室橋裕和のレビュー一覧
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日本中に溢れていて、都心だと駅に一つ以上はあるインドカレー店。ふっくらしたナンと甘いバターチキン。ところがインドに行って現地のレストランに行けば、そんなメニューには出会えません。しかも働いているのはなぜかネパール人。なぜそんなことになったのか、長年の疑問がこの本を読んで晴れました。
初期ににインド料理屋を始めたインド人が豪華な宮廷料理であるムグライ料理とタンドールを導入。それを後進の人が完全コピーを続けた。GDPの30%が出稼ぎというネパール人がインドのレストランで働いていて、そこから日本行きを誘われていった。ネパール人の中からビザ取得などのブローカー業を始める人が出てきて、地元から人を呼び -
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とてもおもしろかったです。
近所の3軒のインドカレー屋も、うち1軒はガパオライスやカオマンガイなどの東南アジア料理も出すようになった。別の1軒はもつ鍋を提供するようになった。残りのもう1軒もナンのおかわりが焼きたてじゃなくなった。ちょっと前まではハーフサイズナンをお願いすると半量の生地をいちから焼いてくれたのに、今は半分に切られたナンが提供される。
食文化に対するこだわりより、お客の需要が優先なのだ。(P152
あらゆるコストが高くなってる時代に無理なのかもしれないけど、おざなりなインネパでなく、純粋においしいインネパのインドカレーが食べたいと思うのは欲張りなことなのかな?と考えます。 -
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カレーを食べ歩いているが、大きく分けると
・老舗系(独自の味を構築した店、ボンディとかデリーとか)
・インネパ系(ナン+カレー)
・日本人がつくるスパイスカレー
にわかれる。
で、インネパ系は胃がもたれるし、ナシゴレンやフォーまであったりして、個性がなく、意味不明に思えて、ほぼ行かなくなった。なんでこんなふうになってしまったのだろう?と疑問を持っていたが、この本が答えをくれました!
。。。
まとめる
初期。インド人が日本で飲食店を出すにあたって、ムガール帝国の王朝料理を選んだ。だからリッチな材料で普段食べないものが多い。
カーストの縛りのないネパール人が働き手として都合が良く、インド料 -
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街中でよく見かける「インド料理屋」
どこに行っても店構えやメニュー(ナンとカレーとタンドリーチキン、サラダにオレンジのドレッシング)、なぜかネパールの方が切り盛りしている点など、何かと似通っているので、絶対に何かウラがあると思っているところに本書を見かけたので思わず購入
てっきり、ウラで取りまとめている大きな組織があるとばかり思っていましたが、そんなものはない、といきなり書かれていてびっくりしました
どこも似通っているお店の形態に至った経緯には、日本の時代背景とネパールの出稼ぎ文化が関わっているお話、パイオニアはインド人で、元々は日本では高級志向だったこと、それがいつしか大衆化して、ネパ -
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ネタバレ新大久保といえば、コリアンタウンのイメージだが、山手線の西側に行けばベトナム、ネパール、インドなど様々な人種が入り混じる多民族混在の街になる。なんと、新大久保には150もの国の人々が住んでいるらしい。
多文化が入り混じる新大久保ならではの商売や文化が紹介されていて面白かった。例えばネパール専門の送金会社など。ネパールのどんな小さい地方銀行にも日本で稼いだお金を送金できるそう。確かに自分がネパールの銀行にお金を送ろうと思ってもどうしたらいいかわからない。
文庫本では、新大久保の今を追った書き下ろしがあり、黎明期に日本に移住した韓国人の高齢化等の問題が取り上げられていた。
異国の文化が混じ