本城雅人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ロンドンに高級な靴店を構える靴職人、斉藤良一の元に、
ある日、不気味な靴の修理の依頼が舞い込む。
その靴は、13年前のある出来事を思い出させる靴で、
良一はその靴を見るなり、驚愕し,
恐怖を覚えたのだった。
高級なオーダーメイドの靴職人のこだわりや、
靴についての様々な事が書かれていて、
知らない世界を垣間見れる。
一足、40万、50万のオーダーメイドの靴を作る靴職人たちには、
こだわりがあって当然なのだが、
それにしても、大変そうな仕事だと思った、
そんな靴業界での、ミステリーだけど、
靴について、いろいろ知ることができるのも面白い。 -
Posted by ブクログ
中規模の広告代理店を舞台にした群像劇。全6話からなる連作短編集。
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コミカルな第1話はあくまでオードブル。物語は次第に深刻の度合いを増していき、現実の厳しさとほろ苦さを描く、作者のいつもの作風でした。
ただ、新聞社や雑誌社を描いた「お仕事小説」的な面が強かったこれまでの作品とは異なり、業務に関わる苦難への比重は軽めで、抜け駆け出世するために腐心する生臭い人間たちが多く描かれていたりします。
最終話の描き方からすると、作者の理想とする企業人像はわかります。ならば、オードブルの主人公・阿南に今少しスポットを当てて欲しかった気がしました。
何か、画竜