井上きみどりのレビュー一覧
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購入済み
ポチちゃんの成長が楽しい
超初期の作品も載ってて、絵の違いが面白い。まだ絵柄が定まってない感じはするけど、デッサン狂いは一つもないし、赤ちゃんの顔・体が平面と思えないくらい表現されている。
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購入済み
育児がんばれる
タイトルどおり、自分の子供に対してもずいぶんと辛辣でポチちゃん(筆者の長女)がかわいそうになるけど、よく読めば筆者が育児を懸命にがんばっているのが分かる。
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Posted by ブクログ
借りたもの。
リアルな福島の声。
福島に暮らしていた複数の家族らにスポットを当て、震災とその後の原発事故で一体何があったのか――
情報も乏しく二転三転し、それに翻弄される様を分かりやすく描いている。
原発を安全と信じていた家族、原発を意識せず普通に暮らしていた家族、チェルノブイリを通じて知っていたが豊かな森と共に家を失った家族……様々な家族のケースが紹介されているが、彼らの子供との関わりが報道されなかった(実感を伴わなかった)福島の姿、生活を浮き彫りにする。
放射線量が以前下がらず、安全な場所とそうでない場所が肉眼では判断できない。そこで生活する人々の苦心とに問題が何も解決されていない事がわか -
Posted by ブクログ
『温故知新3.11 #3 コミック③』
ー井上きみどり さん『ふくしまノート3』ー
内容は、全7話+番外編+その他のふくしまノート①〜④。前作からさらに2年、東日本大震災から6年経過し、当時幼かった子どもたちが語り始め、大人はとうに諦めてしまった人、懸命に動き続けている人の姿がありました。
第2巻から2年間というよりは、6年間の取材の積み重ねによる「福島の本音」が詰まっている感じです。
『ふくしまノート』が、紙の本として「次世代に描き残す」という役目を担うのは本作が最後とのことですが、竹書房のサイト『すくパラ倶楽部』のエッセイコーナーで今も連載が続いている! このことに -
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『温故知新3.11 #2 コミック②』
ー井上きみどり さん『ふくしまノート2』ー
第2巻の内容は、全9話+特別授業+番外編。前作から2年、東日本大震災から4年経過し、変わったこと・変わっていないこと、人の思いも含めて本作も丁寧に描かれていました。
前作は、地域住民家族へ多くスポットが当てられ、放射能への不安、避難が一時的なのか否か等、生活基盤も落ち着かず右往左往する様子が多かったですが、さて本作は‥?
続編の本作は、支援する立場の人々の奮闘ぶりと食の問題が多く描かれています。特に沖縄・久米島に施設の買上げ・改修工事をし、福島の子どものための一時保養施設『玖美の里』(一 -
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『温故知新3.11 #1 コミック①』
ー井上きみどり さん『ふくしまノート1』ー
ひまわりめろんさんご指摘の、テーマ選書シリーズ第三弾! 「クジラ」「ラジオ」ときたので、無理矢理しりとりの「オ」です(漢字かよ!)。「オムライス」じゃなくてごめんなさい。ちなみに「ン」で終わるので続きはないかも(信用ならぬ)。
年月が経過するほど、「今更3.11」ではありますが、心のどこかに「されど尚更3.11」という気持ちがあり‥、これまでも、結構多くのノンフィクション、エッセイ、小説などの震災関連書籍を読んできましたが、「終わり」ということはない気がします。今回、少し古い本(コミック中