鈴木董のレビュー一覧

  • 歴史とはなにか

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    歴史とはなにか。

    単純な問いに見えるが、1番難しい問い。

    それを世界史という観点から読み解いていこうという、対談形式の本。

    スケールがでかい。

    一回では理解がおいつかなかった。

    何回も読んで、自分のものにしたい。

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    2022年01月22日
  • 歴史とはなにか

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    面白かった歴史の解説書の著者二人の対談とのことなので期待したが、自分の基礎知識が足りず楽しみきれなかったのが残念。歴史にある程度慣れ親しんでいる人向き。

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    2021年09月25日
  • 食はイスタンブルにあり 君府名物考

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     ヨーロッパとアジアの接点でもあり、キリスト教世界とイスラム教世界の交点でもある「君府(くんぷ)(イスタンブル、コンスタンティノポリス、ビザンティオン)」のトプカプ宮殿給食施設の会計簿等を中心に、紀元15世紀(日本では応仁の乱の頃)のスルタンやイェニチェリ(君主直属の奴隷軍人の歩兵)の食事などを紹介している。
     トルコの市場で生の食材を見た人なら、本書を読みながら食材を思い描きながらワクワクして読めるに違いない。物や文化の交流点、是非行ってみたい。 

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    2021年03月31日
  • オスマン帝国の解体 文化世界と国民国家

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     イスラム教を母体とするオスマン帝国について学ぼうと手に取った。
     著者によると、オスマン帝国時代、いわゆるイスラム世界は、他宗教を排他的に扱うのではなく、他宗教に課税等の義務を課しながら共存する社会を構築していたという。本著ではイスラム教の融和的な側面に焦点が当てられている。
     人間というのは、宗教や民族、肌の色、言語、出自地域などで括ることができる何らかのまとまりに固執し、かつ政治の多数派になることにより、生活の安定若しくは優位性を確保しようとする。そして結局は多数派と少数派の間で諍いが生ずる。これは科学がいくら進歩しようと人類の根っこの部分に残る抗えない性なんだろうか。

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    2021年03月13日
  • 文字世界で読む文明論 比較人類史七つの視点

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    トピック毎にそれぞれの文字世界の事を紹介するので忙しい印象もあった。目がすべる所があるのは私の素養が足りないだけか。

    第七章の閉鎖空間と内的凝集力・同化力、開放空間と機動力・瞬発力、核、といったワードが興味深かった。

    「多様性の社会というものは、たしかに文化的に異なるバック・グラウンドをもつ人びとが、各々の特色を生かして、イノヴェーションを生み出しうるかもしれない。しかし、そのような社会が内的凝集力を保つことはなかなかに困難であり、統合の維持に要するコストは、少なからぬものがある(p235)」
    「努めるべきは文明の行き過ぎとその不都合な諸結果を防止し、生じたときにはこれに迅速的確に対処する

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    2021年02月24日
  • 文字世界で読む文明論 比較人類史七つの視点

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    -2020/09/11
    新聞記事に引用されていたのでネット購入した。内容は、比較人類史の視点からの文明論。だが、「新書」は素養がなければ読み進められない。辛かった。▶︎惹かれたのは数カ所だった。①グリム童話が恐怖を題材にしているわけ。②日本に明治以前に肉食文化が広まらなかったわけ。③メキシコ原種のチワワが小さいわけ。

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    2020年09月12日
  • 文字世界で読む文明論 比較人類史七つの視点

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    高校の世界史を思い出しながら読んだ。高校で習う以上の知見には乏しいが、知識の再整理と、著者がオスマン帝国の研究者である為、イスラム文字圏にやや突っ込んだ著述が見られる。自分にイスラム理解が乏しい事、日本の学校教育にイスラムへの視点が乏しい事も言えるが。

    世界史の副読本として、高校生にオススメ。

    くまざわ書店阿倍野店にて購入。

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    2020年08月16日
  • 大人のための「世界史」ゼミ

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    世界史本の中で、使用文字によるカテゴライズを軸に置いたテーマで展開される。勉強する、というよりは、読み物として、読み流すに最適な作品だ。ただ、あまりにも文字によるカテゴライズに固執するなど、個性は強い。

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    2020年03月28日