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Posted by ブクログ
大リーグで大活躍する韓国系アメリカ人が、実は過去に犯罪を犯した日本人ではないかという疑惑を持つジャーナリストやカメラマンたち。彼の疑惑を解明しようと近づくものたちは、なぜか次々と姿を消す。そのうちの1人に説得された彼の最終判断は、シーズン終了後に全てを明らかにするというものだったが、、、。とても良くできたストーリーでテンポもよく、状況がどんどん進展するが読み手として混乱することもなく、一気に読める(楽しめる)一冊。物語の底流には、虐げられた者が終生忘れない強い感情と意思がある。登場人物のほとんどが偽善的で自己の利益を第一に考える人間ばかりだが、「会社のため」「家族のため」「恋人のため」の行動でもあり、なんだか否定しきれないところがあって考えさせられる。随所に野球経験者でないとわからないマニアックな解説があり、経験者はこの点でも楽しめる。
Posted by ブクログ
野球が好き&ミステリーが好きな人は
かなり読んでて楽しいミステリーだと思う。
メジャーリーグで活躍する東洋人本塁打王の
隠された秘密を追う人物ミステリーで
光と影の2つの人物像の描き方は
東野圭吾『白夜行』を彷彿とさせる。
成功を収める人物の隠された過去を地道に追いかける
というプロットは、松本清張や『飢餓海峡』など
リアリズム・社会派ミステリーによく見られたもので
新聞記者である著者の良さを引き出している。
ただ、物語のかなり序盤で正体自体が判明し、
序盤から中盤にかけては、過去をちょっとずつ
暴いていく流れで新展開が少なく、
ちょっと中だるみを起こしているところが気になった。
NUMBERあたりに掲載されているノンフィクション記事を
いくつも積み重ねたような書き方になってしまっていて
物語・ミステリーとして弱さ・物足りなさがあり
物語の起伏として、もう少しひねりが欲しかった。
時折挟まれる野球ネタ・メジャーリーグネタは
さすが本職といえる内容で、
狙い球の絞り方・ヤマの張り方などは
野球ファンなら読んでいて楽しくなる部分だと思う。
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