あらすじ
自らも被災した作者が訪ねた被災地、ボランティア、そして被災者たちの記録マンガ 被災体験 石ノ森萬画館編/赤ちゃん一時避難プロジェクト/日本冒険遊び場づくり協会/被災体験 福島県いわき市編/日本トイレ研究所/学習サポート NPOアスイク/浜のミサンガ 環(三陸に仕事を!プロジェクト)/動物愛護団体 アニマルピース/サンドウィッチマンの7か月/チェルノブイリから学ぶべきこと/危機管理アドバイザーに聞く、女性と防災/宮城県仙台市 井上家の場合
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震災を忘れないためにも
井上きみどりファンとして買って読んだけど、東日本大震災を風化させないためにも読むべきだと思った。すごい人たちが出てくるのではなく、日常が突然失われた方々や、できるところから懸命に取り組む方々を、きみどりさんならではの視点で描いている。
Posted by ブクログ
東日本大震災以後の現地の混乱およびその後の避難・復興やNGOの活躍を漫画化したもの。絵柄が柔らかいのでふと忘れがちですが、多くの方が未曾有の災害をいかに乗り越え、それにどんな人たちが手を差し伸べてきたのかをよく表しています。
センセーショナルに煽ることもなく、前向きに苦難に向き合う姿を淡々と連ねる姿勢は好感がもて、一読をお勧めします。
Posted by ブクログ
マンガぶらぶらから。結構ギャグ寄りの表現もあるんだけど、これが震災の半年後にはもう描かれていたんですね。当時より今の方が関心があるかも、っていうのも情けない話だけど、こうして当時のことに思いを致す機会が持てて良かった。
Posted by ブクログ
東日本大震災を仙台市で体感した、井上きみどりさんの実録マンガ。デフォルメ色の強いイラストなので、妹は賛否両論なんじゃないかと言っていましたが、だからこそ感情移入しすぎることなく読みやすいのだと思います。井上さんだけの体験だけではなく、多方面の方々の活動を描かれているので、地震を体験した人にもしなかった人にも読んで欲しい一冊です。一番印象的だったのは、長野県松本市の市長の放射線のお話。自分がいかに浅はかな考えをしていたのか思い知らされました。
Posted by ブクログ
震災後、自分のできることで被災者の役に立ちたいと行動した人たちの物語を、自身も被災した著者が描くマンガ。
子どもたちの環境をまず考えた人が多く、素晴らしいと思う。まだ口もきけないような幼い子たちが、震災でどれだけのストレスを感じたかがきちんと描かれている。
こういうことが起ると、やはり弱者が一番辛い。
子ども、老人、障害者、持病のある人、家族をなくした人、お金がない人、仕事がない人・・・。
このマンガに描かれた(救われた)人たち以上に、救われなかった人がいただろうと思うと、胸が痛む。
何の取り柄もないものは、寄付するくらいしかできないけど、いざとなったら人のためにできることを日頃から身につけておくべきだなと思った。
しかし、震災や津波自体は仕方なかったとはいえ、原発事故は人災なんだから、責任取るべきところが速やかにとってほしい。