木村裕美のレビュー一覧

  • 天使のゲーム(下)

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    ネタバレ

    中盤から終盤にかけてどんどん周囲の人が亡くなっていき不気味さが増す。マルティンはただのヒョロヒョロの物書きのはずが、どうして刑事相手にやり合えるのか謎。
    終盤コレッリの影が出てこず、コレッリはどうした!?と突っ込まずにはいられなかった。

    クリスティーナはただただ悲劇としか言いようがないし、結局ディエゴ・マルラスカの存在もイマイチはっきりしない。
    読ませる割に腹落ち感がなく、後味がよくない。

    一体コレッリは何者だったのか。
    時空を超える、永遠の魂など本当にあるのか。
    ミステリーを超えたファンタジーのような物語だった。

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    2024年05月03日
  • 天使のゲーム(上)

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    風の影に続くサフォン本第二弾。
    今度の主人公は小説家マルティン。相変わらずぐいぐい読ませる本で、イサベッラとのやり取りも絶妙だ。続きが気になり一気に下巻へ。

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    2024年05月03日
  • 天使のゲーム(下)

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    ネタバレ

    そうかー、そう来るのかー
    それはでも無茶やわー
    四部作の二作目で急にそれは無茶やわー
    むしろどう収束させるのか気になって早く次読みたいわー

    ということで、一応このパターンもあるかなという予想の範疇ではありましたが、やっぱり無茶してきよる

    同じ世界なのに世界観変えて来やがったのよ
    しかも(繰り返しになるけど)四部作の途中なのよ

    まぁ誰も読んでないだろうからぶっちゃけちゃうけど、前作では一見ファンタジーに思えたことが実は裏であーなっててこーなってて最後にそれが明かされてうわーだったのよ
    でも今作はファンタジーに思えたことがそのまんまファンタジーっていう

    うそ〜ん

    だって共通する登場人物と

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    2024年04月01日
  • 天使のゲーム(下)

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    ネタバレ

     あれっ?幻想的なミステリーだと思ってたのに、ミステリーみたいな幻想小説だったの?
     最後は流血がいっぱいで色んな人が死んでしまってグロテスクなのだけれど、結局のところ何の犯人を探していたのか、何が一番の問題だったのか分からないまま、私の頭の中はとっ散らかっております。
     結局、上巻で「忘れられた本の墓場」へ行ったときから時空を超えた“天使”の罠に捕まったということなのかな?この小説の主人公は小説家なので、作者のカルロス・ルイス・サフォン自身が主人公でもあり、天使でもあったのかもね。
     でも、私は実は伏線はこの小説の外にあるのではないかと期待している。
    それは主人公ダビッドが子供の頃にセンペー

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    2023年03月14日
  • 天使のゲーム(上)

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    20世紀初めのバルセロナの描写が素晴らしい。現存する通りや街の当時の様子を思い浮かべながら、ミステリーは進んでいく。欧州、歴史好きの自分には休日の読書として最適の一冊だ。

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    2023年01月17日
  • 祖国 (上)

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    近所で仲の良かった家族二組。片方から息子がテロ組織に加入し、もう片方の父親がテロ組織に殺されてしまった(はっきり説明されないが、会社経営なので金銭の要求はされていた)舞台はバスク地方(スペインとフランスにまたがる)二番目の夫婦の会話。妻「あの子はバスクのために働いてるのになぜ悪く言われるのよ」旦那「お前何言ってるんだ。チャト(殺された人)とは顔なじみだろう。それを息子が殺したかもしれないんだぞ」アイデンティティの表明より大事なものはあるのさ、ババー。なんかスペイン人って閉鎖的。自分らは侵略行為しといて。

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    2021年12月01日
  • 天使のゲーム(上)

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    まず前作『風の影』のあらすじを覚えていない。魅力のある小説だった気はするのだが、なんかこうスッと入ってこなかった。本作もやっぱりそれに近いかな。

    ちなみに『風の影』の断片的な記憶はこんな感じ。特に後半戦を覚えていない。
    ・本の墓場みたいなところ。冒頭チラリとしか出てこない
    ・ナゾの作者が書いた本が出てくる
    ・ナゾの男につけられる
    ・友だちと血入りのソーセージを食べるシーン
    ・彼女と空き家でイチャイチャする

    作中での時間経過の感覚とか、他人の書いた原稿を裏で書き直してしまう場面とか、ヒロイン(ではないのか。クリスティーナの方ね)の振る舞いとか、いろいろ微妙に納得しづらい。

    夢と現がないまぜ

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    2018年11月05日
  • 天使のゲーム(下)

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    ネタバレ

    下巻は、上巻よりもっと話が入り組んで、ややこしくなってきた。
    細切れに読んでいると訳が分からなくなってくる。
    本にまつわる話というのは全編を通してのテーマなのだけれど、ミステリーに加えて、最後は謎の依頼人との対決、刑事との闘いとハードボイルドの要素も出てきた。
    それも暗い、陰湿なイメージのバルセロナを舞台に繰り広げられる。
    何人もの人が死んでいく、というのもちょっと気が滅入った。

    0
    2016年06月19日
  • 天国の囚人

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    うーん。風の影はすごく面白かったのだけど、トーンダウンしてしまった感が否めない。もう一度読み返してみた方がいいかしら?
    まだ続きがあるようなので次回作に期待します。

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    2015年01月01日
  • 天使のゲーム(下)

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    ”本の墓場”シリーズ第2弾。
    本の墓場とは今回は関わりが薄く、さらっと出てくるだけで、別の話となっている。
    小説家が莫大な報酬で執筆を依頼され、仕事を進めるのだが、疑問をもち、謎を追いかけ解いていこうとする話。
    ほとんど眠らず、食べず、書くことに憑かれた様子が書かれているところが伝わってくるものがあった。
    ストーリーの内容に関しては少々わからないような腑に落ちないような部分があり、前作「風の影」のほうがおもしろかった。
    第3弾、4弾に期待する。

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    2013年05月14日
  • 天使のゲーム(上)

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    ”本の墓場”シリーズ第2弾。
    本の墓場とは今回は関わりが薄く、さらっと出てくるだけで、別の話となっている。
    小説家が莫大な報酬で執筆を依頼され、仕事を進めるのだが、疑問をもち、謎を追いかけ解いていこうとする話。
    ほとんど眠らず、食べず、書くことに憑かれた様子が書かれているところが伝わってくるものがあった。
    ストーリーの内容に関しては少々わからないような腑に落ちないような部分があり、前作「風の影」のほうがおもしろかった。
    第3弾、4弾に期待する。

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    2013年05月14日
  • 天使のゲーム(下)

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    ネタバレ

    Shadow of the wind の続編ということで,待ち遠しかった本.英語で読んでしまおうかとも思ったくらい.でも翻訳を待ってよかったかも.謎の編集者コレッリとの宗教に関する議論のところはたぶん英語だとまったくわからなかっただろう.日本語でもあんまり読みたくないところ.

    さて,物語にぐいぐい引っ張られて,二冊本を私にしてはかなり速く読み終えた.下巻の残り三分の一くらいから,急に幻想小説というのか,現実が溶けていくような感覚になるところが,私の好みではなかった.4部作の第二作ということで,新しいのがでたらまた読んでしまうかな.できれば,記憶が薄れないうちにでて欲しい.

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    2013年04月28日
  • 天使のゲーム(上)

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    風の影と一部繋がる感じで物語が進んで行く。
    本をキーワードに繰り広げられる世界。
    「書く事」により自分が救われ、「書く事」により未知の世界へ
    引きづり込まれる。
    誰も寄り付かない塔に住んだことが、偶然なのか必然なのか。

    下巻の展開にも期待。

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    2013年03月18日
  • 天使のゲーム(下)

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    バルセロナ、作中にガウディの建築が出てきます。当時のあんな薄暗い雰囲気の中だと、さぞおどろおどろしく奇怪に感じがしたのだろうな。

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    2013年02月27日
  • 天使のゲーム(下)

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    ネタバレ

    「寓話」を作ろうとして逃げ、自身が誰にも読まれない「寓話」になった男の話…かな?
    途中主人公と同じように何が真実かわからなくなり翻弄される。
    解説読むまで正体わかってなかったよ…。とほほ。
    「風の影」には及ばないものの作品の雰囲気は相変わらず好き。

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    2012年12月18日
  • 天使のゲーム(上)

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    ネタバレ

    「忘れられた本の墓場」シリーズ待望の第二弾。
    サフォンの文章はなんて素敵なんだろう。
    そして街の情景描写はバルセロナの虜になる。
    まだ物語は半分だけれど、主人公を取り巻く編集長、古書店主がいい。あの場所も健在。

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    2012年12月18日
  • 天使のゲーム(下)

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    なんというのか、ミステリにファンタジーにホラーにあまりにいろいろ入り混じってしまい、自分のなかでどうカテゴリわけしたらいいのか苦しむ作品。私の中で消化できないので★三つ。

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    2012年10月01日
  • 天使のゲーム(上)

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    前作より暗いタッチで始まる。主人公の生き方は報われるのか....。ヨーロッパの歴史が絡むのでちょっと読みづらい。

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    2012年10月01日