カルロス・ルイス・サフォンの作品一覧

「カルロス・ルイス・サフォン」の「天使のゲーム」「天国の囚人」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 天国の囚人
    4.2
    1巻1,221円 (税込)
    1957年、バルセロナ。父の書店で働く青年ダニエルは、結婚間近の親友フェルミンの様子がおかしい事に気づく。彼宛に不可解なメッセージを残す謎の男の来店もあり、友人を問い詰めると、フェルミンは自らの過去を語り始めた…。彼は1939年、フランコ政権の動乱時に監獄に収容された。そこで出会った作家マルティンはフェルミンに脱獄をすすめ、計画を立てる。戸惑うフェルミンにマルティンが出した、その手助けの条件とは……? 『風の影』『天使のゲーム』につづく、世界的ベストセラー「忘れられた本の墓場」シリーズ第3弾!
  • 天使のゲーム(上)
    4.0
    1~2巻1,221~1,320円 (税込)
    魂を売った作家を翻弄する数奇で哀しい運命――1917年、バルセロナ。17歳のダビッドは、雑用係を務めていた新聞社から、短篇を書くチャンスを与えられた。1年後、独立したダビッドは、旧市街の“塔の館”に移り住み、執筆活動を続ける。ある日、謎の編集人から、1年間彼のために執筆するかわりに、高額の報酬と“望むもの”を与えるというオファーを受けるが……。世界的ベストセラー『風の影』に続いて“忘れられた本の墓場”が登場する第2弾!
  • マリーナ バルセロナの亡霊たち
    3.3
    1巻1,012円 (税込)
    ある日の放課後。寄宿学校に通う15歳のオスカルは、荒廃した城館に迷い込み、そこに住む少女マリーナと親しくなった。彼女に導かれ人知れぬ墓地を訪れると、黒い蝶が彫られた墓碑に赤いバラを添える貴婦人の姿が。好奇心で後を追うオスカルとマリーナ。しかしその先には霧の都バルセロナの覗いてはならない秘密が隠されていた――。物語の魔術師とも呼ばれるスペインの巨匠、カルロス・ルイス・サフォンが描く幻想と怪奇に満ちた幻の初期作。後に続く「忘れられた本の墓場」シリーズ四部作の原点!

ユーザーレビュー

  • 天使のゲーム(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まさに傑作という言葉が相応しい作品。
    前作の「風の影」以上に様々な事柄が複雑に絡み合い繋がっていく作風は見事だった。
    途中、人名が混ぜこぜになってしまって混乱したので間を空けずに読むことが大事だと思った。
    最後に、「風の影」の主人公であるダニエルの誕生の話が出てきたところで感動と驚きがあった。
    ダニエルのあの性格は母親譲りなんだろうなぁと思えて幸せな気持ちになった。
    著者、訳者、ともにあっぱれです。

    0
    2025年07月25日
  • 天使のゲーム(上)

    Posted by ブクログ

     不遇のただ中にいた若き作家は謎めいた編集者の存在によって、自身の人生を変えていく。しかしその編集者との契約は、必ずしも素晴らしいものとは言い切れず……、ということで、〈忘れられた本の墓場〉シリーズの二作目です。忘れられた本の墓場の幻想的なイメージは、新たな視点から語られることで、さらなる奥行きが出てきていて、とても魅力的です。

     時代は『風の影』から遡って、1910年代~1920年代が作品の舞台になっています。『風の影』の前日譚的な色合いも強い作品的で、結末にいたって、「そうか、こういうふうにダニエル(前回の主人公)は」と物語から物語へとバトンの渡されていく一方で、ダビッドの物語はまだ終わ

    0
    2025年05月25日
  • 天国の囚人

    Posted by ブクログ

    名探偵ヒマキュール・ポメロ登場!(ババーン)

    謎解きの時間です

    ほほう、『風の影』四部作の三作目ですか…ズバリ!本当は三部作だったんじゃないですか?
    でも、明らかに二作目の『天使のゲーム』がそうでもなかったんで、一作目で大人気だったダニエル&フェルミンを主人公に戻して最終作を前に急遽一冊ねじ込んて人気を取り戻したかった!
    違いますか?!


    うん、ぜんぜん違ーう!w(名探偵退場)

    いやいやいや、なんか色々明かされた!
    そうだったんか!っていう
    一作目と二作目の謎が明かされあっちとこっちが繫がっていやそういうことなら話変わってくるやん!
    そういうことなら『天使のゲーム』★3じゃないやん!

    0
    2024年04月19日
  • 天使のゲーム(上)

    Posted by ブクログ

    前作『風の影』の焼き直しのようなストーリー展開なんだけど、なんだかすごく引き込まれる

    キャラクターがすごく生き生きしてるんよね

    そして魔法のような、ファンタジーのような出来事が起きるんだけど、ちゃんと現実の理由が紐解かれていく下巻にわかるんでしょう
    前作と同じ展開ですきっと
    まぁ読めてるのに面白い

    不思議な世界線

    裏をかいてくる可能性も考慮しつつ下巻や!

    0
    2024年03月31日
  • 天国の囚人

    Posted by ブクログ

     フェルミンの過去、内戦直後を背景として、前作の『天使のゲーム』における主人公ダビッド・マルティンも深く絡むお話。
     フェルミンの過去は想像以上に重たいだろうなと思い、第四作の『精霊たちの迷宮』の後に読んだ。感想としては、順番に読めば良かったと思った。たしかに、著者としては、どこから読み始めても大丈夫なようにしているようだし、実際ドラマみたく順番に見ないと分からなくなるということはない。でも、順番に見て行った方が後々の作品へののめり込み度合いが違ってくる。たとえば、『精霊たちの迷宮』に出てくるマウリシオ・バルスも、『天国の囚人』を読んでからの方が「こいつ…!」って感じで感情移入しながら読める。

    0
    2022年12月22日

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