二律背反

二律背反

1,980円 (税込)

9pt

3.8

「おれにとってはおまえが正義だ」
13年前に球界を追放された先輩が不審死を遂げた。
なぜ今になってこの世を去らねばならなかったのか――

20年ぶりのリーグ優勝を目前にするプロ野球・横濱セイバーズ。
その快進撃の立役者である投手コーチ二見里志は、抑えの新田隆之介らの疲労管理に頭を悩ませ、リリーフ陣を酷使したがる辻原監督と衝突が絶えない。
そんな里志のもとに、突然の訃報が届く。里志の現役時代の恩人であり、ある“罪”の発覚以来、球界を追放されていた盟友・壇野晋が亡くなったという。
当初、自殺と思われていた事件は殺人と発表され……。

独自のコーチ哲学を貫くプロ野球の投手コーチ二見が
球界の闇、盟友の無念に迫るミステリー

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二律背反 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月23日

    野球界のことはよくわからないけど、どの世界にも懸命に生きながら評価されない時期に、どう足掻くか、どう生きるかが、本質を問われることになるんやなあ。クソみたいなやつは結局滅びる、とういう社会になってほしい。二見さん監督になった活躍を読みたいです。

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月09日

    単純な野球小説じゃないですね。
    いろいろな事件が折り重なって最後の結末になるんですね。
    一つで2度楽しめる感じです。
    野球ファンもミステリーファンも満足出来ると自分は思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月16日

    球界消滅という作品で出逢って以来、野球題材の作品がお気に入り。
    今作はピッチングコーチが主役。
    主張の強いプロの投手陣のコントロール、監督との意見の相違、同僚コーチとの確執、マスコミの取材対応などなど、我々には日常的に伝わって来ないハードな仕事の一面を興味深く読ませてもらいました。殺人事件や犯人探し...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月29日

    ストーリもプロットも今一つだし、人格に問題ある主人公の言動には違和感も多々あるが、何といってもピッチャーという一筋縄ではいかない天邪鬼の典型のような人種が非常によく描かれている。そこだけで評価:4にした。複数のピッチャーに取材したとしてもここまで描けるのは相当なもの。筆者の描写力は流石だ。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月20日

    舞台は架空のプロ球界。しかも優勝争いの真っ只中で事件が起こる。
    主人公の投手コーチは尊敬する元同僚の死に関係者として巻き込まれる。
    というのが前半までのあらすじ。
    後半は前半で起こった出来事の伏線の回収で話は進んでいくけど、まさかまさかの展開に、驚くというよりも、少ししらけてしまったかな。

    0

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