室橋裕和のレビュー一覧

  • カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」

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    まず、「インネパ」って何?ってなると思うが。
    「ネパール人経営のインドカレー屋」を指す。

    そういえば。
    家の近くにも、職場の近くにも、ある。
    そして、何人かは分からないが、本場の人っぽい人がインド映画やインドっぽい音楽を流しながら、カレーやナンをせっせと作っている。

    てっきり、日本の企業の人が母体を作って、本場の人っぽい人を雇っているのかな?と思っていたのだが、この本を読むと、その背景がよく分かり、なかなかショックを受けた。

    てか、あのカレーでさえ、日本人の舌に合わせた、本場とは全然別モノなんだ!
    しかも、ネパールの人は、インドカレーとはそんなに関わりが深いわけではないんだ!

    開店費用やお店の利益のこと。
    親族、一族を呼んできて、コミュニティを広げていっていること。
    でも、二世や子供については、働き方や教育の面で課題も見えていること。

    そして、日本からカナダに移りつつあること。

    ざっくり「移民」「海外から移住する人」をテーマにするのではなく、「インネパ」にぐっとカメラを寄せていることが面白い。
    これ、新書大賞取らなかったんですね。

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    2025年08月09日
  • ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く

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    ネタバレ

     新大久保といえば、コリアンタウンのイメージだが、山手線の西側に行けばベトナム、ネパール、インドなど様々な人種が入り混じる多民族混在の街になる。なんと、新大久保には150もの国の人々が住んでいるらしい。
     多文化が入り混じる新大久保ならではの商売や文化が紹介されていて面白かった。例えばネパール専門の送金会社など。ネパールのどんな小さい地方銀行にも日本で稼いだお金を送金できるそう。確かに自分がネパールの銀行にお金を送ろうと思ってもどうしたらいいかわからない。
     文庫本では、新大久保の今を追った書き下ろしがあり、黎明期に日本に移住した韓国人の高齢化等の問題が取り上げられていた。
     異国の文化が混じり合い、もちろん問題がないわけではないが、ポジティブな側面も多々あると感じた。移民商売人の生命力に当てられてより交流の進んだ開かれた街になっていくことを願う。

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    2025年07月20日
  • ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く

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    新大久保、外国人が増えて混雑しているし、私には印象が良い街ではありません。
    この街がどのように発展していったのか、興味があってこの本を読みました。
    この町で暮らして、実際にそこに住む外国人の人達の姿を近くで見て、そして日本の労働力をこの人達がどう支えているのか。また今後増えていく外国人と日本人はどう共生していくのかなど、興味を持って読み進められました。

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    2025年03月29日
  • ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く

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    筆者の観察がおもしろくてライトな感じで読み進められるルポ。

    コリアンタウン、アジアン食品店、ネパール料理、ベトナムパブ。大久保小学校や24時間やってる保育園。

    10人に1人は外国籍という新宿区。以前、子どもを育てるなら多様性の文化が根付いてる新宿区がいいよ、と言われたことがあったのを思い出した。

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    2024年09月21日
  • 北関東の異界 エスニック国道354号線―絶品メシとリアル日本―

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    最近、友人に教えてもらった西川口のガチ中華って言うのかな?フツーの中華料理店では出会えないようなディープな料理にハマっています。ちょっと想像を超えたメニューとインパクトの強い美味しさ、クセになりそうです。味もそうですが、ほとんど日本語が通じない店員さんや、周りのテーブルで話されている中国語もトリップ感を誘ってくれるのです。そしてなんでこの街にこんなお店が集結している不思議にもくらくら来ます。この本を読みながら、その店のこと思い出しました。北関東に南米から来た人やアジアからの技能実習生が多いことは、なんとなく知っていました。しかし、国道354線ってすごいことになっているのですね。東京にいるだけではわからない現在の日本の実像が354という補助線でCTスキャン映像のように浮かび上がりました。もう一本の線は、バブルから始まる外国人受け入れの政策の歴史のタイムラインです。場当たり的な海外からの労働力確保の施策が結果的に人種のパッチワークをつくっています。今回も外国人技能実習制度が廃止され、育成就労制度が創設されることは、どんな社会へ繋がるのでしょうか?労働力ってまとめられちゃうけど、そこには生きる、話す、繋がるって人間の暮らしを持ち込むことであり、その基本の基本は、食べるってことになると思います。そういう人とのコミュニケーションは、この本に登場する絶品メシを楽しむことから始まるのかもしれませんね。それにしても大好きなパクチーの生産の現場のことなんて考えたこともなかった…食べることは生きること、食べることは繋がること、そんなことを思いました。国道354線、すごいです。

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    2024年03月19日
  • 北関東の異界 エスニック国道354号線―絶品メシとリアル日本―

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    読んでるあいだずっとお腹が空く〜。
    南アジア、ブラジル、東南アジア料理のオンパレード。
    群馬、栃木、茨城を貫く国道354号線を舞台に、異国からやってきた人たちがどのように根を張っていったのか。
    コロナ禍を経て、技能実習生への受け入れがまた始まり、今どうなっているのかなど。
    とにかく初めて知ることばかりだけれど、とにかく読んでると面白い。
    異国の地で逞しく生きる人たちに元気をもらった気がして。

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    2024年03月12日
  • 北関東の異界 エスニック国道354号線―絶品メシとリアル日本―

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    北関東の国道354号線を軸に、日本で暮らす外国人や外国にルーツのある人のリアルな生活の様子を取材した1冊。
    西から東へ向かっていく構成で、それぞれの土地で、そこに住む人たちに話を聞いてゆく。いわゆる「日本人」目線ではない、これまで、あまりスポットが当たってこなかった、その土地ごとの現代の1つの生活誌のよう。きれいごとではない、まさにその土地の現実の一端が取材されていて面白い。

    さまざまなルーツを持つコミュニティが集まっているからこそ、さまざまな料理店を含むお店がたくさんある。旅してみるのも楽しそうな地域だなと思う。それとともに、自分の住む地域も、こういった人たちに目に見えない形で支えられているので、ふだん意識していないところに目を向けていくと周囲の世界が変わってみえるかもしれないなと思いました。

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    2024年02月04日
  • 北関東の異界 エスニック国道354号線―絶品メシとリアル日本―

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    タイトルに興味を惹かれて読み始めました。普段の外国人労働者に関するニュースは日本人側から見た負の面に関する報道が多いが、本書は彼の等身大の姿を描いていることが印象に残った。後ここに出てくる料理はどれも美味しいそうです。

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    2023年06月12日
  • 北関東の異界 エスニック国道354号線―絶品メシとリアル日本―

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    エスニック料理が好きなので、著者トークイベントに西荻窪の旅の本屋のまどで参加して購入。料理のことはほとんど書いてなくて、国道354の近辺、北関東の移民紀行だった。まるで海外を旅した紀行文のようで大変興味深かった。これを読んで実際に古河市のフラップタウンを訪れてみたが、確かに海外に来た気分(緊張した)。なぜ海外から人が集まるようになったか、どんな生活をしているか、日本人との関係は…など大変面白いルポだった。オススメの店も載ってるので折を見てまた訪れたい。

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    2023年04月14日
  • ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く

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    韓国、中国、タイ、ベトナム、ミャンマー、ネパールなどなど、外国人同士が日本語"新大久保語"を使って生活している、大都市・新宿の後背地であり、江戸以来「よそもの」が流入することで歴史を紡いできた土地の過去・現在・未来をルポする。

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    2021年03月28日
  • ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く

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    日本でもっとも外国人が暮らす街は、ある意味日本で最先端を行く街かもしれない。

    近所にありながら今までなんとも思っていなかった、あるいは人が多くて鬱陶しいとさえ思っていた新大久保という街を好きになったように思う。

    多くの外国人が異国の地で、多くの日本人に冷たい態度をとられながらも一生懸命学んで、働いて生きているのだ。
    彼らに優しくしたいと思う。

    知らないもののことは好きになれないし、知ることで好きになることもよくある。
    人であってもそう。
    人見知り、食わず嫌いはいけないということを再度学んだ。

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    2020年09月16日
  • おとなの青春旅行

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    ★3.7(2.95)2018年7月発行。9名による世界15ルートの紹介。特に後半は一部シニア層の一人旅を想定。各人の旅行記だが、要は何を目的に旅をするかということですね。日常の雑踏から離れて、自由気ままに旅をする醍醐味は、実際体験した人でないと分らないかもですね。若いころ、東欧、北欧、東南アジア、中南米、中東、北アフリカを旅した僕にとっては、なんか懐かしくもあり、また、これから旅をしようという気持ちにさせてくれる本ですね。昔と違い、今はネットで様々な情報が得られ、旅の醍醐味も変わってきたかもしれませんね。

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    2019年06月23日
  • カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」

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    インド料理をネパールの人が作る。
    家族を日本に呼んで働く。
    コロナ禍で大きな打撃を受ける。
    ネパールの事情、
    日本で働くカレー料理屋の方々の実情、
    新書だけどいろいろと考えさせられた。
    お腹が空いているときにはおススメしない本だった。

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    2026年05月10日
  • カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」

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    街角の小さなカレー店に入ると、焼きたてのナンとともに異国の気配が立ちのぼる。その看板の多くは、単なる「インド料理」では語れない背景を持つ。ネパールから来た人々が、日本の都市の隙間に根を張り、「インネパ」と呼ばれる独自の食文化圏を築いた歩みを追う。安さや親しみの裏には、出稼ぎ、家族、在留資格、そしてしたたかな適応の物語がある。香辛料の匂いの向こうには、いまの日本社会の受け皿と限界が映し出されている。

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    2026年04月01日
  • カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」

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    似たようなメニューやシステムの店が多い理由は、失敗を恐れて安易に前の店の真似をしているから。コンサルは存在しない。
    インド料理店で働くためのブローカーは存在する。現在は入管が厳しくなったので新規出店は頭打ち。

    同じ頃から増えてた台湾料理の店についての本あるかな。探してみよう。

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    2025年12月06日
  • ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く

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    コリアンタウンから多国籍タウンに移り変わった新大久保の人々と著者の交流が書かれたルポ。
    昨今の移民問題というとマイナスなイメージばかりたが、本書に出てくる外国人たちは友好的で勤勉で向上心のある人たちばかり。移民との共生を考える上で参考になる本。

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    2025年10月15日
  • 北関東の異界 エスニック国道354号線―絶品メシとリアル日本―

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    面白かった。
    アジア料理が食べたくなった。
    今住んでるところは研究所関連の外国人
    が多いので層が違うけど、
    船で働いていた時を思い出した。
    結局、お互いを知ることが何より大事で
    それが当たり前だと思う。

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    2025年02月24日
  • バンコクドリーム 「Gダイアリー」編集部青春記

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    バンコクにこう言った本があったんだなぁと。
    今はネットで調べられそうだけど、足を使って書いた情報は今でも貴重ですよね。

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    2024年12月15日
  • 移住者たちのリアルな声でつくった 海外暮らし最強ナビ アジア編

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    今と状況が変わっている可能性はあるが、エッセイのような雰囲気で面白い。こんな生き方もあるんだな、思い切って移住という道もありだなと少し気持ちが軽くなるかもしれないナビ。

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    2024年10月26日
  • 北関東の異界 エスニック国道354号線―絶品メシとリアル日本―

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    制度や言葉をいろいろ取り繕っても雇用調整しやすい形で外国人労働者を利用している日本。無理解からトラブルも発生するし、待遇の酷さから犯罪に走る外国人もいる。
    ネガティブな面が取り上げられることが多い話題だが、この本では逞しく生きる外国人とそのコミュニティ、日本人との交流、多様な人々の生き様の面白さ、といったポジティブな面も多く取り上げている。
    単によくわからない人たち、として排除するような社会にはなってはいけないと思う。

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    2024年09月16日