【感想・ネタバレ】大人のための「世界史」ゼミのレビュー

あらすじ

「東大の先生の本だからどうせ難しいんでしょ」と思ってる人も!
世界史を素通りしてきたり、学び直したいと思ってる人も!
ビジネスパーソンにこそ良質の「リベラル・アーツ」を!
「暗記」じゃなくて「考える」ための、ぜんぜん難しくない「世界史」講義がここに登場!!
人類最大最強のイノベーションは「文字」と「組織」?
「古代」のローマと中国、どっちがすごかった?
アレクサンドロスの遠征はホントに「史上空前の大遠征」だった?
モンゴルとアラブの大征服を比べてわかる、本質的な違いとは?
西欧はなぜ「アジア」を文明的に凌駕したのか?
比べると見えてくる、日本が「西洋化」改革に成功した理由・・・etc.
『紀伊國屋じんぶん大賞2019 読者と選ぶ人文書ベスト30』に選ばれた『文字と組織の世界史』の著者が語り下ろした、ユニークな視点で世界史の動きをつかめる1冊

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Posted by ブクログ

「歴史の山川」と自負する出版社だけに、いろんな観点からの歴史書を多く出しているなかで、本書は文字・文明圏のくくりで世界史を紐解いてみせた。大航海時代(15世紀〜)から世界を圧倒してきた西欧文明の勢いに陰りが見えてきた21世紀以降、世界は再び大航海時代以前の五大文明圏が並び立つようになるのではないか、という著者の予測は説得力がある。従来の西洋史観に囚われたままでは見通せない史実があることを教えてくれる。

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2020年06月10日

Posted by ブクログ

「文字世界」という概念で世界をエリア分けし、古代から現代、未来までの世界史を概観する。
世界史の書籍や教科書は、空間によるエリア分けでぶつ切りにしてしまう、単なる地域史の寄せ集めでしかないようなものばかりである。しかしこの本は「文字世界」という区切りにしたことで、時間を経るにつれて空間的にエリアが変動していく。歴史を解釈する上でとても有用な区切り方だと思う。お互いの文字世界の関わり方も節々に解説されているのも良い。

中高生が教科書で世界史を学ぶ前に、まずこの本で概観をつかんでからにすると、飲み込みが早くなるのではないか。「大人の」とあるが、ぜひ中高生にも読んでほしいと思う。

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2020年06月08日

Posted by ブクログ

世界史を大きく5つの文字文明に分けて見る事によって、現代に至るまでの世界の動き方がよく分かった。
新しい視点から世界史を学ぶ事ができ、楽しく読めた。

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2020年01月22日

Posted by ブクログ

世界史本の中で、使用文字によるカテゴライズを軸に置いたテーマで展開される。勉強する、というよりは、読み物として、読み流すに最適な作品だ。ただ、あまりにも文字によるカテゴライズに固執するなど、個性は強い。

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2020年03月28日

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