんな人物が居るか?ということかな。ねじまき直してもう一丁頑張りますか!

    0
    2022年09月29日
  • 崩壊の森

    Posted by ブクログ

    ゴルバチョフの壮大な夢と試み。ペレストロイカ、グラスノスチに代表されるソビエト連邦の行く方。そしてエリツインの野心。ゴルバチョフの失脚とエリツィンの台頭。やがてプーチンに引き継がれる。
    それをあたかも本当にいたかのような、その下の人物たちが動き、悩み、もがく。主人公の土井垣という記者ががむしゃらに情報集めに動き、やがてソビエト、ロシアの本質に触れていく。今、ウクライナに戦争を仕掛けてる理由が見えてくるような小説だ。

    0
    2022年09月29日
  • にごりの月に誘われ

    Posted by ブクログ

    103企業の存続と親子のお話し。頭のいい人は色々考えてかえって墓穴を掘るんやなあ。この作者は心情や背景も丁寧に描いていて複雑な関係もスッキリと読めて嬉しい。次作にも期待です。

    0
    2022年09月04日
  • にごりの月に誘われ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文系ミステリ。なぜこの人物はこんな依頼をしたのか、を最後まで考えさせられることになる。トリックに凝った理系ミステリは文章力に難があることも多いが、本作は読みやすかった。
    途中では各「〇〇の章」が文字通り、作中作に収録されている章で、後継の正当化のために読者まで騙されているのではなどと疑ったりもしたが大外れ。故人の評価も含めていい感じに落着したので読後感もよかった。

    0
    2022年08月31日
  • 残照

    Posted by ブクログ

    途中から小説を読むというより、競馬ファンとしてジョッキーの過酷さのノンフィクションを読んでいる心持ちになった。元春は田原成貴で、潮田は聖奈ちゃんあたりがモデルか。ジョッキーの心情や日常が確り描かれていて、事件のエピソードの数々も小説としての面白さは増幅しているが、このラストはどうなんだろう。負けることの方が多い商売とはいえ、この残酷な終わり方には首肯できなかったなあ。

    0
    2022年08月29日
  • にごりの月に誘われ

    Posted by ブクログ

    思わせぶりな展開に期待。予想が裏切られ、裏の裏が次々。ただ、「子どもを作る事が結婚の前提条件」はまったく理解出来ず、そのあとの展開腑に落ちないまま…。「人生なんて思い通りにはいかないよ」当たり前だけど、すべてを手にしたと見える成功者が呟くと説得力はある。

    0
    2022年06月28日
  • にごりの月に誘われ

    Posted by ブクログ

    約350ページ、最初取っつきにくいかな?と思ったものの、いつの間にか引き込まれ、あっという間に読み終えてしまいました。
    良かった、オススメです。

    0
    2022年06月27日
  • にごりの月に誘われ

    Posted by ブクログ

    途中までは何がどうなるのか疑問ばかりでした。
    ミステリーでも無いし企業小説でも無いみたいでした。
    疑問ばかりを感じました。
    でも途中から解答らしき物が見えて来ました。
    これが解答なのかと思ったら違ったんですね。
    良い意味で裏切られました。
    タイトルが意味深ですね。

    0
    2022年05月22日
  • 紙の城

    Posted by ブクログ

    実際にありそうな 買収騒動

    「ありそうだなぁ」
    でも その先は極上のエンタメ

    キャラクターが みんな魅力的で ポジションは敵方でも イヤな気にさせない
    それはきっと 真剣に仕事に向かう人の姿は 観ていて気持ちがいいから

    熱さも クールさも それぞれで良い

    読後感も気持ち良く 満足 満足

    0
    2022年05月07日
  • 崩壊の森

    Posted by ブクログ

    この本を手に取ったのは、今のロシアによるウクライナ侵攻が、表だって発覚する前。本城雅人作という一点のみ。
    しかし、こんな状況になって、ロシアという国の、歴史や、時代背景、社会主義等深く、実態を知る術になるとは、思わなかった。
    ソビエト社会主義共和国連邦の、崩壊が、今に、繋がり現状を、知る一端と、なる。良質な一冊。

    0
    2022年04月19日