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新大久保の路地裏は
異国の路地裏へと繋がっている。
この街で暮らし、隅々まで歩き、
人々と出会うことで
浮かび上がる未来の地図。
———————磯部涼(『ルポ川崎』著者)
◎人口の35%が外国人! この街には日本の近未来がある。
“よそもの”によって作られ、常に変貌し続ける街・新大久保。
そこで実際に暮らすことになった気鋭のノンフィクションライターが活写した、多文化都市1年間の記録。
【内容】
いま、「新大久保」が大きな注目を集めています。日本を代表するコリアンタウンとして、週末ともなれば身動きが取れないほどの人出となっています。ただ、同時に新大久保は「移民」の街、増加し続ける外国人を受け入れる日本有数の国際都市ともなってきました。この数年、新大久保ではベトナム人、ネパール人をはじめとして、東南アジア、インド周辺、中東、中国などさまざまな人が学び、働き、暮らすようになっています。
彼ら新大久保に生きる外国人は、どうしてこの国のこの街にやってきて、日々なにを思い、日本社会をどう捉え、なにを食べて、なにに喜びまた疑問に思っているのか。反対に、新大久保の日本人たちは、増加し続ける外国人をどう受け止めているのか。新大久保は、今後ますます多国籍化が進んでいく日本の、最前線であり、モデルシティであり、未来の姿といえます。
実際に新大久保に暮らすことになった著者が、新大久保の面白さや問題点、外国人たちの素顔や生活などがわかるエピソードを連ねていくことで、「カオスの街、国際都市」と呼ばれる本当の姿を描いていきます。
【内容】
◆はじめに 僕が新大久保に引っ越した理由
◆第1章 単なるコリアンタウンではない、多民族混在の街
◆第2章 外国人コミュニティを支える商売人たち
◆第3章 新大久保には神さまがたくさん
◆第4章 この街に人生を賭ける外国人たち
◆第5章 外国人が暮らすための「インフラ」とはなにか
◆第6章 オールドカマーとニューカマー、ふたつの世代の韓国人たち
◆第7章 はじめて開催された4か国合同の「新大久保フェス」
◆第8章 「よそもの」たちが紡いできた新大久保の歴史
◆第9章 結婚もビジネスもお祈りも音楽も、なにもかもが多国籍でごちゃ混ぜ
◆第10章 外国人との軋轢、日本人住民の葛藤
◆第11章 コロナウイルスは新大久保の姿を変えるのか
◆第12章 この街の未来を担う子供たち
◆終わりに この街はどこへ流れていくのか
Posted by ブクログ 2024年01月27日
以前、友人から、「大久保はクレオール化している」という話を聞いた。彼は大久保で働いていて、トルコ人がネパール人に日本語で仕事を教え、また別の外国人同士がローマ字でやりとりしている…そんな現場を、日常的に目撃しているという…
…?!??!
目の合った本!とても面白かった。行ったことのあるお店も載...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月16日
日本でもっとも外国人が暮らす街は、ある意味日本で最先端を行く街かもしれない。
近所にありながら今までなんとも思っていなかった、あるいは人が多くて鬱陶しいとさえ思っていた新大久保という街を好きになったように思う。
多くの外国人が異国の地で、多くの日本人に冷たい態度をとられながらも一生懸命学んで、働...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月14日
1990年代に東京で6年ほど過ごしたが、新大久保にはあんまり特別な印象を持たなかった。
昨今、「立ちんぼ」が現れたり、コリアン街だったりと、割といろんな話が聞こえてきたりするので、どんな街だったっけと思い読んでみた。
随分いろいろ変わっていたんだと納得。
今度遊びに行ってみようかとと思った。
新大久...続きを読む
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