李琴峰のレビュー一覧

  • 五つ数えれば三日月が

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    大学を卒業すると、それぞれとんでもなく違う人生を歩むことになる。あの頃の私たちはそれを想像できない。
    ステージが進むごとに、自分が自分で無くなっていく。
    大勢の仲間の輪に入って、違和感を与えない様に、小さく笑いながら頷く…この作家さんの文章はいつもそんな感覚を思い出させる。
    その中で、美しく物語の中心にある料理たち。誰にでも平等に、メニューを選んで好きなものを食べて味わい、評価する自由があることが救いだと思った。
    いつか羊肉泡莫を食べてみたい。

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    2022年01月02日
  • 五つ数えれば三日月が

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    台湾にルーツを持つ女性と、台湾に嫁いだ日本人女性のお話がメイン。会話よりも情景描写が豊かな小説で、所々漢文が出てくるのが今までにない小説だと感じました。自分が何者なのかわからなくなり、溶けていくような感覚と焦燥感を覚えるお話でした。

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    2021年09月18日
  • ポラリスが降り注ぐ夜

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    連作短編集7編
    夏子の新宿2丁目のレズのお店「ポラリス」にやってくる傷ついたマイノリティ.性に関わる生きづらさがいろいろな形で現れ,哀しい結果になったり癒されたりする.この本で性差に関するあり方の多様性を知った.偏見に負けないでほしい.

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    2020年09月02日
  • 五つ数えれば三日月が

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    国籍、言語、文化、性別…他人と自分は絶対にイコールになることはないのに、愛する人と繋がりたくて、私たちは数多の違いを、窒息しそうになりながら、乗り越えようとする。愛なんて実体がないものなのだから、空虚で、嘘っぽくて、何の意味も持たないのかもしれない。でもいつだって、自分を一番突き動かすのは、やっぱり愛なんだ。

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    2019年11月17日