本城雅人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【なんて割に合わない職業なのだろう】
頁を読み進める度、いかに記者という職業選択が前時代的な働き方なのかをしくしくと感じる
物語のラストでも、七年前の事件の決着が付いたからといって、何かが劇的に変わるわけでも、何もかもが救われるわけでもない
そりゃそうだ
毎日毎晩、その他の事件事故、ニュースが生まれ続けるのだから
365日終わりのない、こいつら本当にいつ寝てんだ?ってなる
そんななんとも割に合わない職業
この一冊はそんな眠らない記者たちの、
数ある日々の取材の奮闘記録の、あくまでその中の一場面を切り取った物語に過ぎない
なのだが、まあこれが面白い
読みやすいのもそうなのだが、一つ一つの嘘を引っペ返して、真実を明るみにすることだけに無心になっていく
そんな記者たちの割に合わない情熱が、喰らい続けていく姿が、自然とまた次の頁をめくらせる
とてもじゃないが自分にはない、割に合わない熱情を持って一つ事に当たる登場人物らの姿に、目が離せない
そんな豪太郎の本質は、最後の締めの老婆の死亡事故の一幕に凝縮されている
「あとは家族の問題だ」
もちろん徹底的に真実は暴く
だが、必要ないと思えば全てまでは書きやしない
これがいわゆる、豪太郎が信ずるジャーナルなのだろうか
何でもかんでも速報、SNSと誰も彼もが無作為無遠慮に何かを発信できる現代社会において、
最後に豪太郎が見せたジャーナルの本質とその良心は、今一度考えさせられるものがある -
Posted by ブクログ
ロンドンに高級な靴店を構える靴職人、斉藤良一の元に、
ある日、不気味な靴の修理の依頼が舞い込む。
その靴は、13年前のある出来事を思い出させる靴で、
良一はその靴を見るなり、驚愕し,
恐怖を覚えたのだった。
高級なオーダーメイドの靴職人のこだわりや、
靴についての様々な事が書かれていて、
知らない世界を垣間見れる。
一足、40万、50万のオーダーメイドの靴を作る靴職人たちには、
こだわりがあって当然なのだが、
それにしても、大変そうな仕事だと思った、
そんな靴業界での、ミステリーだけど、
靴について、いろいろ知ることができるのも面白い。