イタロ・カルヴィーノのレビュー一覧

  • 見えない都市

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    マルコ・ポーロがフビライ・ハンに様々な都市の情景を語って聞かすのが大筋なのだけれど、街のアイデアが多彩で飽きない。実際にありそうな街から、完全にファンタジーな街まで。ちょっと現代都市への皮肉も感じつつも、純なファンタジーとして読めた。
    ショールームのように次々と展開されていく街並みは、どこか一つでも住みたいところがあるはず。

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    2013年12月13日
  • 見えない都市

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    おもしろいです。
    いい具合に情報を与えてから突き放してくれるので、文章からいろいろと想像して楽しむのが好きな人向けだと思います。

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    2012年10月11日
  • なぜ古典を読むのか

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    カルヴィーノはイタリアきっての知識人。彼の前には偉大なイタリア文学者、作家がいて、彼はそれを担わなければ行けないと自覚していたのか必然とそうなったのか、彼は特異の冷静さを持って文学に向かっているような気がする。その冷静さが、レビューという形でも現れているがしかし、私が知りたいのはあなたのことなのだ。他人について語りながら自分について語るような狡猾さが欲しい。紹介など、二の次だ。

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    2012年09月23日
  • 見えない都市

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    「東方見聞録」をベースにした幻想小説。元の皇帝フビライにマルコ・ポーロが世界の都市の有様を語るという体裁で、フビライとマルコ・ポーロの対話をはさみつつ様々な都市が描写される。マルコ・ポーロが語る都市の姿は、実在する都市であり、記憶の中の都市であり、かつて過去に存在した都市であり、やがて未来に存在するであろう都市。あるいは、ひとつの都市の姿ではなく多くの都市の姿から帰納された都市であるかもしれないし、ある概念に基づいた演繹された都市、ある都市が別の都市へと反映された姿かもしれない。またマルコ・ポーロが語りフビライが聞くのであるが、その語りは常に一方向ではなくフビライからマルコ・ポーロへの働きかけ

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    2012年07月22日
  • 見えない都市

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    戯れの中に秩序が芽生えている。

    マルコ・ポーロの見聞録として構成された
    この都市カタログは奇形児ばかり集められたような印象ではある。
    けれども、過剰も欠落もそこにはない。
    ありのままの都市が確かにある。

    水道管だけで成り立つ都市にしろ、
    郊外しかない都市にしろ、
    旅立つことしかできない都市にしろ、
    それらの描写は緻密だが、その合間には空虚しかない。
    語られたものがすべてで、都市は外側に屹立する。

    見えない都市であるのは、彼らが目を閉じているからだ。
    目を閉じ、身をおいているのだ、言葉の都市に。

    目を開けば、この日常こそが
    過剰と欠落の充溢であることが感じられるよう。

    もちろん、都市カ

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    2012年07月03日
  • マルコヴァルドさんの四季

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    かなり昔に読んで、児童書にしては暗い本だと思っていたが、今再び読み返すと、その暗い部分の意味がよく分かるだけになおさらやりきれない気持ちになる。文学的にはもっと高い評価をしてもいいと思うが、一筋の希望も見えない話は、やはり面白いとは言い難いので星は3つにしておく。もう少しユーモアのある風刺なら救われるのに…。しかし、カルヴィーノは大好き。

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    2012年05月30日
  • なぜ古典を読むのか

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    カルヴィーノと須賀敦子の組み合わせはいい感じ。
    訳者自身が後書に書いたように、これらの文章を遺してくれたお二人に心から感謝する。

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    2012年05月29日
  • 見えない都市

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    ネタバレ

    たくさん出てくる幻想都市の記述が抽象的すぎて、どうもピンとこなかった。けど、都市は頭の中にあるモノであるという発想が新鮮。
    話し手のマルコ・ポーロに興味が湧いた。

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    2012年05月04日
  • マルコヴァルドさんの四季

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    子だくさんで、半地階に住み、会社と家との往復で生活に疲れきっているようなマルコヴァルドさん。そんなくたびれた中年男にも自然の四季折々はいくばくかの潤いをもたらしてくれる。真面目な気持ちで読んでいると、ずっこけてしまう。それはないだろうというオチが待っている。しかし・・・これって子どもの読む本かなぁ、首を傾げたくなる。大人の私にはそこそこ楽しめるけれど。

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    2011年09月26日
  • 見えない都市

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    マルコ・ポーロがフビライにさまざまな都市の話をするだけの物語。

    構成は幾何学的ともいえる凝り方をしている。基本的には、語り手マルコ・ポーロが話す物語の断片の組み合わせ。
    内容は幻想小説という形式に仮託した都市論。
    幻想小説ゆえに、空気の代わりに土がある都市や、破壊を遠ざけるために建設が続く都市など、不可思議な様相を呈した都市と出会うことができる。

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    2011年07月26日
  • 見えない都市

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    フビライ・ハンとマルコ・ポーロの見聞録。
    未知のものが語り伝えられていくところに興味を持ちました。

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    2009年10月04日